ひめゆりの証言-吉村秀子(19歳)
2008/02/05(Tue) Category : 戦争
『「痛くてたまらない。何かが傷口を噛んでいる。開けてみてくれ」と言うのです』
『しかし確かにカサカサ音がします』
『血と膿でべっとりした包帯をこわごわ解きました。そしたら太った蛆が3,4匹這っているんです。悲鳴の出るのをぐっとこらえました』
『蛆を払い落とし、「何もいません。包帯が汚れて痛むのでしょう。今日は包帯交換日ですからそれまで我慢しましょうね」と包帯を元に戻しました。心が疼きました』
『(略)骨までしゃぶっている蛆は掻き出さねばなりません。患者は顔面蒼白になり脂汗を滲ませ、体をくねらせて唸ります。私たちは満身の力で患者を押さえつけます』
【手記を全て読みたい方は、「ひめゆり記念資料館」ガイドブックをご覧ください】
http://www.himeyuri.or.jp/publish.html#contents
『しかし確かにカサカサ音がします』
『血と膿でべっとりした包帯をこわごわ解きました。そしたら太った蛆が3,4匹這っているんです。悲鳴の出るのをぐっとこらえました』
『蛆を払い落とし、「何もいません。包帯が汚れて痛むのでしょう。今日は包帯交換日ですからそれまで我慢しましょうね」と包帯を元に戻しました。心が疼きました』
『(略)骨までしゃぶっている蛆は掻き出さねばなりません。患者は顔面蒼白になり脂汗を滲ませ、体をくねらせて唸ります。私たちは満身の力で患者を押さえつけます』
【手記を全て読みたい方は、「ひめゆり記念資料館」ガイドブックをご覧ください】
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