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中尾英司

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ブログ「あなたの子どもを加害者にしないために」活用の仕方

2008/07/09(Wed) Category : 私の姿勢
記事を基にした母親勉強会など、私のブログで学ばれている方も多いようです。そういう方が、よりわかりやすいように工夫をしました(→お急ぎの方は下記★★まで飛んでください m--m)。

■--------------------------------------------------------

私の考え方の枠組みはシステムズアプローチである。
簡単に言えば、個に還元して問題を見るのではなく、集団丸ごとを見るものの見方だ。

その座標軸を提供してくれたのが、理論生物学者のフォン・ベルタランフィ。
彼のおかげで、全ての学問は集団を扱えるようになった。(ありがとう!^^)

たとえば、個に還元するしかなかった心理学が「家族」を扱えるようになった結果、「家族療法」が登場した。人は関係性の中で生きているから、個に還元してもしょうがない。全ての学問をシステムズアプローチの上で用いれば「実学」になると思う。

実際、私はシステムズアプローチの観点で組織の問題を見ることができたので、組織改革の視点が座った。また、「あなたの子どもを加害者にしないために」は、交流分析を用いて少年Aの心理に迫っているが、私はシステムズアプローチの上に立って交流分析を用いている。

システムズアプローチの特徴は多々あるが、分かりやすいポイントを1つあげると、犯人捜しをする「直線的因果律」ではなく、因果は巡る「循環的因果律」でものを見る見方だ。

例えば、個に還元する心理学では問題のある人のことをクライエント(患者)と呼ぶが、家族療法ではIP(インデックス・パーソン、アイデンティファイド・パーソン)、つまり「指標となる人」という呼び方をする。
問題があるのはその人ではなく、その人を取り巻く環境。「指標となる人」は、その環境がおかしいことを体を張って示している「炭坑のカナリア」と見る見方だ。だから環境が変われば問題行動もなくなる。親という環境が変われば、子どもも変化するように。


--------------------------------------------------------
結局、全ての生物は環境の動物であるよ、ということ。
人もまた人の環境であるよ、ということ。
だから、環境を大切にしたい。
自然を大切にすることと人を大切にすることはイコールだ。

この当たり前のことをベルタランフィは理論化してくれた。
そして、このようなものの見方、考え方が広まれば世の中住みやすくなると思っている。私は、わが子に住みやすい社会を提供していきたい。だから、この考え方がどんどん広まることを願っている。大学で難しく勉強せずとも、このようなブログで実践的にどんどん身につけていって欲しい。そのため、せっせと事例解説をしたりしているわけだ。事件を取り上げるのも、そういう思いからである。

読んでいる内に、分かってくることと思う。
何か分かったら、自分で記事を書いてみるといい。そうして、どんどん自分のものにして欲しい。自分のものになるということは、そのような生き方ができるということだ。それは、きっとあなたを解放するだろう。

*当ブログはリンクフリーです。
リンクしていただいて、記事をご活用いただければ幸いです。





(追記)
★-------------------------------------------------------

勉強会をされている母親グループからお招きを受けて講演を行ったりします。
数名で勉強会を立ち上げ、私のブログから親御さんが興味を持ちそうな所をコピーして配布し、興味を持つ人の輪を広げていって講演という流れです。

地域の人が知識を共有することで、互いの共通語ができて話がしやすくなりますし、ハラッサーはでしゃばりにくくなります。自分の子育てが変わるだけではなく、冷静にハラッサーを撃退できるようになります。自分の思いを支える確かな言葉を持てば、人は強くなれるのです。

勉強は、お金や地位のために行うのではありません。自分を表現する言葉を得るためにあります。ベルタランフィが当たり前のことを理論化してくれたように、私も、当たり前のことを人が人に説明できるように、との思いでこのブログを書いています。

今や待ったなしのところに人類全体が追い込まれていますから、四の五の言わずにできることをどんどんやっていかなければ間に合いません。わが子に住みやすい社会を残していきたいですから、できることは何でもやりたいと思います。



★★------------------------------------------------------

もし、ご覧の皆様のブラウザが「IE7」か「Firefox2」「Firefox3」であれば、下記サイトで「ブラウザに組み込む」ボタンをただ押すだけで、検索窓に当ブログのブログ内検索を組み込むことができます。
http://search-plugin.com/detail.php?id=222

Firefox3検索窓


記事の中で専門用語の解説や事例紹介などもしておりますので、心理学を実践的に学ぶことができると思います。ご活用いただければ幸いです。例えば、上記のお試し検索窓で、下記のようなキーワードで検索してみてください。

(例)
Firefox3-myblog検索結果


「Firefox3」をインストールすれば、あとは上記ページで「ブラウザに組み込む」ボタンを押すだけ。
Firefox3については、「使えて楽しい Firefox3♪」の記事をご参照ください。






■当ブログのキーワード(一部)---------------------------
源家族
世代間連鎖
世代間引き継ぎ
承認欲求
無条件の愛情
無償の愛情
条件付き愛情
抱きしめる
ハグする
愛情飢餓
存在不安
根源的不安
甲殻類
外骨格
内骨格
役割ロボット
餓鬼、餓鬼人間
カニ人間
イルカ人間
反響定位
お膳立て症候群
操り人形症候群
操り人形
マリオネット
妙な操られ感
連鎖を断つ
エスカレーション

