ブログ「あなたの子どもを加害者にしないために」活用の仕方
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私の考え方の枠組みはシステムズアプローチである。
簡単に言えば、個に還元して問題を見るのではなく、集団丸ごとを見るものの見方だ。
その座標軸を提供してくれたのが、理論生物学者のフォン・ベルタランフィ。
彼のおかげで、全ての学問は集団を扱えるようになった。(ありがとう!^^)
たとえば、個に還元するしかなかった心理学が「家族」を扱えるようになった結果、「家族療法」が登場した。人は関係性の中で生きているから、個に還元してもしょうがない。全ての学問をシステムズアプローチの上で用いれば「実学」になると思う。
実際、私はシステムズアプローチの観点で組織の問題を見ることができたので、組織改革の視点が座った。また、「あなたの子どもを加害者にしないために」は、交流分析を用いて少年Aの心理に迫っているが、私はシステムズアプローチの上に立って交流分析を用いている。
システムズアプローチの特徴は多々あるが、分かりやすいポイントを1つあげると、犯人捜しをする「直線的因果律」ではなく、因果は巡る「循環的因果律」でものを見る見方だ。
例えば、個に還元する心理学では問題のある人のことをクライエント(患者)と呼ぶが、家族療法ではIP(インデックス・パーソン、アイデンティファイド・パーソン)、つまり「指標となる人」という呼び方をする。
問題があるのはその人ではなく、その人を取り巻く環境。「指標となる人」は、その環境がおかしいことを体を張って示している「炭坑のカナリア」と見る見方だ。だから環境が変われば問題行動もなくなる。親という環境が変われば、子どもも変化するように。
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結局、全ての生物は環境の動物であるよ、ということ。
人もまた人の環境であるよ、ということ。
だから、環境を大切にしたい。
自然を大切にすることと人を大切にすることはイコールだ。
この当たり前のことをベルタランフィは理論化してくれた。
そして、このようなものの見方、考え方が広まれば世の中住みやすくなると思っている。私は、わが子に住みやすい社会を提供していきたい。だから、この考え方がどんどん広まることを願っている。大学で難しく勉強せずとも、このようなブログで実践的にどんどん身につけていって欲しい。そのため、せっせと事例解説をしたりしているわけだ。事件を取り上げるのも、そういう思いからである。
読んでいる内に、分かってくることと思う。
何か分かったら、自分で記事を書いてみるといい。そうして、どんどん自分のものにして欲しい。自分のものになるということは、そのような生き方ができるということだ。それは、きっとあなたを解放するだろう。
*当ブログはリンクフリーです。
リンクしていただいて、記事をご活用いただければ幸いです。
(追記)
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勉強会をされている母親グループからお招きを受けて講演を行ったりします。
数名で勉強会を立ち上げ、私のブログから親御さんが興味を持ちそうな所をコピーして配布し、興味を持つ人の輪を広げていって講演という流れです。
地域の人が知識を共有することで、互いの共通語ができて話がしやすくなりますし、ハラッサーはでしゃばりにくくなります。自分の子育てが変わるだけではなく、冷静にハラッサーを撃退できるようになります。自分の思いを支える確かな言葉を持てば、人は強くなれるのです。
勉強は、お金や地位のために行うのではありません。自分を表現する言葉を得るためにあります。ベルタランフィが当たり前のことを理論化してくれたように、私も、当たり前のことを人が人に説明できるように、との思いでこのブログを書いています。
今や待ったなしのところに人類全体が追い込まれていますから、四の五の言わずにできることをどんどんやっていかなければ間に合いません。わが子に住みやすい社会を残していきたいですから、できることは何でもやりたいと思います。
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