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日本という「完全統制区域」

2008/03/02(Sun) Category : 世相・社会
スーパーモーニング(テレ朝 2/29)で、「完全統制区域」の強制収容所で生まれ育った申東赫(シン・ドンヒョク)氏を見た。

完全統制区域とは、生きる自由はなく、ただ死に至るまで働かされるところ、と言えばいいだろうか。生きてそこを出てきた者はいなかった。シン・ドンヒョクは、そこを「世界」として生まれ、育ったのだ。

そこが人間の住む世界でなかったことは、北朝鮮にあって「金日成」を知らなかったことでもわかる。そこに住む人々は、人間扱いされていなかったということだ。労役提供の家畜同様の扱いだった。

彼は、感情を表現する言葉を知らず、「絶望、不幸、苦痛」という言葉さえ知らなかった。
いかに喜怒哀楽のない灰色の世界だったか…。他を知らないので、そこには「絶望、不幸、苦痛」さえもないのだ。

絶望を知らずに、絶望の世界に住む絶望…



最も流通している言葉が、その世界を表している。
「効率」を第一にしたJR西は、安全を犠牲にした。
「姦淫」を第一の罪に据える宗教は、殺人は都合によりOKとなる。
「嘘つき」を最悪の罪とした家で育った少年Aは、自分の犯した殺人よりも自分を騙した警官に怒った。


「完全統制区域」の世界を支配する言葉は「規則」と「労働」-つまりロボットだ。
貧しい食事で、ただただ働かされ、無欠勤の者の中から数名が毎年表彰される。
表彰された人は、「表彰結婚」が許され、5日間だけ男女が一緒にいられる。5日過ぎればまた別々だ。つまり、労働力を再生産するために一緒に過ごさせるだけだ。そのようにして、彼は生まれた…。

親子の情愛、親子の問題-生まれようがない。
ただ、息をして、働いて、食べて、寝て…の繰り返しである。

拷問は見せしめのように毎日ある。
彼の母と兄は脱出しようとして捕まり、公開処刑された。

彼もまた、ただ親族というだけで指を断ち切られ、火あぶりにされた。
収容所で教え込まれたことを信じていた彼は、母を恨んだという。

だが、ある日他の世界の存在を知る。
彼は、ただ一つの望みを叶えるために、ついに脱北を決意する。

その望みとは、
「腹一杯食べる経験をしてみたい」

ただそのことのために、シン・ドンヒョクは命をかけた…。



--------------------------------------------------------
コメンテーター達は、非人道的な北鮮を非難する。
まるで、他人事のように非難する。

しかし、日本という社会を支配する言葉も「規則」と「労働」ではないか?

それに、企業の内部もサティアンのような「完全統制組織」ではないか?

まるで北鮮かと思えるような「完全統制地域」を私はいくつも知っている。

親が支配する「完全統制家庭」はごまんとある。

そして…感情を亡くした人々があちこちにいる…。



私には、シン・ドンヒョクの話がとてもリアルだった。
あちらの話ではなかった。

現在進行形で、今ここ、日本で起こり続けている話である。
しかも、大規模に。

私は、その現場に立っている。


もう一度書く

絶望を知らずに、絶望の世界に住む絶望…



















でもね、
絶望しちゃダメよ。


絶望する前に、シン・ドンヒョクのように命をかけてみよう。
命をかける目標は、

「幸せに生きる経験をしてみたい!」





「秋葉原通り魔 弟の告白」(前編)-2.家庭という「完全統制区域」
「秋葉原通り魔 弟の告白」(後編)-3.密室(価値閉塞空間)の中に事件の種が蒔かれる



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完全統制家庭にいると「どの家だって何かしら問題がある。どこも似たようなもの」とか「うちは普通だ」とか言い聞かされますよね。だから内部の人間は、「そんなものなのか?」って思っちゃう。
ところが、、、一度外を知ると、我が家の異常さに驚き、、、。
外へ出られる、そんな程度で済む家庭ならまだしも、、、。
真性統制家族の子供を手放したくないお母さんは、子供が結婚した後も、やたらとからんできて、連れ合いを自分の家のルールに染め上げようとする。常に「実家とのつながり」を忘れないようにとても密に行き来したがる。違和感を感じるので、と服従しないと、家族総出で「家の価値観」を押し付けてくる。従わない者が悪で、それを正す、というつもりらしい。新しく関わった連れ合いにはそれが分かるけど、真性完全統制区域で育った人は、どんなに説明しても、その異常さが分からない、、、。

 

「管理社会」の行く末のような気がします。

日本の会社が好んで使う「管理」・・・ISOだのISMSだのと資格取得した管理社会の看板をさもじまんげに、名刺に刷り込んだり会社の入り口に掲げて居る異常な世界です。

これをステータスとする彼等は、行く末が少し北にある監獄国家であることに気づいていないようです。

学校もまた同じ。

いくつもの家庭がそうなら、さまざまな社会に連鎖するのは、容易に理解できます。

「家に帰って家族を大切にすること」
が、悪しき連鎖を断ち切る一歩なんだと思います。

 

私も命をかけたのかな?

昨年11月に訪問カウンセリングを受けました。海を越え来て頂いてありがとうございました。感謝しています。

「普通に幸せに生きたい。でもどうすればいいのか解らない。」そう言って中尾さんに助けを求めました。そう感じていたということは、私の実家は完全統制社会なのでしょうね。

それまでは普通の世界に住んでいると思っていました。だから私がおかしいのだろう、だからカウンセリングを受けておかしい所を治そうと思っていました。これで治らなかったら、自分が幸せになるのはあきらめよう。せめて子供だけ幸せにすればいいや。と思っていました。

でも違っていた。私の住んでいた環境が歪んでいた。

今は自由な世界で家族でのんびりしています。毎日子供と遊んでばっかりです。

 

幸せに生きる体験のために

モラルハラスメントの監獄に生きて、幸せに生きる体験をしてみたいために、二度も命をかけた日本人を知っています。

あきらめない。その大切さがそこにあります。

同じドキュメント番組を見て、同じく日本に完全統制家庭が多く存在することに同意します。
DreamsComeTrueの「何度でも」の歌を、その監獄下にいる人々に贈りたいです。

 
    
 
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