あなたの子どもを加害者にしないために
全国のご家庭を訪問カウンセリングしている家族カウンセラー(家族相談士)のモノログ―家族のこと、気になる出来事を感じたままに率直に
リバースする世界
2008年03月02日 (日) 22:53 | 編集
「息子さんは統合失調症の疑いがあります」 と言われた親。

「あなたはテロリストを育てているんですよ」 と言われた親。

いろいろな所で、様々に言われた親が相談に来られる。

子供との会話がどうしてもかみ合わず、子供の異様な行動を見、暴力に遭ってきた親たちは、もはやクタクタ。なすすべもなく、途方に暮れている中で専門家にそう言われると、つい診断名にすがりついてしまう。そして、入院させることが最善の方法だと子捨てに走りがちだ。

どこぞのヨットスクールやメンタルスクールに入れる親も、同じ思いだったのだろう。その追いつめられた親の気持ちもわかる。しかし、子供の気持ちは捨て置かれたままだ。


モラル無きような過激な言動、
理解しがたい異様な行動、
親が語るそれらの言動への疑問に一つ一つ解説を加えていく

異様な行動のそれぞれに全て納得できる理由がある
そのたびに親の見ていた世界がひっくり返される
次から次へとひっくり返され、気づけばいつの間にか立ち位置が入れ替わっていることに気づく

子供の言っていることは全て正しい?
誰でもそのような状況に置おかれればそうなる?
極めてノーマルな反応?
性格ではなく、心のコップの状態?


ホッとすると同時に突きつけられる

では…
おかしいのは、もしかして…私たち?



一度リバース(逆転)した世界を垣間見ると、リバースした世界とこれまでの世界を行きつ戻りつし始める。疑問が湧き、気づきに変わる。やがて、気づきが涙に変わる。

あぁ…、あぁ…、そうだったのか…

子供は生まれたときから私たちを支えてきた
いや、私たちだけではなく自分の親たちも含めて、その小さな背中に背負ってきた

私たちは子供におぶわれていながら
その背中から子供に歩く道を指図し、文句を言い続けてきたんだ…

子供は私たちのために精一杯頑張り続け、そして疲れ果てた
その疲れ果てた背中に、なぜ?と鞭を振りつづけていたんだ…


嗚呼…

許してほしい

ごめんなさい




こうして、子供は親の目を覚まさせる

覚醒した耳で、もう一度子供の言葉を聞いてみるとよい

子供の言っている言葉は、遠い昔に自分の中に封印してしまった言葉

置き去りにし、忘れ去ってしまった自分の心を我が子が代弁してくれている

だから、子供を救うことは、実は自分を救うこと−



子供は親に望んでいる。

「自分の人生を歩いてほしい」

「生きることを楽しんでほしい」

「心で行動してほしい」


怒りを持って反語的に言うのでわかりづらいが、そう叫んでいることがわかるはずだ。


コメント
この記事へのコメント
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2008/03/24(月) 20:53 | | #[編集]
この文章が
すべての親たちに 届けばいいのに。

書いてくださって、ありがとうございます。
2008/03/03(月) 05:40 | URL | ナナホシ リョウ #-[編集]
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