加藤智大容疑者の心の闇(7)-「彼女」と「不細工」-2つのキーワード
2008/06/12(Thu) Category : 少年犯罪・家族事件簿
【加藤智大容疑者の心の闇】
■「彼女」と「不細工」-2つのキーワード
加藤智大容疑者の人生の鍵を握るのが、「彼女」と「不細工」という言葉だ。
【彼女】
『彼女がいることが全てなのか? それが全てですが何か お前らには当たり前のように彼女がいるからわからないだろうね 女がいれば仕事を辞める必要が無かったし 彼女がいれば車を売る必要も無かったし 彼女がいれば車のローンもちゃんと払ってるし 彼女がいれば夜逃げする必要も無かったし 彼女がいない、ただこの一点で人生崩壊 どんどんダメになってきた』
『彼女さえいればこんなに惨めに生きなくていいのに』
【不細工】
『不細工のくせに、髪切った』
『不細工な俺に勉強させてくれるのか』
『不細工な俺がそんな風に思われるわけないもの』
『車ももてない不細工は存在価値なし アシにもなれやしない』
『女子小学生に話しかけられた 華麗にスルーした どうせ不細工なおっさんですよ』
『駅にぬこがいた 無視された 俺だけ ぬこが鳴いてる なんでかな 不細工だからか そうか』
『どうしてみんなが俺を無視するのか真剣に考えてみる 不細工だから 終了』
『なんで一人なんだろ 不細工だから 終了』
『友達ほしい でもできない なんでかな 不細工だから 終了』
『不細工は中身を見てもらえないの そういう意味で、顔が全てなの 顔が良くても性格が悪かったら長続きしない? その通りだよ 不細工は始まりすらしないんだよ』
前項を読まれてお分かりだと思うが、「彼女」=母親である。
読み替えて読んでみてほしい。
“不細工”という言葉自体が、セルフエスティーム(自尊心)を奪われた言葉だ。自分のことを操り人形と呼んだように、自分をモノ扱いしている。
これは、彼の歩んだ人生から培われた人生観だ。
中身が無くても「形(成績)」があればもてはやされた小学校時代。しかし、その形を失うと瞬く間に転げ落ち、その後は自分の中身など誰も気にされることのない絶対零度の孤独な人生…。糸の切れた抜け殻のマリオネットである彼の人生は『始まりすらしない』のである。
『社交性を持てって お前らが不細工と関わらないんだろうが お前らが避けてるんだろうが いつも悪いのは俺』
『お前ら他人の気持ちなんか考えたことないだろ それなのに彼氏彼女がいるってことは、顔が全てだってことだね バカにつける薬はない 他人の迷惑を考えられない奴は死ね あ、不細工な俺は存在自体が迷惑なんだっけ』
“お前ら”というときは、無意識のうちに親を想定しているだろう。読み替えてみてほしい。
そして、「彼女」と「不細工」という言葉が下記のように出逢う。
『女性にとって、彼氏は自分の価値を証明するもの 故に、不細工には彼女ができない』
『他人に「○○さんの彼女」と認識されるのが嬉しい 他人に自慢したいから彼氏つくるのか』
次のように読み替えてみよう。
「母親にとって、息子は自分の価値を証明するもの 故に、不細工には母親がいない」
「他人に「○○さんの母親」と認識されるのが嬉しい 他人に自慢したいから優秀な息子つくるのか」
一方で、母親に対する配慮もある。
『逆に、今はこんな状態だから彼女ができても困るんだけど 迷惑かけまくりだし ああ、そんな心配する必要なかったね 不細工な俺には絶対彼女ができないもの 彼女ほしい、けどできたら困る なにこの矛盾 どうすりゃいいのさ』
加藤智大容疑者は、あるがままの自分を受け止めてくれる無条件の母親の愛情に飢えているのである。しかし、5日に次のように書く。
『永遠の愛? んなもん、あるわけねぇだろ』
■「彼女」と「不細工」-2つのキーワード
加藤智大容疑者の人生の鍵を握るのが、「彼女」と「不細工」という言葉だ。
【彼女】
『彼女がいることが全てなのか? それが全てですが何か お前らには当たり前のように彼女がいるからわからないだろうね 女がいれば仕事を辞める必要が無かったし 彼女がいれば車を売る必要も無かったし 彼女がいれば車のローンもちゃんと払ってるし 彼女がいれば夜逃げする必要も無かったし 彼女がいない、ただこの一点で人生崩壊 どんどんダメになってきた』
『彼女さえいればこんなに惨めに生きなくていいのに』
【不細工】
『不細工のくせに、髪切った』
『不細工な俺に勉強させてくれるのか』
『不細工な俺がそんな風に思われるわけないもの』
『車ももてない不細工は存在価値なし アシにもなれやしない』
『女子小学生に話しかけられた 華麗にスルーした どうせ不細工なおっさんですよ』
『駅にぬこがいた 無視された 俺だけ ぬこが鳴いてる なんでかな 不細工だからか そうか』
『どうしてみんなが俺を無視するのか真剣に考えてみる 不細工だから 終了』
『なんで一人なんだろ 不細工だから 終了』
『友達ほしい でもできない なんでかな 不細工だから 終了』
『不細工は中身を見てもらえないの そういう意味で、顔が全てなの 顔が良くても性格が悪かったら長続きしない? その通りだよ 不細工は始まりすらしないんだよ』
前項を読まれてお分かりだと思うが、「彼女」=母親である。
読み替えて読んでみてほしい。
“不細工”という言葉自体が、セルフエスティーム(自尊心)を奪われた言葉だ。自分のことを操り人形と呼んだように、自分をモノ扱いしている。
これは、彼の歩んだ人生から培われた人生観だ。
中身が無くても「形(成績)」があればもてはやされた小学校時代。しかし、その形を失うと瞬く間に転げ落ち、その後は自分の中身など誰も気にされることのない絶対零度の孤独な人生…。糸の切れた抜け殻のマリオネットである彼の人生は『始まりすらしない』のである。
『社交性を持てって お前らが不細工と関わらないんだろうが お前らが避けてるんだろうが いつも悪いのは俺』
『お前ら他人の気持ちなんか考えたことないだろ それなのに彼氏彼女がいるってことは、顔が全てだってことだね バカにつける薬はない 他人の迷惑を考えられない奴は死ね あ、不細工な俺は存在自体が迷惑なんだっけ』
“お前ら”というときは、無意識のうちに親を想定しているだろう。読み替えてみてほしい。
そして、「彼女」と「不細工」という言葉が下記のように出逢う。
『女性にとって、彼氏は自分の価値を証明するもの 故に、不細工には彼女ができない』
『他人に「○○さんの彼女」と認識されるのが嬉しい 他人に自慢したいから彼氏つくるのか』
次のように読み替えてみよう。
「母親にとって、息子は自分の価値を証明するもの 故に、不細工には母親がいない」
「他人に「○○さんの母親」と認識されるのが嬉しい 他人に自慢したいから優秀な息子つくるのか」
一方で、母親に対する配慮もある。
『逆に、今はこんな状態だから彼女ができても困るんだけど 迷惑かけまくりだし ああ、そんな心配する必要なかったね 不細工な俺には絶対彼女ができないもの 彼女ほしい、けどできたら困る なにこの矛盾 どうすりゃいいのさ』
加藤智大容疑者は、あるがままの自分を受け止めてくれる無条件の母親の愛情に飢えているのである。しかし、5日に次のように書く。
『永遠の愛? んなもん、あるわけねぇだろ』