「西の魔女が死んだ」6月ロードショー
2008/05/04(Sun) Category : 映画
灰色の迷路のごとき結界空間の中で、懸命に「自律」を目指して暗中模索されている方からのメールで知った。
もう15年近くも前の1994年に出版され、数々の賞を受賞した梨木香歩の小説「西の魔女が死んだ」が、映画となって6月に公開されるらしい。
西の魔女とは、主人公まいの祖母。イギリス人で、日本の山奥で一人で暮らしている(母はハーフ、まいはクォーターということね)。魔女とは、どうやら自然を読む力のある人のことのようだ。私は、風を読んで翌年の飢饉を予測し、村人に備蓄させた二宮尊徳を思い出した。
中学校に入ってまもなく登校拒否をおこしたまいが、その祖母の家でしばらくの間ふたりで生活していくことになる。
母(祖母の娘)が、「扱いにくい子」というまいを
西の魔女(祖母)は、「まいのような子供が生まれてくれて私は本当に嬉しい」と言う。
無条件に受け止めてくれる愛情の中で、まいは魔女修行を行う。
それは…
早寝・早起き、自分で決めた生活のペースを守る。心を静かに保つ。
そして、
「何事も自分で決める」こと。
会うと体調が変になるくらい、まいにとってはハラッサーのような男、げんじとの関係。
「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ」というおばあちゃんの言葉。
う~ん、久々に「見たい」という映画に出逢った。

おばあちゃん役は、なんとあのシャーリー・マクレーンの娘だと言う。
日本が好きなシャーリー・マクレーン夫妻は自分の娘に「幸子」と名付けた(へぇ~そーだったの!)。それが、おばあちゃん役のサチ・パーカー。
彼女は、「私はおばあちゃん役を演じながら、私もおばあちゃんからたくさんのことを学んでいます。私自身もまいなのです」と撮影中に言っていたそうだ。また、「米国に帰って真悠(まい役)と別れたことでいっぱい泣きました」という。
プロデューサー柘植靖司氏は、出版から10年以上も経った、今から3年前に初めて原作を知ったそうだ。その出逢いが形となった。「今」という時代に形になったことにも意味があるのだろう。
長崎俊一監督は、「何かに触ること、体感すること」が魔女への第一歩だという。
抱きしめ合っていますか?
そして、
自然に抱かれたことがありますか
【参考】
「西の魔女が死んだ」公式サイト
2月26日完成披露試写会インタビュー
●本はこちら(↓)
(*その方は共依存から抜け出るために、何度も読み直したそうです)
もう15年近くも前の1994年に出版され、数々の賞を受賞した梨木香歩の小説「西の魔女が死んだ」が、映画となって6月に公開されるらしい。
西の魔女とは、主人公まいの祖母。イギリス人で、日本の山奥で一人で暮らしている(母はハーフ、まいはクォーターということね)。魔女とは、どうやら自然を読む力のある人のことのようだ。私は、風を読んで翌年の飢饉を予測し、村人に備蓄させた二宮尊徳を思い出した。
中学校に入ってまもなく登校拒否をおこしたまいが、その祖母の家でしばらくの間ふたりで生活していくことになる。
母(祖母の娘)が、「扱いにくい子」というまいを
西の魔女(祖母)は、「まいのような子供が生まれてくれて私は本当に嬉しい」と言う。
無条件に受け止めてくれる愛情の中で、まいは魔女修行を行う。
それは…
早寝・早起き、自分で決めた生活のペースを守る。心を静かに保つ。
そして、
「何事も自分で決める」こと。
会うと体調が変になるくらい、まいにとってはハラッサーのような男、げんじとの関係。
「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ」というおばあちゃんの言葉。
う~ん、久々に「見たい」という映画に出逢った。

おばあちゃん役は、なんとあのシャーリー・マクレーンの娘だと言う。
日本が好きなシャーリー・マクレーン夫妻は自分の娘に「幸子」と名付けた(へぇ~そーだったの!)。それが、おばあちゃん役のサチ・パーカー。
彼女は、「私はおばあちゃん役を演じながら、私もおばあちゃんからたくさんのことを学んでいます。私自身もまいなのです」と撮影中に言っていたそうだ。また、「米国に帰って真悠(まい役)と別れたことでいっぱい泣きました」という。
プロデューサー柘植靖司氏は、出版から10年以上も経った、今から3年前に初めて原作を知ったそうだ。その出逢いが形となった。「今」という時代に形になったことにも意味があるのだろう。
長崎俊一監督は、「何かに触ること、体感すること」が魔女への第一歩だという。
抱きしめ合っていますか?
そして、
自然に抱かれたことがありますか
【参考】
「西の魔女が死んだ」公式サイト
2月26日完成披露試写会インタビュー
●本はこちら(↓)
![]() | 西の魔女が死んだ (新潮文庫) (2001/07) 梨木 香歩 商品詳細を見る |
(*その方は共依存から抜け出るために、何度も読み直したそうです)