あなたの子どもを加害者にしないために
全国のご家庭を訪問カウンセリングしている家族カウンセラー(家族相談士)のモノログ―家族のこと、気になる出来事を感じたままに率直に
思いっきり病人になろう
2008年12月05日 (金) 22:48 | 編集
とある病院へ行った。
校外も校外にその病院はあった。
心のケアをする病院である。

久しぶりに会ったその人は、随分顔色が良くなっていた。
肌の張りも出てきており、心身が回復している様子が伺えた。

実際、その方もそうだが、

「泣いてはいけない」
「愚痴を言ってはいけない」
「笑っていなければならない」
「不満や不快を顔に表してはいけない」
「どんなに苦しくても、辛さを見せてはいけない」
「元気にしていなくちゃいけない」
「私が頑張らなければいけない」
「無理しなければいけない」
「シッカリ者でなければいけない」
「完璧でなければいけない」
「イヤをイヤといってはいけない」
「断ってはいけない」
「避けてはいけない」
「休んではいけない」
「遊んではいけない」
「努力していなければいけない」
「親を喜ばせなければいけない」
「親の押しつけを受け入れなければいけない」
「“病は気から”なんだから、気を緩めてはいけない」
……
と、ドライバー&ストッパー(=インナーペアレンツ)だらけだった。
ふう〜。これじゃあ、疲れ果てるよね…


インナーチャイルドはインナーペアレンツにがんじがらめにされ、
身動き取れぬ自分は無条件に親に蹂躙され、
エネルギーを根こそぎ吸い取られてきた。

まさに気息奄々の状態。
命の灯火が消えかける状況にあったと言っても過言ではないだろう。


車でいえば、ギアがトップどころかオーバートップの状態で走らされ続けてきため、正常な自分の状態というものが感覚としてずれている。
ギアを2速も3速も落としてようやく普通のレベルになるが、そうなると本人の意識はオーバーローくらいに認識してしまう。この誤認識故に、心身の疲れを自覚し得ない体は誤作動を続けた…エンストを起こす寸前まで。



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ドライバー&ストッパーの強い人には「許可」を与える必要がある。
ゆっくり休んでいいんだよ、という許可。
その最も効果的な許可が、「病人」になることだろう。

病院は、苦しれば苦しいと言い、痛ければ痛いと言い、泣きたければ泣いてもいい場所だ。だから、病院という場所自体が「許可」を与えてくれる場所なのだ。
インナーペアレンツの強い人は、入院することによって、ここでは病人になっていいんだよ、という「許可」がおりるのである。

その中で、自分は心も体も疲れ切っている病人(健康ではない人)なんだと思い知ること―それがとても大切だ。
自分に蓋をする必要も、取り繕う必要もない。スッピンでよい。
人を頼ればいい。眠れなかったらナースコールすればいい。



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それから、上記に書いた全てのこと及びそこから関連することは全部「しなくていい」。

たとえば、イヤな人を我慢することも、しなくていい。
どんな所にも、こういう人はいる。だから慣れる「努力」をしないと…→これは、インナーペアレンツだ。

自分と親との関係が、自分と人(社会)との関係に移行する。
だから、親に我慢し背負い続けてきた人は、他人に我慢し背負いさえする。

インナーペアレンツをぶち破るためにすべきことは、イヤな人間が来たら我慢せず、さっさと席を立って部屋に戻ることだ。
「一切の我慢を捨て去ること」―これをできるようにすることが「課題」なのです。

ご心配なく。
それをしたからといって「我が侭」になるわけではありません。

人が気持ちのままに行動すると社会が成り立たなくなる―この現代に流布されている都市伝説。支配者は、どれほどこのもっともらしいウソで人を支配してきたか…。

人の気持ちは、とても合理的なものです。
ユングもそのように言っていますが、私も数々の体験から確信しています。
気持ちは合理的です。

だから、本来の自分に戻って気持ちのままに生きられるようになると、とても楽に生きられるし、それに、共依存者と出逢うことはなくなります。だから、イヤな人間に慣れる努力をする必要さえもなくなるのです。だから、しなくていい努力をするのはやめましょう。



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尚、心身の体力が回復した後、感情がわき出してくる。

『消えない傷は 胸の中で
幾度となく目覚めては あふれ出す』のは、むしろこれから。

寝覚めは悪くても、それを抑えないように。
また何度でも眠ればいい。

親に届かなかった思いを泣きながら叫んでもいい。
怒りをベッドにぶちまけるのもいい。

思いが枯れるまで書き留めるといい。
表現されることで、インナーチャイルドは落ち着いていく。






Superfly  「 I Remember」


悲しみの雨に打たれ

泣きながら叫んだ夜は

燻るあなたを変える一ページとなる





思いっきり病人になろう!







コメント
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2009/03/01(日) 12:54 | | #[編集]
うぅ、、、つらいナァ。。。
2008/12/24(水) 19:36 | URL | 匿名人 #-[編集]
私もそうしたいけど…
産後うつからずっとうつが続き、通院しています。小さい子供が2人。深夜残業続きの夫との4人家族です。

夫は私の病気を理解してくれてるのかよくわかりません。やっぱり仕事優先で、少し前はしょっちゅう「私だって辛いの!」と泣いて訴えてましたが、夫が仕事で大変なのを見て、もう今はあまり言えなくなりました。

薬のおかげで家事も育児もなんとかできてはいますが、毎晩ストレス解消に過食&飲酒しています。こんなの嫌だけど、こうするしかない。「俺だって仕事しないと」と言われたら返す言葉はありません。私はダメな嫁なんだ…って。

中尾さんのおっしゃるように、私も「大丈夫なフリ」の鎧を脱いで「病人」になりたい。でも環境がそれを許さない。

小さい頃から親にあまり頼れず、今は子供に頼られ、私も誰かにベッタリ頼ってみたい。私にそんな日は来るのでしょうか?…来ないような気がします…
2008/12/07(日) 10:56 | URL | かめのり #-[編集]
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2008/12/06(土) 20:15 | | #[編集]
なるほど!
「一切の我慢を捨て去ること」ですか…

そんなこと言ってくれる人、いなかったです。
今まで叩き込まれてきたことって、本当不自然で歪な在り方だったんですね。

「気持ちは合理的」
それを信じていっちょ我慢、捨ててみます♪

2008/12/06(土) 00:31 | URL | ほびっと #X.Av9vec[編集]
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2008/12/08(月) 16:32 |
「思いっきり病人になって」 だって〜!! (やっとトラックバックしたよ〜〜〜) そっか・・・。 客観的に見た、私が親から受けたドライバー&禁止令 「泣いてはいけない」 「愚痴を言ってはいけない」 「笑っていなければならない」 「不満や不快を顔に...
2008/12/07(日) 18:01 | 心の中のゴミ拾い〜自分の中の親との闘い〜
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