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中山国交相の辞任が示す潮流の変化

2008/09/28(Sun) Category : 世相・社会
全く…政治が真っ当であればこんなことに患わされずにすむのだが、あまりにも非道いので追記。中山国交相の辞任問題である。

そもそも、「やっと最近、いわゆる従軍慰安婦とか強制連行とかいった言葉が減ってきたのは本当に良かった」(04年11月 文部科学大臣時代)と言うような人間をなぜ再び大臣という責任あるポストに就けたのか?麻生さん。

道に迷ったら、来し方を振り返る。
自律するためには、見たくない部分も含めて自分を見つめ直す。
それが、本当に自律するための鉄則である。

日本が真に自律するためには、戦争を直視しなければならない。
なぜなら、戦争後遺症が現在最も非道く現れているからだ。
彼が述べたことは、自律からの逃走である。

それとも、どこかから、戦争のことは直視するなという禁止令が出ているのか?
自律から逃げた先には共依存しか待っていない。
実際、今のこの国には共依存人間が蔓延しているではないか。




○中山氏の発言----------------------------------------

■成田空港
「ごね得というか、戦後教育が悪かったと思うが、公のためにはある程度自分を犠牲にしてでもというのがなくて、自分さえよければという風潮の中で、なかなか空港拡張ができなかったのは大変残念だった」

■単一民族
「外国人を好まないというか、望まないというか、日本は随分内向きな単一民族」
「まず国を開くというか、日本人が心を開かなければならない」

■学力テスト
「私は(文科相時代に)なぜ全国学力テストを提唱したかと言えば、日教組の強いところは学力が低いのではないかと思ったから。現にそうだよ。調べてごらん。だから学力テストを実施する役目は終わったと思っている」【以上9月27日朝日】

■日教組
『さまざまな犯罪が起こっている。あるいは親殺しとか。それは教育に問題があった。特に日教組。何より問題なのは「内心の自由に立ち入らない」と言って、道徳教育に反対する。何とか日教組を解体しなければいかんと思っている。小泉さん流に言えば「日教組をぶっこわす」。この運動の先頭に立つ思いでいる。』
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080928k0000m010101000c.html

■民主党
「日本の教育のがんは日教組(日本教職員組合)だ。日教組は民主党の最大の支持母体で解体しなければいけない」【以上9月27日毎日】
http://mainichi.jp/select/today/news/20080928k0000m010068000c.html




○中山氏の発言に対する反論------------------------------

●成田空港
斉藤環境相は、成田空港について「権力が民衆に何も相談しないで権力の言うことを聞けということで進めた、最初のボタンの掛け違いがあのような大きな事態になった」と指摘し、「ごね得」には当たらないとした。【9月26日時事】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008092600425

「堂本知事は会談後、「発言は大変驚いた」。さらに「ごね得という性格ではない。今も立ち退かずにいる住民は国への抗議として残っている」と話した。」【9月26日朝日】
http://www.asahi.com/politics/update/0926/TKY200809260349.html

●単一民族
(北海道ウタリ協会の)加藤理事長は「謝っている者にげんこを振るわけにはいかない」と、当面は矛を収める意向を示しつつ、「全国にアイヌの人が住んでいる。みんな怒り心頭だ」【9月26日朝日】


●本人の弁
「失言というか舌足らずというか、言葉狩りに遭わないように気をつけないといけない」
http://mainichi.jp/select/today/news/20080928k0000m010068000c.html

*マスコミも「失言3連発」などと書いているが、“失言”とか“舌足らず”という問題ではない。発言の背景には、その人の考え方(思想)がある。そういう考え方の人を政治家にしておくということ自体に間違いがある。04年に既に政治家不適格の烙印が押されているにも関わらず再登板させたということは、そこに現政権の意図もあるとみなさざるを得ない。責任部署に人を選ぶというのはそういうことだ。



○中山氏の発想----------------------------------------

彼の発言を見ていると頭の図式がよく分かるが、その発想の根っこにあるものは「滅私奉公」である。
戦後教育で「滅私奉公」を教える道徳がなくなった
→だから、自分さえよければという風潮が蔓延した
→だから、公共事業が進まない
→だから、道徳教育に反対する日教組及び民主党を潰す

とても皮相なものの見方であるにも関わらず、自分を正義と信じて疑わず、反対するものは誰であれ潰して当然という、極めて怖いことを平気で言っている。


自分の弱さを見ない人間は、
自分の弱さを見たくないが故に自分の信念にすがりつき、
さらに、その信念を周囲に押しつけていこうとする。
自己防衛のために人を平気で道具にする。

拙著「あなたの子どもを加害者にしないために」を読まれている方は、少年Aの父親の信念の押しつけが酒鬼薔薇を生んだ要因の一つであったことがお分かりだろう。

「第2章 人を育てる二つの基本の欠落」の中で、以下を読んでみてほしい。
 1、信念に飲み込まれた父親
 2、父親が自分と対決すべき五つのこと
   【子育ての法則】①信念を持つときの七つの留意点

すると、このように政治家の発言を見るときの見方も、より深くなってくるはずだ。
政治家に限らず、学歴・職業・資格・財産など「見た目」ではなく「心で人を見る目」を私たち一人一人が養っていかなければ、この国はよくならない。そのために、「心」を学んでほしい。





いずれにせよ、このような「上から押しつけ」型の人間が、わずか5日で舞台から退場させられたことは、潮目が変わり始めたことを示している。同時に、現政権がその潮流の変化を認識していなかったことをも示している。

家族カウンセリングでご家庭にお伺いして感じることは、次の順番で生きることの本質をつかまえているということだ。
1,自分と闘い苦しんでいる子供
2,その子供の辛さを見て、ともに苦悩している母親

しかし、現社会のシステムに乗っかって、自分と格闘することなく仕事に追われている父親は無意識に逃げ続ける―自分の弱さから。

もはや、自分と向き合う時代が始まっている。
そのためには、「外」ではなく「内」に導く政治へと変えていかなければならない。

自律に向けて歩き始めよう。


(尚、「滅私奉公」については、次に私の考えを示します)






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「やっと最近、いわゆる従軍慰安婦とか強制連行とかいった言葉が減ってきたのは本当に良かった」

この言葉の裏には、軍部による強制はなかった、という事実が元にあるのではないかと思います。
従軍慰安婦は希望を募ってのことでしたし、労働を強制されたのは日本国内の日本人も同じでした。
過去の日本人…つまり私達の曾祖父達の行いに、過剰に罪を着せて糾弾することは悲しいことです。
私は女性ですが、この従軍慰安婦という制度が強制された事実でなかったと知ることで、どれだけ安堵したか知れません。
自分の国の過去に過剰に罪悪感を持つこと。それは個人と切り離せないのではないでしょうか。

 

或る遺書

ヒントはここにあるのかも知れない。http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/9776/izumi/isyo/i_isyo.txt

 

はじめまして

>いずれにせよ、このような「上から押しつけ」型の人間が、わずか5日で舞台から退場させられたことは、潮目が変わり始めたことを示している。同時に、現政権がその潮流の変化を認識していなかったことをも示している。


そうであって欲しいと思います。
一方で、中山全国交相の辞任に対する賛否を20歳以上アンケートした結果はどちらも約半数で拮抗していたという、民主党山岡氏の発言がありました。

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1178863.html

特に若者達が、辞任した中山氏の発言を支持している様子を見て、寒気がしました。
秋葉原で麻生太郎氏が人気もしかりです。
若者の心が内ではなく、強く外に向かってますよね。
そう言うのを見てると、日本はどうなってしまうんだろう?と、駆り立てられるような不安を感じます。

 
    
 
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