国民に毒を食わせた国
2008/09/10(Wed) Category : 社会事件簿
「自分に問いかけてみよう」で疑問を呈した「比較優位の原則」。
それに政治が絡むと、工業製品を売るなら農産物を買えという取り引きになる(ウルグアイ・ラウンド)。
結果、米を作るな、米を作らないなら金をやるというおバカな減反政策がまかり通り、働かないことに対して税金が使われた。
働きたくても働けない苦しさ、仕事がないのに金が支払われることの辛さ、何より生き甲斐を奪われ人生を奪われる虚しさ―この三重苦を国はお百姓に押しつけ国土は荒れた。
その一方で、米が余っているのに外国から米を買うというおバカの上塗りをしている(税金を使って→これで、二重に無駄金が使われていることが分かるだろう)。
もともと他国民が食べる米+作れば買ってくれる。そりゃ手間をかけず農薬漬けにもなるだろう(食べる人の顔が見えない大量流通には、無責任になる要素がある)。で、「毒入り危険」の米が入ってきたわけだ(メタミドホスは人に有害なので、日本では農薬・殺虫剤として使用してはいけない→つまり、“毒 ”です)。
そもそも、だ。なぜ、毒入り米を突き返さない?
購入義務があるから? それが不良品でも、毒入りでも購入義務があるの? どう考えてもおかしいでしょう。
それを農水省の担当者は
『事故米といえども国費で購入した国の財産。価値あるものは少額でも売らなければ無駄と指摘されかねない』(絶句!)
毒に価値があるのかい!(怒)
もはや米以前に、官僚の判断が相当に汚染されていることが分かる。
そして、農水省は保管料、運送費、焼却費を払いたくないために、業者に売ろうとする。国が毒を売っているのだ。この行為自体が“異常”ではないか?
三笠フーズしか買いに来なかったこともある(農政事務所の職員)―当たり前でしょう。まともな業者なら買いに来るはずがない。
百歩譲って、売る相手が産廃業者などの廃棄業者ならまだ分かる。が、農水省が売った相手は「三笠フーズ」。その先に菓子メーカーや清酒メーカーなどがあることは分かり切っていたはずだ。最終的には、国民の口の中に入るのである。毒が!
つまり、農水省は、“その先”がどうなるのかを知っていた上で売っていたのである。腹立たしくないかい? 農水省は釈明のためにぼーっとした人物をメディアに立てて誤魔化す気か? もっと本質をついて怒れよメディア。
農水省は毒を売っておいて、アリバイとしての立ち入り調査をし、自分たちに罪はないと逃げようとしている。
『現物は確認されないし、粉にした後に「すぐに出荷して物はありません」と言えば済んだ』(三笠フーズ社員)―完全な出来レースでしょ。
農林水産業がこれだけこけにされている国もない。
地方の衰退を目の当たりにしているだけに、いやそうでなくとも、この事件には憤りがある。
自民党の総裁選の茶番にはすっかり嫌気がさして、候補者達の顔が映るだけでテレビを見ない。もっともらしい顔して出てくるだけで、もう結構、もう沢山と思ってしまう。あのような顔しか並ばない政治の貧困が哀しい。
今回被害を被った菓子や清酒メーカーの経営者が言っていることは、「信頼」の上にしか社会は成立しないと言うことだ。
経済第一主義というイデオロギーのために安心と安全と社会への信頼が失われたこの世界。
政治家を選ぶ判断基準を、私たち一人一人が変えていかなければならない。
それに政治が絡むと、工業製品を売るなら農産物を買えという取り引きになる(ウルグアイ・ラウンド)。
結果、米を作るな、米を作らないなら金をやるというおバカな減反政策がまかり通り、働かないことに対して税金が使われた。
働きたくても働けない苦しさ、仕事がないのに金が支払われることの辛さ、何より生き甲斐を奪われ人生を奪われる虚しさ―この三重苦を国はお百姓に押しつけ国土は荒れた。
その一方で、米が余っているのに外国から米を買うというおバカの上塗りをしている(税金を使って→これで、二重に無駄金が使われていることが分かるだろう)。
もともと他国民が食べる米+作れば買ってくれる。そりゃ手間をかけず農薬漬けにもなるだろう(食べる人の顔が見えない大量流通には、無責任になる要素がある)。で、「毒入り危険」の米が入ってきたわけだ(メタミドホスは人に有害なので、日本では農薬・殺虫剤として使用してはいけない→つまり、“毒 ”です)。
そもそも、だ。なぜ、毒入り米を突き返さない?
購入義務があるから? それが不良品でも、毒入りでも購入義務があるの? どう考えてもおかしいでしょう。
それを農水省の担当者は
『事故米といえども国費で購入した国の財産。価値あるものは少額でも売らなければ無駄と指摘されかねない』(絶句!)
毒に価値があるのかい!(怒)
もはや米以前に、官僚の判断が相当に汚染されていることが分かる。
そして、農水省は保管料、運送費、焼却費を払いたくないために、業者に売ろうとする。国が毒を売っているのだ。この行為自体が“異常”ではないか?
三笠フーズしか買いに来なかったこともある(農政事務所の職員)―当たり前でしょう。まともな業者なら買いに来るはずがない。
百歩譲って、売る相手が産廃業者などの廃棄業者ならまだ分かる。が、農水省が売った相手は「三笠フーズ」。その先に菓子メーカーや清酒メーカーなどがあることは分かり切っていたはずだ。最終的には、国民の口の中に入るのである。毒が!
つまり、農水省は、“その先”がどうなるのかを知っていた上で売っていたのである。腹立たしくないかい? 農水省は釈明のためにぼーっとした人物をメディアに立てて誤魔化す気か? もっと本質をついて怒れよメディア。
農水省は毒を売っておいて、アリバイとしての立ち入り調査をし、自分たちに罪はないと逃げようとしている。
『現物は確認されないし、粉にした後に「すぐに出荷して物はありません」と言えば済んだ』(三笠フーズ社員)―完全な出来レースでしょ。
農林水産業がこれだけこけにされている国もない。
地方の衰退を目の当たりにしているだけに、いやそうでなくとも、この事件には憤りがある。
自民党の総裁選の茶番にはすっかり嫌気がさして、候補者達の顔が映るだけでテレビを見ない。もっともらしい顔して出てくるだけで、もう結構、もう沢山と思ってしまう。あのような顔しか並ばない政治の貧困が哀しい。
今回被害を被った菓子や清酒メーカーの経営者が言っていることは、「信頼」の上にしか社会は成立しないと言うことだ。
経済第一主義というイデオロギーのために安心と安全と社会への信頼が失われたこの世界。
政治家を選ぶ判断基準を、私たち一人一人が変えていかなければならない。