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山が泣いている

2008/09/07(Sun) Category : 環境
山々を見て思うのは、杉の多いこと。
かつての日本の山は広葉樹が多かったはずだ。

その実がクマの餌となるブナ。
水分を多く含み水楢とも呼ばれるナラ。
カブトムシやクワガタムシが大好きなクヌギ。
それらの実で、至る所にころころ転がっていたドングリ。
その花は蜂が大好きで、その実は栃餅として食用にもなったトチノキ。

あぁ、なんと豊かな広葉樹林帯。
森林から豊かな生活が生まれ、砂漠化とともに文明は滅びる。
豊かな栄養が流れ込まなくなる海も滅びる。

滅びたイースター文明を見よ。
人類にとって森林こそが資源なのだ。

山国日本は資源小国ではなく資源大国なのだと知ったのは大学で農業経済をやったから。
目に見える部分しか見ない経済とは異なる視点に気づかせてくれた。

石油や石炭だって植物だ。
人の貪欲(飢餓)は、生きている森を食らいつくすだけではなく、化石の森までもを食らいつくそうとしている。

かつてのありふれたブナの森が世界遺産として登録されてしまう貧しい時代。
周りにあった手つかずの自然は、白神山地などに“観光”に行かないと残っていない。



代わって山肌を埋めるのはとんがり帽子の杉の子達。
建材で儲かるからと、山に田植えでもするかのように植えられた。

で? 
植えた後は放置…。

行政は、植林に金を出しても間伐に金は出さない。
「金」を得るために生態系を変え、目先の「金」を惜しんで育成に力を注がない。

お陰で皆モヤシのごとく、細く長く密生している。
見ていて痛々しい。

広葉樹のように根を広く張らないからすぐに倒れ、表土が流出してはげ山となる。
保水能力がないから、山に降った雨はすぐに鉄砲水となって市街を襲う。
水を保てなくなった山は地下水脈を枯渇させ、人の生活に打撃を与える。
綺麗でただの水におんぶしていた産業はコストアップし、地盤は沈下する。
生き残りをかけたスギは花粉症となって人を襲う。

山から食料を奪われた動物たちは背に腹は代えられず、里へ下りるしかない。
シカが町を闊歩し、クマが民家の蜂蜜を狙って侵入し、サルが渋谷を騒がせる。
動物達さえもが見捨てた貧困な山。

都市近郊の山々を飛行機から見下ろす度に胸が痛む。
ゴルフ場という名の“ケロイド”が止めどもなく広がっている。重傷だ…。

「金」を得るために生態系を破壊した結果、
莫大な被害(コスト)を被らざるを得ない構造となった社会。

…すでに、これまでの消費型文明は滅びつつあるのだ。
過去何度も何度も過ちを繰り返してきたように、またも人類は学ぼうとしないままに…。

「開発」という言葉が「破壊」そのものであることが誰の目にも明確になりつつある現在。
まだ、この経済構造や経済成長を続けますか?


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