プロフィール
 

中尾英司

Author: 中尾英司
Doing(させる,働きかける)ではなく、Being(共にある,見守る)―半歩あとから


カウンセリング申込み要領

中尾真智子ブログ

ホ・オポノポノ to IC―
「ごめんね」「ゆるしてね」
「ありがとう」「愛している」

 
ピックアップ目次
最近の記事+コメント
 
 
カレンダー(月別)
 
02 ≪│2017/03│≫ 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
 
カテゴリ
 
 
全ての記事を表示する
RSSフィード
 
 

夫婦の会話のすれ違い解決法(1)

2008/03/03(Mon) Category : 家族心理・子育て講座
3月1日、楽しいワークショップだった。

毎夜疲れて帰宅する夫。遅い夕食をとる夫に話しかける妻。
夕刊読みつつ生返事の夫に不満の妻が
「今なんて言ったか言ってみてよ!」と怒る

疲れたのを我慢して聞いてやっているのに、と思っている夫は、
「もっとかいつまんで要領よく話せ!」と怒る


まぁ、そのような再現ドラマ
各グループ、議論白熱。
既婚vs未婚、団塊vs若手&女性、理屈vs感情…老若男女が混交しているから面白い 。で、出てきた解決策を総合してみると次のようになった

①夫は疲れを持ち帰らないために、帰りに駅前のコーヒー店に寄る
②家のドアを開ける前に気合いを入れる
③モードを変えるためにすぐに風呂に入ってワンクッション置く
④互いの癖を知り、会話の暗黙のルールを作っておく
⑤聞いていなくても相づちは打つ
⑥場合によっては、分かり合うまでとことんコミュニケーションをとる

…これじゃ、疲れちゃうよね~。
こんな家庭だったら帰りたくないよね。思わず(笑)でした。

にしても、研修の度にいつも思うのだが、日本人ってマジメ!(笑)
ほんと、「涙ぐましい努力民族」とでも名付けたくなってしまう(しかも、その努力は空回り)。そして、その背景に人を追いつめている会社の姿が見えてくる。

もうそろそろ、家庭の側で努力するのではなく、自分たちを追いつめてくる会社に対して反旗を掲げる方向に「努力」の矛先を向けてもいいのではないだろうか。
それに、この回答には仕事は辛いもの大変なものという前提があるが、仕事が楽しくできるような社会の仕組みにするのが政治の力だろう。





ともあれ…
まず、上記に倣ってモードを変えるとすれば、家に入る前に「サービス=ソリューションの提供」というビジネスまみれの観念は捨て去ろう。現代のビジネスは、「顧客がこういうことに困っていて、それに対して我が社はこういうソリューション(解決策)を提供できる」という差別化で競争している。

それに飼い慣らされているビジネスピープル達は、何か相談されたら自分が何かの解決策を提供しなければという強迫観念に囚われている。アドバイスできない自分は無能と感じるのだ(ということは、アドバイスが必要な相手も無能と思うということだが)。

このような解決思考で話を聞こうとしている限り、歩み寄りはない。
相手は解決策を求めているのではなく、気持ちをわかってほしいだけなのだから。

もっと言えば、問題はその人が成長するためにそこにあるわけだから、こちらがその問題に手出しをしてはいけない。それは相手の成長のチャンスを奪ってしまうことになることを知っておこう。





次に、コミュニケーションの本質を考えよう。
コミュニケーションの本質とは、「相手の存在を認めること」(存在承認)である。

では、「存在を認める」って何?
頭でごちゃごちゃ考える意見は、まぁ大概が刷り込まれたものor借りてきたもの。自分じゃない。
心や五感が感じること、「気持ち」が自分自身だ。つまりは、「気持ち」=「自分という存在」。

だから、「相手の存在を認めること」=「相手の気持ちを受け止めること」である。
つまり、夫婦であろうが親子であろうが、人間関係の基本は「気持ちの受け止め合い」なのである。

そして、受け止めてもらえば自信がつく。勇気が湧く。行動できる。
つまり、「コミュニケーションとは、気持ちを受け止めあって相互にエンパワーし、人を勇気ある行動に導くもの」と言ってよいだろう。





さらに、なぜ「気持ちの受け止め合い」が有効なのかを押さえておこう。
それは、「心のコップ」のメカニズム。

どんな人格者であれ、「心のコップ」が一杯になればオステリーやヒステリーになる。
どんな彷徨い人であれ、「心のコップ」が空になれば自分がなすべきことを知っている。

「心のコップ」の底に解決策は書いてあるのだ。
感情が一杯たまっていて底が見えないから、身体も重いし、どうしていいかわからずに右往左往するばかりなのだ。気持ちを受け止めることが、実は相手にとって最高のソリューションの提供であることがわかるだろう。





最後に、人生とは何か、ちょっと考えてみよう。
人生とは、生まれてから死ぬまでの時の流れ。

出てきた課題を効率よくスケジュールのようにこなして、ハイ終わり。
で? 死ぬときに振り返って、一体どういう人生の思い出が残るのでしょう。

今ほんの少し振り返ってみて印象に残っている過去は?
思いやぬくもり、感動を共有したシーンではないでしょうか。

効率よく時を生きることが人生なのか
思いを味わって生きることが人生なのか

怒りは共に発散し、
苦しいことは共に背負い、
哀しいことは半分に、
嬉しいことは二乗倍に、
そして、それぞれが楽しく歩いていく

喜怒哀楽-それが人生そのものではないでしょうか



…と、考えてくると冒頭に出てきた解決策が、ちょっとおかしいことに気づきますよね(^^)。では、ともあれどうすればいいのか。続きは明日。





飲み会でも花が咲き、
帰りに夜空に白梅も綺麗でした。
春夜白梅


おいで頂いた皆様、ありがとうございました!


関連記事
 
Comment0  |  Trackback1
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

今まで生きてきて、一番印象に残っているシーンは?

私の尊敬する、 家族カウンセラーの先生 中尾英司先生のblog あなたのこどもを加害者にしないために 今日の記事 夫婦の会話のすれ違い解決法(1) 感動を共有したりしたこととか・・・って ホント、そう。 私も最近、ちょっと色々あって 実際に、会って腹を割っ... ...

 
 
 

Comment

 
    
 
Home | Top ▲
 
はじめにお読み下さい
 

読まれる上での留意点
自分を取り戻す方法総目次
*全記事リンクフリーです

 
ブログ内検索
 
Google

Web このブログ
 
会場でお会いしましょう(^^)
風化させまいカレンダー
 
 
著作
わが子を守るために
記事
写真/動画集はこちら↓
 
 
お問い合わせなどあれば↓
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
ブックマークに追加
 
 
月齢
 
Today's Moon phase
 
↓このパーツを設置すると14本の苗木を植えられます
QRコード
 
QRコード