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企業経営に及ぼす世代間要因

【第1回拡大ワークライフバランス研究会講演録-5】

家族が追いつめられている背景に、ワークライフバランス(WLB)が極端に崩壊している現状があります。
また、ここまで会社べったりになってしまった要因の一つに、会社経営におけるマネジメント不全があります。
そして、マネジメントが機能しなくなった背景に世代間要因があります。

今の企業のマネジメントポリシーは、団塊世代に体現されている高度成長期工業社会のまま変わってないと言ってよいでしょう。しかし、急速な社会変化によってほぼ5年ごとに異なる価値観が現れています。

幸い、私は団塊世代から20代まで各世代に友人がおり、また幼児から80代まで相談者として接していますので、各世代の特徴が実感的にわかりますが、その違いを簡単に述べます。




<48~52歳>
たとえば、団塊世代より10年下の私と同世代は山一證券の倒産などを見ているので、「ジャイアンツは永遠です」などと言えません。会社を絶対化せず自分の市場価値を相対的に見ているので、人事政策でもまるっきり正反対になります。

<43~47歳>
その5年下は既に「情報化社会」に生きていて方法論は個々人が持っています。
マニュアルが決まっていた「工業化社会」は方法論の押しつけが効率的でしたが、方法論を持っている人に方法論を押し付けることは、その人を精神的に殺すことになってしまうのです。特に研究開発分野で研究者を殺している管理職が多いのが現状です。

<38~42歳>
その5年下のバブル世代は男女平等・協働社会を生きています。「分業と競争」で生きてきた団塊世代のマネジメントとは全く相容れません。

<33~37歳>
その5年下の団塊ジュニア世代は、もはや縦社会で子供時代を過ごしたことがない「個」の世代です。団塊世代の「集団主義」について行けません。


*まとめますと、次のようになります------------------------------

絶対的(社内価値) vs 相対的(市場価値)
工業化社会     vs 情報化社会
分業と競争     vs 平等と協働
集団主義      vs 個人主義

かように団塊世代の価値観とその下の価値観はことごとく対立するのです。


おっと、地味ないぶし銀を忘れていました。

<53~57歳>
団塊世代5年下は華やかな団塊の下に隠れてすこしひねた個性を持っていて面白く、下の世代に近づきたがっています。が、私たちの世代と決定的な違いがあるのは、社会が挫折を経験しているかいないかと言うことです。


つまり、55歳前後くらいから上は、パイが拡大する高度成長の中で「あれもこれも」できました。ハッキリ申し上げれば、マネジメントは必要なかった。「上意下達」で下に責任(レスポンシビリティ(個人責任))を押しつけておけば会社は成長した。
一つの業務の下に多量の物量があるので、言われたことを効率的に処理することが甲斐性であり、「何故?」と問うのは罪でした。「男は黙ってサッポロビール」だったのです。

しかし、低成長になると「あれかこれか」と「選択と集中」をしなければ会社自体が存続できなくなるため、「何故?」それをするのかを問う時代となりました。日本に初めて「アカウンタビリティ(説明責任)」という言葉が登場した=マネジメントが必要になってきたわけです。
が、「何故?」を問うことが禁じられていた現マネジメント層にはそれができない。これがマネジメント不全の最大要因なのです。


下の世代は自分を認めてもらうこと=信頼関係と自己の成長につながるかどうかで行動します。
しかし、押しつけるだけしかできないマネジメント層は、「聴く」という単純なことをできずに「金(評価)」で部下を動かそうとしている。様々な評価制度を取り入れてもう随分たちますが、企業が機能していない。人間心理と手段のミスマッチに気づくべきです。


また、分業と競争に追われて団塊世代は会社に「引きこもり」ました。
そのジュニア世代が家に「引きこもる」のも当然なのです。
人はモデルを見て育ちますから(モデリング理論)。




団塊世代はせっかく会社人間を終えることができるのですから、定年延長などで会社にしがみつくことはやめて、これからは「社会人」モデルとして地域社会に登場してほしいと思います。

ただ、残念ながら多くの地域デビュー者が、挫折して濡れ落ち葉になったりしています。
それは、会社時代の癖=「上意下達」で「聴く耳」をもたないこと、が抜けないのです。

このやり方で会社は機能不全に陥っていますが、地域はそのやり方をする人をはじき出します。
会社の機能させるためにも、地域活性化のためにも、日本全国で「聴く耳」を持つ教育と訓練をするときが来ています。





講演録-1第1回拡大ワークライフバランス研究会講演録

講演録-2人はどのように育つのか

講演録-3家庭の機能、家族の役割

講演録-4家族機能不全の事例

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