環境としての親
何もないよ。
ただ、そこにいればいい。
環境は、そこにあるだけ。
私たちに何も働きかけないでしょう?
谷津干潟は、そこにあるだけで水鳥が寄ってくる。
谷津干潟は、そこにあるだけで私たちの心を癒す。
谷津干潟は、そこにあるだけで私たちを支えている。
○○しろ
○○したか?
○○するんだろう?
○○してないのか?
○○しなくていいの?
○○しないつもりか?
○○しておけ
○○するべきだ
○○すればいいんだ!
○○するのが本当だろ
○○して当たり前だろう
○○しなきゃいけないでしょ
○○してる場合じゃないでしょ
○○してる暇があるの?
○○するようじゃダメだ
○○してはいけない
○○するな
「しろ」(Do)~「するな」(Don,t Do)にいたるまで、
あらゆることに散りばめられたドライバー(強制)とストッパー(禁止令)
無造作に親から投げられたそれらの言葉は、ゴミだ。
そのゴミが思考を覆いつくしていく。
(思考が親に汚染されていく)
(交流分析的にいえば、「P(Parent)がA(Adult)を汚染する」と言う)
「急げ」「完璧であれ」「親を喜ばせよ」と
心がやりたくもないのに追い立てられ
その上、
心が動こうと思えば、「するな」と言い、
心がやめようと思えば、「やめるな」と言い、
するもやめるも「禁止」令。
進むも能わず、引くも能わず、
がんじがらめで身動きできなくなっていく。
いつしか自分の頭に棲みついた親が、
四六時中、自分を監視ししている。
その監視する親が、ありとあらゆることに口を出し、
自分の行動(Doing)は、操り人形。
そこに、自分の実態(Being)はない。
Being なき Doing って、何?
機械仕掛けの生き人形?
その行動は自分の経験にならず
その経過は自分の記憶に残らない
何かを成し遂げても、それは自分の人生ではない。
何かを成す(Do)ことに意味があるのではなく、
自分である(Be)ことに意味がある。
リウマチで寝たきりのお母さんは何もできなかったけれど、
ただそこにいて子どもたちを見守ることで、子どもたちに生きる勇気を与えた。
親のなすべきこと?
何もないよ。
ただ、そこにいればいい。
そう…
ただ、互いに心を開き
親も子も、それぞれの道を歩け
「アンマー」 かりゆし58 歌詞
親(環境)に対して行ってきたことを
その内、子(人)は気づくでしょう…
・子の甲斐性、母の甲斐性、父の甲斐性
・「親」という字
・環境としての父親
・テラとガイア
・心のゴミを拾い続けよう
・「考える」という病
・見守る親の愛を見せた植田監督の父
・「いい子」は万病の元
・「いじめ」って何?(1)-感情吐き出しのバケツリレー
・大人を信用していない子
・嘱託殺人
家系を絶つために
母親が子供に手をかける。 計画的でも、勃発的であっても、罪には変わりはない。 難病を持つ母親が、障害をもつ子どもを自ら殺すとは。どう... ...