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加藤智大容疑者の心の闇(4)-「I,m not OK.」の人生

2008/06/12(Thu) Category : 少年犯罪・家族事件簿
加藤智大容疑者の心の闇

■「I,m not OK.」の人生

『中学生になった頃には親の力が足りなくなって、捨てられた。より優秀な弟に全力を注いでた』
『人生、何も起きない。起きても良い方向に向かうわけがない。今まで全ての変化が悪い方だったもの。悪いのは俺なんだろうけど。全て、悪いのは、俺』

さて、子どもは親の期待に応えようとして懸命に走るが、一方で鋳型にはめ込まれることがとても苦しいため、いじめや万引きに走ったり、不登校や家庭内暴力になったり、無気力や脱力発作を起こしたり、早期うつ病になったりする。中学に入る頃には疲れ果てて脱落していくのはよくあることだ。

すると彼は『捨てられた』。
親のために懸命に頑張った挙げ句、力尽きた時点で捨てられたのである。…ここに、加藤智大容疑者の絶望の根がある。





1,親からディスカウントされ続けて、セルフエスティーム(自尊心)を持てない。その象徴的な言葉が、自分を指す「不細工」という言葉だ。

2,禁止令によって自我の発達を抑制されて、セルフエフィカシー(自己効力感、自信)を持てない。彼は、『一つだけじゃない いろんな要素が積み重なって、自信がなくなる』と書き込んでいる。

3,「心のコップ」が一杯で、ちょっとしたことでキレてしまう。彼は、『「ちょっとしたことでキレる」幸せな人がよう言う ギリギリいっぱいだから、ちょっとしたことが引き金になるんだろ』と書いているが、その通りである。

4,「心のコップ」が一杯だから気持ちの受け止め合いができず、友人を作れない。感情を受け取ることから逃れたいためにアニメなど二次元の世界に入っていく。実際彼は、『アニメなど2次元世界にしか興味がない』と公言していたという。

5,「心のコップ」が一杯で重たければ、集中力も続かず体も重たい。やる気も失い怠惰になる。これを自分の努力ができない性格だと勘違いして「悪いのは俺」と、自分を責める。

6,上記の全ては、気持ちの受け止め手がいなければ誰でもなり得るのだが、それを自分の「性格」と勘違いし、自分に対して「嫌われ者」という謝った自己概念(自分に対するレッテル貼り)を持ってしまう。





補足すれば、子どもとはどこまでいっても親に愛されたい存在なのである。
だから、親を悪く思うことができない。
また、親は自分のためを思ってやってくれていると信じたい。
結局、親に愛情はあり、自分のためを思ってやってくれているのに、その愛情を感じられない自分がおかしい、その期待に応えられない自分がダメ、と自分を責めるのである。


こうして加藤智大容疑者は、次の「4つの人生の基本的立場」の中で、「I,m not OK.」の上に立った人生脚本を歩き始めることになる。

・互いを認める   「I,m OK. You,re OK.」
・人のせいにする   「I,m OK. You,re not OK.」
・自分はダメだと思う   「I,m not OK. You,re OK.」
・虚無的な      「I,m not OK. You,re not OK.」





子育て心理学:第2部 3)生後3ヶ月で決まる4つの「人生の基本的立場」


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Comment

 

>『アニメなど2次元世界にしか興味がない』と公言していたという。

それはマスコミの創作だと思います。
件の掲示板に以下のような書き込みがあるようです。
-----------
5時28分 私も「アニメやエロゲーがあれば幸せ」という人種ならよかったのですけれど、不幸なことに現実に興味があるのです

 

出会いがなかったのか

この事件を知ったとき。腰が抜けるような、息苦しいような、涙が出てとまりませんでした。
被害者の方の無念。遺族の悲しみ。容疑者の苦しみ。

加藤智大容疑者の孤独がなわかるような気がします。かばうわけではありません。

もし、彼が中尾さんを、中尾さんのブログを知っていれば。
彼と関わった人が、彼を理解できていれば。
こんな悲惨な最悪の結果を。もしといくら言ってもどうしようもないけど。

中尾さんの伝えたいことが世間一般の常識になることを願います。

 
    
 
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