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「カープマンの三角形のドラマ」と「母子カプセル」

2008/05/27(Tue) Category : 親の諸相
土浦両親・姉殺害事件」で、「カープマンの三角形のドラマ」について書いた記事を転載したが、紙面の都合上、かなりはしょって書いている。お問い合わせを頂いたので、補足説明したい。

承認欲求を持った人が、ストローク(存在を認める働きかけ)をもらいたいがために仕掛けるものを「ゲーム」という。三角形のドラマも、このゲームの一種なので「三角形のゲーム」とも呼ばれている。

三角形のゲームの登場人物は迫害者、犠牲者、救援者の3者である。
だから、この3者が揃ったときに、このうちもっともストローク飢餓の強い人が起点となりゲームが始まる。

ゲームをするには、何とかして登場人物をゲームの舞台に引きずり出さなければならない。自分を認めさせるために否が応でも自分を振り向くように舞台設定をするのだが、見向きもされない自分を認めさせるために過激になることがある。


たとえば、迫害者がゲームの起点になったケースには「酒鬼薔薇事件」や「ライブドアによる近鉄買収事件」などがあるが、少年A(迫害者)は、校門に首(犠牲者)を置くというセンセーショナルな方法で殺人ゲームを仕掛けた。ホリエモン(迫害者)は、近鉄(犠牲者)買収という球界を揺るがす方法でマネーゲームを仕掛けた。

この時に登場する救援者が、少年Aの場合は警察であり、ホリエモンの場合は球界のオーナー達(財界人)である(ホリエモンは、これで飽きたらずにさらにゲームを仕掛けて、最後に検察を引きずり出す)。

いわば、少年Aやホリエモンは、自分を認めてくれなかった親の代わりに、警察や財界人や検察に自分を認めさせようとしたのである。




さて、土浦両親・姉殺害事件のケースは、救援者が隠れた仕掛け人だ。
父親(迫害者)が子ども(犠牲者)を怒ったときに、ここぞとばかりに母親(救援者)が登場する。母親が出番を確保するためには父親が厳しければ厳しいほどいいのである。

このような場合、母親は直接父親に働きかけて父親を人間的に成長させるようなことは“決して”しない。そして、母親が直接間に割って入って子どもをかばって代弁したり、父親に文句を言ったりする。この時、どのように子どもの成長を妨げることになるのか、交流分析の観点から述べてみたい。

人は誰でも、3つの自分を持っている(ごく大まかに言って)。
P(Parent): 親心
A(Adult) : 大人心
C(Child) : 童心

そして、子どもを叱るときや他人に注意するときはP、会議の時はA、遊ぶときはCという具合に、時に応じて自然に使い分けている。

このうち、PやAは時代や社会によって変わってくる。だから、その時代のその社会で生きるために必要なPやAを子どもに教えることが、「育てる」ということの本質だ。





さて、母親が割って入った場合、父親の直接の相手は子どもではなく母親にすり替わる。そして、夫婦の間で、P-P間やA-A間、あるいはP-A間などの交錯したやりとりがなされるだろう。たとえば、保護者的なP(母親)が批判的なP(父親)に対して文句を言ったり、理屈で応酬したりということだ。

karpman-game1

この時、母親は子どものPとAを代行していることになる。
つまり、母親が子どもの自我のパートを代行(自我代行)しているわけだ。
このように、母子そろって一体となっている構造を母子カプセル(母子未分離の状態)と言う。

このように常に母親が介入していると、子どものPとAが育たない。
言い換えれば、母親による自我代行が続くと、母親のPとAが子どものPとAを侵食(自我侵食)して、子どもの自我の発達は抑制されることになるわけだ。

「青年になってまで親のせいにする自我の弱い長男」になってしまうのは当然の帰結であることがお分かりだと思う。一般の人は、その見たままをそのまま言っているに過ぎない。問題は、青年が自分でそうなったわけではないと言うことだ。そうなった背景には必ず親がいるのである。

「いつまでも親のせいにする」子どもがいれば、その子どもは本当のことを言っている。言われるだけのことを無意識に自分がやっているのではないかと自分の言動を振り返ってみてほしい。



<続く→親の振り見て子は育つ




カープマンの三角形のドラマ

3-3)「三角形のゲーム」を通しての謎解き



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