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20代と50代がネットカフェ難民の双璧である理由

2008/10/16(Thu) Category : 人生・世代
8/3に発売された月間リベラルタイム9月号「日本を劣化させる“50代”の罪」特集に掲載した記事『子どもを追い詰める価値の押しつけ』を転載します。小見出しは変えてあります。




■20代と50代がネットカフェ難民の双璧である理由

人は、生まれてからほぼ十年間の体験を基に人生脚本をつくり上げる。
自分はどのような人間で、これからこのように生きていくだろうという漠然とした人生のシナリオだ。
人は、その脚本に気づいて書き換えをするまで、無意識につくり上げた脚本に沿って生きていくため、生後十年までの家庭や地域の環境、それらを取り巻く時代環境の影響は大きい。

自己肯定で生きるのか自己否定で生きるのか、その大きな分かれ目は、あるがままの自分を受け止めてもらったことがあるかないかにある。

それは親でなくともいい。
近所の人、身近な自然、古びた建物、ペット…何かに自分を受け止めてもらった体験があれば、心に火を灯して生きていける。

特に、自分の気持ちを聴いてもらえた人は、自信を持って人生を歩いていける。なぜなら、気持ちとは自分自身だからだ。

さて、秋葉原通り魔事件の犯人の残した自己否定の強いコメント及び、弟の告白によって家庭環境に注目が集まった結果、その親世代である五十代(五〇~五七年しらけ世代)がクローズアップされているようだ。

この二十代と五十代がネットカフェ難民の双璧であることをご存じだろうか(厚労省調査より)。この現象は一体何を物語っているのだろうか。
http://www.pressnet.co.jp/osaka/kiji/hit001.shtml





(以下のように掲載していきます)

社会的世代間連鎖の観点で見る家庭崩壊

20代と50代がネットカフェ難民の双璧である理由 (本項)
存在不安の世代間連鎖
押しつけの世代間連鎖
崩壊した最後の砦-家庭





【ネットカフェ難民の現状】






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懐かしい言葉です

「しらけ世代」という言葉を何十年ぶりに聞いたろうと嬉しくなりコメントさせて頂きます。おっしゃるように父親は83歳特攻隊の生き残り、子供は長男24歳という1世代に当てはまります。なぜ「しらけ世代」かと言うと学生運動もせず、団塊世代に比べると人数も少なく、非常に大人しい世代ということで「しらけ世代」と理解しています。子供の頃、まだ戦争が身近にあり、家には小銃の銃弾や南部式拳銃もありましたね。漫画雑誌の特集は「戦争兵器」「忍者」「野球」がメインテーマでした。遊び道具には2B、3Bという火薬でよく破裂させて遊んでました。途中から銃狩りや火薬の禁止という動きがあり、徐々に平和な管理社会に進んだ時期ですね。親世代は戦争に行った人ほどなんらかの心の傷を負っているように思います。戦争の話題になると話が止まらず戦争は親世代にとっては非常に大きな事件?だったは理解していました。子供のころ特に母親からは大きくなったら親の面倒を見るのが長男の義務だと折りある事に言われたことを痛烈に憶えています。これは自分の人生の中でトラウマになっていますね。自分はそのことから絶対にこれを子供に言うまい、と強く自分に誓いました。さて、自分の子供たちへの接し方ですが、忙しいだけで週末や休みにできるだけ一緒に遊んでやることが目標だったように思います。女房に言わせると「甘い」都合の良いときだけに耳障りの良いことだけ言っている、と愚痴を言われてます。子供たちを見て自分と比べると屈折してないな、何か素直に育ってしまったなという感じがします。これが彼らにとって良かったのかなというのが正直な不安です。親の目ですから実際はわかりませんが。何にせよ、子供の立場に立つようにしてきました。しらけ世代というのは
今になってみるとやってやろうとした人としては「豊田商事事件」「投資ジャーナル事件」の社長たちがそうです。私も大学で東京に行くときヒッピーになるためが正直な目的だったのです。いやあ、懐かしいあの頃に行ってみたいです。

 
    
 
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