家族の役割
居場所
安全基地
危険基地
崩壊基地
夫婦連合
世代間境界
世代間信頼
世代間癒着
機能不全家族
動的家族画
モデリング
ロールモデル
夫婦モデル
親子モデル
家族モデル
生き方モデル
自律モデル

システムズアプローチ
直線的因果律
円環的因果律
循環的因果律
サイバネティクス
ホメオスタシス
第1次変化
第2次変化
形態維持的変化
形態発生的変化
フィードバック
ポジティブフィードバック
ネガティブフィードバック
自己修正フィードバック
エントロピー
感情エントロピー
開放定常系
価値閉塞空間
環境馴化
人間は環境の動物
情況の囚人
子は親の鏡
欠乏欲求
自己実現欲求
承認欲求
IP(インデックスパースン)
炭坑のカナリア
ロストワン
スケープゴート
割れ窓理論
ブロークンウィンドウ
アノミー

ブラックボックス
ブラックホール
サティアン
結界
胎内
監獄
看守
囲い込み
恐怖支配
支配と服従
真綿の支配
完全統制区域

母子未分離
母子カプセル
父子カプセル
家族カプセル
大人になれない大人
IC
インナーチャイルド
IP(←インナーペアレンツとインデックスパーソンの両方で使われています)
インナーペアレンツ
インナーマザー
鬼子母神
母胎回帰
情緒的遮断
情緒的離脱
情報遮断
脱愛行動
期待圧力
トラウマ
サバイバー
ビルトイン
プログラム
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脱カルト
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宿命
運命
健全な魂
天は自ら助くる者を助く

モラルハラスメント
モラハラ
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妻が産んだ子だから夫の子とするのは、良かれ悪しかれ、アブラハムの宗教の家父長制に根差していて、父子関係の悩みはキリスト教圏等に多い伝統的なアイデンティティーの悩みで、多いです。 2014年7月14日最高裁判決は、生みの父母と暮らす子の、生みの父との遺伝学的に証明された父子

関係を認めず、子の母の夫であった事により子と父子関係が在るとし、異文化の混乱を日本に持ち込みました。

国会は立法により憲法の原理に反する判決による被害を救済するべきでしょう。

アブラハムの宗教の家父長制は特殊で、人間関係の基本は夫婦の婚姻関係で親子関係は婚姻関係に従属します。

日本の国生み神話とか、子を生む契りを交わしたことにより男神と女神は夫婦となります。
どの男の子を産むかは女が決めるので離婚再婚自由。
男も産んで貰うために女と契るので、
生まれる子は夫婦となる事を契った男女の生みの子で実父子関係実母子関係が有ります。
同母異父兄弟姉妹が母と同居しても、子はそれぞれの生みの父の氏姓となり父と同じ社会的身分を得ます。

アブラハムの宗教では、神が創った世界を支配させる為に人間manが創られ、人間の助手として人間の妻womanが創られます。最初の女は創られた事により人間の妻であり、支配者と助手です。
支配を継続するために支配者が子を生むのを助手は出産して助けます。
人間の助手である人間の妻が産んだ子が人間が生んだ子。
母と婚姻関係に在る男が父です。

子供も支配者と支配者の助手による世界の支配の対象であるfamily(奴隷、従僕)で、家父長制です。

人口が増えれば、人間が神と契約して支配の助手とした女が妻で、女が神と契約して支配の助手となった人間が夫です。
神との契約は強制出来るので恋愛婚である必要はありませんが、神との契約である婚姻を継続する義務は在ります。

アブラハムの支配の助手である妻が、妻の女奴隷に命じて出産させたアブラハムの子は、アブラハムの妻がアブラハムのために産んだ子でアブラハムの相続人とするのがイスラム教。
神は、妻が要求したように、女奴隷とその子を追い出せと命じたので、相続人ではないとするのがユダヤ教キリスト教。

妻が産めば夫の子、夫がいなければ父のいない私生児で、避妊堕胎を禁止する宗教であるため、アブラハムの宗教の支配階級の人間は、被支配民女性を強姦することにより強制的に被支配民を殖やせます。
イングランドのスコットランド支配を強化するために行われた事もあります。
他に支配階級が同じ事を出来る制度は朝鮮の従母奴婢制くらい。
このため、ヨーロッパや朝鮮の男性は支配階級由来のY染色体を持つ人達が多いです。
アメリカの黒人男性や中南米の男性も白人男性由来のY染色体を持つ人達が多いです。

 

ありがとうございます m(__)m

ある方のブログで、こちらのブログ記事が紹介されてまして、昨日お訪ねしてみました。
内容の充実ぶり、素晴らしさに驚き 今わくわくして読ませて頂いております。
たくさんの気づきを与えて頂くことは間違いないと思います。
とにかく、一言お礼を申し上げたくなりました。
ありがとうございます。

 

アイデンティティコンプレックス

私は3人兄弟の長男として育ちましたが、実父ではなく虚偽の認知でした。
何度も訊きましたが、実父だとはねつけられアイデンティティコンプレックスに苦しんできました。母の死後にやっと真実を訊きだしました。苦しい日々でした。日本ではあまり使われない言葉ですが、神経症なんですよね。アメリカの知人から聞いたのです、それは神経症だと。

 
    
 
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