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中尾英司

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「怒り」とは自分を取り戻すこと

2007/01/24(Wed) Category : 心と感情
溜め込んだ深い深い怒りは、安心できる相手でなければ出てこない。
なぜなら、怒りを出した時に相手が受け止めてくれなければ
噴き出してしまったその怒りは自分に向かわざるを得ないからだ。


ある女性-
この人は出せると思ったのか、怒りが噴出したその時、彼は逃げた。
持って行き場のない怒りを抱えきれず、彼女は手首を切った。
吹き出る血を見てスッとした。
以来リスカが常習となった。


 
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0/100 …気持ちとは自分そのもの

2007/03/13(Tue) Category : 心と感情
50歳代の親

子供とコミュニケーションはとってきたという
しかし、子供の精神世界は荒れている

それでは、と聞いてみる。


人生とは、生まれてから死に至るまでの時間の経過です
お子さんが生まれて今日までの20数年間を100としてみましょう

その100の内、お子さんの「気持ち」を聞いた時間は何%ありましたか?


 
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「EXISTENCE」(存在)するために「EXIT!」

2007/04/16(Mon) Category : 心と感情
『心に灯をともす』(NHK2004年越しトーク)という番組で、犬養道子さんが外(海外ボランティア)に出るきっかけになったエピソードを話された。

聖書の研究をしていた犬養さんが、79年にカンボジアのニュースを見たときのこと。
「ルカ福音書16章」が頭に浮かんだそうだ。

『金持ちの門の所に、ひどい病気で全身かさぶたになった男が倒れている。金持ちは、門をしょっちゅう出たり入ったりするが、その男を見ていない』

「自分は新聞やテレビという門を通して、そこに映し出されているのを見ながら、研究室に座って動こうとしていない。“苦しんでいる人のために何かをしなければいけない”ということを書いてある聖書を、ただ研究だけしているとは何事だ!」
 
そして、居ても立ってもいられず難民キャンプに飛び出す。
…帰路、一人の少女に「日本に連れて行って!」としがみつかれた。
しかし、どうすることもできなかった。

「私は、人を捨てた」

こんな番組で話をする資格はない。
その子の顔が目の前にある。
これが、犬養さんの人生のスタートだったと言う。


 
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「怒り」を理解しよう(1)-怒っているのに怒っていないという人

2007/05/11(Fri) Category : 心と感情
妻は、「怒ってばかり」と言う。
夫は、「怒っていない」と言う。

子は、「お父さんの目がコワイ」と言う。
父は、「普通に見ているだけだ」と言う。

家族は、「大きな声出さないでよ」と言う。
父親は、「普通に話している」と言う。

家族は、母親の立てる乱暴な物音にピリピリと構えている。
母親は、普通にやっているつもりでいる。



 
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「怒り」を理解しよう(2)-「怒る」と「叱る」

2007/05/12(Sat) Category : 心と感情
よく「怒る」と「叱る」の違いは何かで、子育て論や教育業界がかまびすしく議論することがある。この時、無意識のうちに何らかの理由-怒る理由や叱る理由-が、想定されている。つまり、「理由」があるから怒ったり叱ったりすると思っているわけだ。

周りの人殆どがそう思っているから、ほぼ全員が無意識の中に怒ったり叱ったりするには理由があるとすり込まれている。
だから、
「俺を怒らせるお前が悪い」と自分の怒りの理由を人のせいにしたり、
「怒られるんだから自分が悪いんだろう」と相手の怒りの理由を自分に求めたりする。

だから議論も
「理由があるからといって感情的に怒ってはいけない」とか
「怒らなければ伝わらないこともある」とか…
結局、方法論の議論になってしまう。


 
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「怒り」を理解しよう(3)-「怒り」をコントロールできるか

2007/05/13(Sun) Category : 心と感情
中には、自分がイライラしたり怒りっぽいことに気づいて、怒りをコントロールしようと努力する人もいる。心理学を学び、セミナーやワークショップに通い、カウンセリングを受け、親業をやったり聴く訓練をしたり、自分を癒すことをしたり、エンプティチェアなどで過去に戻って対話したり…涙ぐましい努力をする。




エリスのABC理論(論理療法)なども、1つの有効な方法だろう。
たとえば、自分が帰ってきて「ただいま」と言った時に家族が何も返事をしないだけでムカッとしたとする。この時ABC理論では次のように解釈して対処法を教える。

 
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「怒り」を理解しよう(4)-「怒り」はコントロールできない

2007/05/14(Mon) Category : 心と感情
怒りっぽいと感じた人が、心理学などで対処法を学んで怒りをコントロールできるようになった(と本人は思った)。ところが、実際はさらにピリピリとした緊張状態はひどくなり、時に溜まったエネルギーを吹き出す間欠泉のように無意識に怒りを吐き出すようになった。(無意識にと言うのは、その間の記憶がないと言うこと)

なぜ、こういうことが起こるのだろうか。


 
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「怒り」を理解しよう(5)-「怒り」の発散5段階

2007/05/15(Tue) Category : 心と感情
自分の中に怒りを抱えている人が、その怒りで自分を怖さないためにどうするのかを見てきた。

第1段階は、身近な人(職場、家族)に怒りを吐き散らす(本人は無自覚。怒っているつもりはない)。
第2段階は、身近な人(職場、家族)に怒りを吐き散らす(怒るきっかけを探すのが日常)。
第3段階は、怒りに気づいて怒りをコントロールしようとする(無意識に体から漏れ出す)。
第4段階は、定期的に臨界点を超え、その時は突如爆発し、一度爆発すると長く続く(解離性健忘を起こす場合がある)。

だんだんと病膏肓に入っていくのが分かるだろう(別にこの段階を経て進んでいくというわけではない)。

 
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「怒り」を理解しよう(6)-人はどのように怒りを吐き出そうとするか?

2007/11/04(Sun) Category : 心と感情
最近、「キレる大人」が話題になっている。 (←リンク追加)
5月に『「怒り」を理解しよう』というシリーズを書きかけて(↓)、あっという間に半年が経ってしまった。全く時が経つのは早い…。

(1)-怒っているのに怒っていないという人
(2)-「怒る」と「叱る」
(3)-「怒り」をコントロールできるか
(4)-「怒り」はコントロールできない
(5)-「怒り」の発散5段階

さて、これまでのまとめがてら、怒りをため込んでいる方が、どのようにそれを吐き出そうとするのか、共通してみられる事例を挙げてみよう。


 
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「本能は悪」のウソ

2008/01/19(Sat) Category : 心と感情
今日は、自主勉強会の日だった。
奇数月に恩師の遺志を受け継ぎ、カウンセリングのロールプレイとその逐語検討や事例検討を行っている。

午前中は、メンバーの持ってきたあるビデオを見た。
箱庭を使って、ある子供が成長していく姿を捉えたドキュメンタリーでとても興味深かった。ただ、解説が西洋流に味付けしてあった。

向こうの基本的な考え方は、本能を悪とみなし、それに振り回される状態を「未発達」もしくは「障害」と見なし、それを制御する精神力を身につけることが成長であるとする見方だ。

フロイト的に言えば、エス(本能)からの衝動を抑え、超自我(スーパーエゴ)の要求する規制に自分を適応させていくことが自我(エゴ)の発達である。自我が未発達で本能を制御できなければ(適応)障害が起こると考える。

 
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