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地域の脚本を書き換えよう

2008/09/09(Tue) Category : 世相・社会
約35年前に2週間かけて自転車で日本を1/4周くらいした。
30年前に1年かけて日本各地をヒッチハイクで旅した。
会社時代も転勤やら出張で各地を見、今また各地を見て歩いている。
つまり、結構この足で日本をつぶさに見てきている。

何を言いたいのかというと、目を覆うばかりの地方の衰退である。

政治家や行政に町作りを任せるのではなく、自分の頭で考えて欲しいのだ。



これまでの「神話」は次のようなものだ。

(産業編)
1,高速道路を作る
2,工業団地を整備する
3,企業を誘致する
4,栄える

(観光編)
1,高速鉄道(新幹線)を敷く
2,ついでに空港まで作ってしまえ
3,目を引くハコモノもどんどん建てろ
4,栄える

若者の地方定着、地方の活性化はこれしかない!(国が太鼓判!!)
で、どこの自治体も草木がなびくようにこの神話に飛びつき、中央官僚が幅をきかすことになった。



結果は?……

(産業編)
1,高速はおろか国道もガラガラ(国道沿いの店はつぶれる)
2,工業団地は海外に作った方が安い
3,企業は赤字になれば簡単に閉鎖する
4,企業城下町ほど企業衰退とともに滅びる

(観光編)
1,新幹線通勤により都心集中(地方企業の衰退)
2,高速で地方の核となる空港まで行けるのでローカル空港は赤字
3,ハコモノの累積赤字が町の財政を延々と圧迫
4,若者流出により滅びる

結果は既に目に露わだ。
政治家の妄言に惑わされずに、自分の目を見開いてしっかりと見ることだ。
あなたの目は節穴ではないだろう。





なぜ、こうなったのか?

いまだに田中角栄の亡霊が霞ヶ関を覆っているのである。
角栄が立脚する信念は、次の2つだった。
①「人間の1日の行動半径の拡大に比例して国民総生産と国民所得は増大する」
②「国民総生産と国民所得の増大は、一次産業人口比率の低下と二、三次産業人口比率の増大および都市化に比例する」

極めてシンプルなこのたった2つの信念(ポリシー)を実現するため、彼がS43(1968-明治100年)に次の100年の繁栄をもたらすものとしてまとめた「都市政策大綱」(ビジョン)は、次のことを目指していた。
①日本全体を一つの都市と考え、「1日交通圏、1日経済圏」とする
②高速道路のインターチェンジ毎に25万の工業都市を置く(工場分散=地方の二次産業化)

これらの大前提は、モノ不足。
モノに飢えた世代が、大量生産を目指して辿り着いた考え方だった。

しかし、次のことを全く考えていないおめでたいものだった。
1,1日交通圏になれば便利な都心に集中するのは当然
2,水はただと考えていたこと
3,モノ余りの時代が来ること
4,モノを作れば、当然維持費がかかること。作れば作るほどにかさむこと。

つまり、作らなくてすむに越したことはないのだ。←この発想がなかった。
(今どれだけ、危険な建物、道路、橋があるか!)





角栄の構想で成果があったのは、次のことだ。
1,道州制単位レベルでの1日経済圏の確立
・九州では、福岡に人が集まり他は衰退する(熊本空港や大分空港は便も少なく割高なので福岡空港を使う。そこから高速や鉄道で十分に移動可能)。
・東京近県は、もはやベッドタウンの名の通り眠れる町になった。大人が昼間いないので、犯罪が起きやすくなる。

2,農林水産業は叩き潰された
・結果、日本人全員が、モノを作って売って金を得なければ食えないという強迫神経症的な働き方になっていく(ワークライフバランスの崩壊)。
・地方行政が破綻し、地域が寂れ、風土が荒れた。

3,都会で人は使い捨て
・農林水産業では食えない政策を国がとっているから、当然都会に人は流入し人余りが起こる。地方で大事にされる人材も都会では使い捨て。地方から活力を奪った上に都会でも活力は奪われている。そして、日本全体が沈む。


そして、角栄の信念に反してなってしまったのは次のことだ。
4,所得の激減
・上記3の結果、及びグローバル化の結果、働いても食えない(ワーキングプア)層ができてしまった。つまり、角栄の2つの信念は間違っていたことが証明された。

5,インターチェンジ毎に25万の工業都市などできない
・モノはいらない




もういいでしょう。
これだけ惨憺たる結果が出ているのだから。

モノ不足の時代に、このようなシナリオができあがったのを責める気はない。
が、そのシナリオの結果、どのような「現実」を招いたのか、その現状を冷静に把握して、これからのことを考えていこうよ。


これは、実は自分の人生脚本を見直すやり方と同じなんだけどね。
「今」が生きにくいのであれば、自分の人生脚本のどこかに無理がある。
今の自分の現状を冷静に見つめ、ここに至った過去を振り返ることで人生脚本に気づく。気づけば、書き換えることができる。そこから本当の人生が始まる。

日本という国も、脚本を書き換えるときが来ているよ。
過去を直視することなく、都合のいいように改竄を繰り返してきたから変われないでいる。
日本人はいつから、自分を直視できない逃走民族になった。
でも、逃げ切ることはできない。

まぁ、国のことをいきなり語ってもせんない議論が回るだけ。
まず、自分がどうなりたいのか、そして自分の町をどうしたいのか、を考えて欲しい。

その時のキーワードは経済発展ではなく、「幸せ」だ。





道路問題は政治を国民の手に取り戻す象徴


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