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中央集権体制の作られ方

2008/10/05(Sun) Category : 見方・考え方・価値観-パラダイム
【超早わかり!明治維新以降の日本近現代史②】

組織はポリシーによって作られる---------------------------

「ところが、日本は明治維新の頃から公の概念が突出するようになった」

「維新からですか!」緒方が頓狂な声を出した。

「そうだね。組織はポリシーによって作られると言ったこと覚えてる?」

「覚えてます。すべてのシステムはポリシーを体現するものということですよね」
「そう。だから明治政府がどのようなポリシーを持っていたかを見れば、その後の社会システムの作られ方がよく分かる」



竜馬のポリシー vs 明治政府のポリシー---------------

「明治政府のポリシーなんて、どこに現れているんですか」緒方が不思議そうに聞いた。

「『五箇条御誓文』だよ。あれは、明治と元号を変えてすぐに政府が天皇に宣言した誓約だ。元々は坂本竜馬の船中八策から来ているんだが、いろんな人の手を経て最も大事なところがまるっきり変わってしまった」

「最も大事なところ、といいますと」

「主権のありようだ。竜馬は社会の基礎を人民に置いた。しかし、御誓文は『皇基』つまり天皇に置いたんだ」



中央集権社会の作られ方(地方の力の奪い方)----------------

「それが、どのように影響しているんですか」先を急ぐように緒方が問いかけてくる。

「すべてを天皇に集めたのさ。『版籍奉還』で土地も民も大名から奪い天皇のものとした。代わりに置かれた知事は他藩出身者で実権はない。これで地方の力を奪った。今、地方に活力がない遠因はここにあると思うよ。

次いで『戸籍法』によってその『臣民』を掌握した。
そこから兵を募る『徴兵令』は、藩の軍を国の軍へと集約するためのものだ。
その軍隊を維持するのにお金がかかるが、そこは『地租改正』で税収を上げた。つまり、ポリシー通りに社会システムが作られていったわけだ」

「なるほど。ポリシーというのは、組織を形作る上ですごい影響力を持つんですねぇ」ようやく、緒方が納得したように言った。(略)



【以上、「あきらめの壁をぶち破った人々―日本発チェンジマネジメントの実際」より】





*地方分権であった江戸の幕藩体制は、『五箇条御誓文』を基に中央集権体制に変わっていきました。ポリシーを変えるということは、システム(社会体制)が変わるということなのです。

たとえば、「公」のすべきことを「民」で行った場合、そのポリシーは「公共・安全」から「利潤第一」に変わらざるを得ません。その結果、国鉄民営化にせよ郵政民営化にせよ、システム(社内体制やルール)が利益第一に変わり、大きな弊害が出、事故が起きています。


逆に、現在金融危機に直面する各国は、銀行を国営化していますね。安全を担保するためです。危機になれば国営化し、危機が去れば民営化する…そうではないでしょう。
「公」のやるべきことと「民」のやるべきことは役割が違うのです。どんな時代にあっても惑わされないポリシーが必要です。

「民間でやれることは民間に」という小泉政権の合い言葉は、彼の政治には実はポリシーが何もないことを露呈していました(だからデストロイヤーになれたのですが…)。
自民党麻生総理の民主党小沢党首に向けての“代表質問”にもポリシーは述べられていませんでした(「所信表明」の場であるにもかかわらず… --;)。

日本という国は船頭のないままに、もう長いこと漂流しています(詳しくは、下記の『「戦後60年」を振り返る』をお読み下さい)。
だから、自らの信念を述べる小泉氏に日本はコロッとなびいてしまったわけです。これがどんなに怖い状況かが分かると思います。


中央集権体制は、列強に互するために一時的に必要な体制であったかもしれませんが、決して坂本竜馬の望んだものではありませんでした。
竜馬は、真の民主国家を望んでいました。

竜馬の思いを無駄にせず、私たち一人一人が「民の国」を目指して生きていきたいものです。






「富士山大噴火」に見る望ましい国のあり方

■「戦後60年」を振り返る
(1)「モノ」から「ココロ」へと民心が変化した戦後30年目
(2)「失われた10年」(1987-97)の真の意味
(3)失われた10年末期の「酒鬼薔薇事件」が意味する2つのこと
(4)失われた「モラル」(父性)と「愛情」(母性)
(5)「ココロ」が崩壊しつつある戦後60年目
(6)常識を疑え。そして、行動せよ!


★超早わかり!明治維新以降の日本近現代史
「公」(空間概念)と「私」(時間概念)



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