日本という「完全統制区域」
2008/03/02(Sun) Category : 世相・社会
スーパーモーニング(テレ朝 2/29)で、「完全統制区域」の強制収容所で生まれ育った申東赫(シン・ドンヒョク)氏を見た。
完全統制区域とは、生きる自由はなく、ただ死に至るまで働かされるところ、と言えばいいだろうか。生きてそこを出てきた者はいなかった。シン・ドンヒョクは、そこを「世界」として生まれ、育ったのだ。
そこが人間の住む世界でなかったことは、北朝鮮にあって「金日成」を知らなかったことでもわかる。そこに住む人々は、人間扱いされていなかったということだ。労役提供の家畜同様の扱いだった。
彼は、感情を表現する言葉を知らず、「絶望、不幸、苦痛」という言葉さえ知らなかった。
いかに喜怒哀楽のない灰色の世界だったか…。他を知らないので、そこには「絶望、不幸、苦痛」さえもないのだ。
完全統制区域とは、生きる自由はなく、ただ死に至るまで働かされるところ、と言えばいいだろうか。生きてそこを出てきた者はいなかった。シン・ドンヒョクは、そこを「世界」として生まれ、育ったのだ。
そこが人間の住む世界でなかったことは、北朝鮮にあって「金日成」を知らなかったことでもわかる。そこに住む人々は、人間扱いされていなかったということだ。労役提供の家畜同様の扱いだった。
彼は、感情を表現する言葉を知らず、「絶望、不幸、苦痛」という言葉さえ知らなかった。
いかに喜怒哀楽のない灰色の世界だったか…。他を知らないので、そこには「絶望、不幸、苦痛」さえもないのだ。