家族カウンセリング
2005/11/27(Sun) Category : (家族)カウンセリング
地方へ出向き2件の家族カウンセリングを行ってきた。
2家族とも、相談する相手がなく追いつめられており、藁をもつかむ気持ちで私のところにたどり着いた方々だった。
お話を伺って、確かに今の日本のシステムでは救いにくいことがわかった。児童相談所もそこから紹介される病院も頼りにならない。ご家族の方々が知りたいのは、問題となる人の症状などにレッテルを貼られることではなく、自分たちに何ができるのか、日常をどう変えていけばいいのかということである。
そして何より、世代を超えたしがらみの連鎖の中でがんじがらめになってどうにもしようがなく、愛情が裏返った憎しみと危機感の中で一族は混乱していた。
しかし、その難題に答えるためには家族全体が置かれている状況を歴史的・包括的に見ることのできる目と、目の前にいる個々人の気持ちに沿うことのできる共感能力の両方が必要である。いわば森と木の両方を見る目だ。
問題の本質を見極めると同時に、それぞれ価値観と立場の異なるご家族の方々全員から信頼を得ることができなければ、次に進みようがないからだ。
2家族とも、相談する相手がなく追いつめられており、藁をもつかむ気持ちで私のところにたどり着いた方々だった。
お話を伺って、確かに今の日本のシステムでは救いにくいことがわかった。児童相談所もそこから紹介される病院も頼りにならない。ご家族の方々が知りたいのは、問題となる人の症状などにレッテルを貼られることではなく、自分たちに何ができるのか、日常をどう変えていけばいいのかということである。
そして何より、世代を超えたしがらみの連鎖の中でがんじがらめになってどうにもしようがなく、愛情が裏返った憎しみと危機感の中で一族は混乱していた。
しかし、その難題に答えるためには家族全体が置かれている状況を歴史的・包括的に見ることのできる目と、目の前にいる個々人の気持ちに沿うことのできる共感能力の両方が必要である。いわば森と木の両方を見る目だ。
問題の本質を見極めると同時に、それぞれ価値観と立場の異なるご家族の方々全員から信頼を得ることができなければ、次に進みようがないからだ。