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DV(ドメスティックバイオレンス)事例及び解説

9/20日(水)のテレビ東京「朝は楽しく!」では、「夫の暴力」と「子供の暴力」の2つの再現ドラマを取り上げ解説させていただきました。
先ず、「夫の暴力」=ドメスティックバイオレンス(DV)を取り上げたいと思います。
このケースは、課長昇進後にストレス状態となった夫がだんだん暴力を振るうようになっていった事例です。




DV再現ドラマ(テレビ東京)

 
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DV事例解説(2):ストレス発散のための代償行為としての暴力

【DV(ドメスティックバイオレンス)事例解説】目次へ

この事例は極めてわかりやすい事例です。ストレスのメカニズムさえ知っていれば、このような破綻は避けられたかもしれません。


★ストレスとは、どういう常態か?------------------------

片手で持てるくらいのゴムまりを思い浮かべてください。

そのゴムまりを指で押すとへっこみますね。このように、外から負荷がかかって歪むことをストレスがかかった状態と言います。外からかかっている外圧の原因をストレッサーといいます。このゴムまりのストレッサーは“指”ですね。

このとき、ゴムまりの内部は内圧が高まっています。同様に、ストレスがかかっている人の内部では、緊張状態が高まっているわけです。

この緊張状態を解くためには、指を離すこと。それで、ゴムまりは弾力と柔軟性を取り戻します。
同様に、人の緊張状態を解くためには、ストレッサーから離れること、あるいはストレス源を無くすことです。



 
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DV事例解説(3):夫が、ある日突然キレた理由

【DV(ドメスティックバイオレンス)事例解説】目次へ

さて、ストレスを発散するためにやったとはいえ、いきなりこのキレ方は激しいように思えます。なぜ、こんなに激しくなるのかを「心のコップ」のメカニズムでお話しましょう。


心の中に気持ちが湧いてくるコップがあるとします(図)。
心のコップのメカニズム

 
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DV事例解説(4):なぜ、なんでもない一言でキレたのか

【DV(ドメスティックバイオレンス)事例解説】目次へ

『DV事例解説(3):夫が、ある日突然キレた理由』の続きです。随分たってしまいました。すみません。


それにしても、なぜ夫は、「飲み過ぎなんじゃない」というなんでもない一言でキレてしまったのでしょう。心に余裕があれば「あぁ、ちょっとね」ですむ何でもない会話です。

それは、外に原因があるのではなく、夫の心の中に原因があります。
恐らく、「下からは突き上げられるし、上からは押さえ込まれるし…」と愚痴を言っていた夫は、自負心がどんどん下がってディスカウント状態にあったと思います。

ディスカウントセールでおなじみの「ディスカウント」とは「価値を値引く」ということ。つまり、自分の価値がどんどん下がっていった。簡単に言えば、とっても傷ついていたのです。

 
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DV事例解説(5):キレるとどうなるか

【DV(ドメスティックバイオレンス)事例解説】目次へ

キレたときは、感情が爆発的に溢れてきますから、自分でもコントロールがききません。
事件を起こした子供にその時のことを聞くと、「キレたときのことを覚えていない」とか「頭が真っ白になった」と言っていますよね。
感情の津波に巻き込まれて押し流されているわけです。ブレーキをかけるどころではありませんから、こういうときに事件が起こるのです。

この「やさしそうなのにねぇ」と言われていた夫も、妻を殴り、娘の髪をつかんで、行動にブレーキがかかりませんでした。


 
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DV事例解説(6):反省するにもかかわらず暴力が習慣化する理由

【DV(ドメスティックバイオレンス)事例解説】目次へ

初めて暴力を振るった後、夫は反省します。
しかし、普段から上司や部下に対して言いたかった言葉を、ため込んでいた気持ちとともに吐き出したときのスッキリした気持ちを体は覚えています。

すると、理性では家族に当たり散らすことがよくないことはわかっているのですが、会社におけるストレス状況が変わるわけではありませんから、ストレスは日々たまっていきます。すると、そのストレスのはけ口を求めて一度覚えたストレス発散法にしがみついてしまうわけです。

 
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DV事例解説(7):夫の暴力がエスカレートしていった理由

【DV(ドメスティックバイオレンス)事例解説】目次へ

では、習慣化するだけではなく、なぜだんだん激しくなっていったのでしょう。

これは、気持ちというものの本質を理解するとわかってきます。
以前、「気持ちを大事にする仕方」の中で、『一つ一つの気持ちが、それぞれ“自分”』だと書きました。だから、『気持ちを受け止めてくれる相手がいて、ようやく気持ちは心のコップから出て行きます』と書きました。

夫が初めてキレた日、実は妻と娘は必死に受け止めたのです。
そういう受け止め手がいたから、夫はスッキリしたのでした。

 
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DV事例解説(8):自分の中の親と向き合え!

【DV(ドメスティックバイオレンス)事例解説】目次へ

『そっかあ……DVで治療すべきは暴力を振るう方なんですね。
というか、一家でカウンセリング受けた方がいいのでしょうね』
昨日いただいたある方からのコメント。

その通り。

「俺は、毎日会社のストレスでいろんな気持ちをため込み、つらい思いをしながら家族のために働いているんだ。だから、俺の気持ちを受け止めてくれよ。」
と、素直に話せるように「夫が自分を変える」ことをしなければなりません。


でも、『なぜ、翻訳したとおりの言葉で言えないのでしょうか?』と問うmanhoodさんは、自らの体験から次のように書かれていましたね。

 
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DV被害者からのメッセージ

昨日NHKの「ニュースウオッチ9」で、DV被害者(Aさん)のインタビューがあった。DV(ドメスティックバイオレンス)被害にあった女性の気持ちがよくわかるインタビューだった。メモを取っていなかったので、以下うろ覚えだが、参考にしてほしい。




優しい夫が、結婚したとたんに急変した。
暴力を振るうようになったのだ。
髪をつかんでひきずったり、骨折するくらいの暴力だ。

幸せな新婚生活を送っているはずだったのに…世間には知られたくない。
だから、自分がそそっかしくてぶつけたり転んだりしたことにしてごまかす。
プライドが、自分の口を閉じさせる。

それに、暴力を振るったあと、優しくなるのだ。
例えば、入院している病室にプレゼントを持ってきたりする。
すると、これが本当の夫ではないかと頭が混乱する。

 
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DV事例解説(9):自分をどう解放するか

【DV(ドメスティックバイオレンス)事例解説】目次へ

えっ?まだ続いていたの?って?…そーなんです。実は、まだ終わってなかったんです。それだけ、なにやかやとあったということ。
では、前回の続き。




さて、「自分と闘え!!」と言われても、ではどう闘えばいいのか。

それは、前回書いたように自分と親とのエピソードを書くことです。その時の事実とその時の気持ちを書きます。書いている内に気づきが出てきます。

でも、この作業は、結構、いえとてもつらいときがあります。
また、どうしても人は主観から逃れられるものではありません。
そこで、そういうときに、この前の日記に書いた「鏡」になるような人に読んでもらうといいでしょう。

 
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