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治ろうと焦らないこと

2008/12/07(Sun) Category : 心と感情
思いっきり病人になろう」の追記。

治ろうと焦らないこと。

「怠けるな、怠るな」
「急げ急げ」
「成果を出せ」
「時間を無駄にするな」
「金を無駄にするな」

これらもインナーペアレンツだ。
心というものは3ヶ月単位で変化していく。
焦ったところでどうにもなるものではない。



--------------------------------------------------
そもそも、時間を無駄にせず、効率よく急ぎ足で生きて成果を出して、それが何の人生だろう。

存在不安のある人は時として偉大な業績を上げる。業界ではもてはやされる。が、心は幸せではない。
都心の豪邸に住む。土地も財産もある。が、心は幸せではない。
天皇からもらうような賞をもらい名誉もある。が、心は幸せではない。
(それは、相談に来る人だからという見方もあるでしょうが…気づいてないだけ)

人生における成果って何?
死ぬときに後悔しないことだろう。

もし明日死ぬとして、今日ここまでの人生に悔いはないだろうか。
それはただ、今日一日を思いを残さず生きているか、ということに尽きるのではないだろうか。


私は、かつて大きな成果をあげ形に残るものを残しつつ、しかし死ぬときに深い後悔に陥ったという生を心理体験した。
魂と関わる


生まれてから死ぬまでの時の経過が人生だとすれば、
その「時」の中で「何かをなした(Doing)」ことよりも、
「自分として存在した(Being)」ことの方が価値がある。

そして、自分の存在の本体は「感情」だ。
感情は、消したり、切り替えたり、なくしたりできるものではない。
本人の意識が気づこうとしなくても、無視しようとしても、“そこ”にある。
“実在”なのだ。

そこに実在する感情は、自分が認知して表現してあげない限り出ていかない。無視し続ける限り、そこにある感情に苦しめられ続けることになる。
さらにその感情が衝動となって自分を突き動かしていくため、自分の人生を生きることができない。



--------------------------------------------------
こうして自分の感情を封印して生きていると心身に深刻なダメージを受けて、うつ病になったり入院したりということになる。

休養し、心身の体力が回復し始めるといろいろな形で、抑え込んでいた感情が表れ始める。不気味な「イメージ」が湧いたり、「夢」の中で親に猛抗議したり、「フラッシュバック」が出てきたり…。

イヤな感情が出始めると、その辛さに本人は自分が後退したのではないか、病状がさらに悪化したのではないかと心配になってしまう。が、「フラッシュバック」に書いたとおり、それらの感情が出始めたということは「その現実に立ち向かう準備ができ始めたということ」なのである。だから、苦しいけれど順調に回復過程に向かっている。




ただその時に、周囲の人がおたおたすると自分の苦しみが周りの人の重荷になっていると感じて自分と向き合えなくなる。
また、子どもは自分が悪いのでは、と思ってしまったりする。

だから、子どもにはきちんと話すこと。子どもは許容範囲が広いので、意外にわかってくれるものです。何より、自分のせいじゃないと安心します。

「お母さんが、不意に涙ぐんだり、怒ったり、イライラしたりすると思う。でもこれは、あなたがたのせいじゃないよ。私の小さい頃の辛い思い出や苦しかった思い出が、今出てくるようになったからなの。
時に大声を上げて泣いたり喚いたりすることもあると思うけど、放っておいてね。これを出さないように我慢して抑えていると、体に良くないし、返ってあなたがたに八つ当たりすることになるの。
これは自分が受け止めなければいけないことだから、黙って放っておいてね」

「自分と向き合う人」、そして「傍にいる人」へ』の記事を参考にしてください。




081206夕陽1
今日の夕陽

081206夕陽2
夕陽もまた宝石なのです…






「7年転機」+「9年周期」で人生の転機を乗り切ろう




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就活していると、期限を切り、面接をたくさん受けて、いかに早く採用通知をもらうか、が問われるので、面接で気持ちがモヤっときたりすると、なかなか次の行動に移れなくて、溜め息が出る。
焦らないこと…と分かっていても、心がかなり揺さぶられる。
間違えたんじゃないか、私にできるはずないじゃないか、と否定する言葉で頭がいっぱいになる。
それでも踏ん張ってやることが今の私には大事なんだなぁと思う。

 

silverring様へ

silverring様

コメントを有難うございました。涙が溢れ出し、止まりませんでした…

世間からは「中年のパラサイト娘が町をさまよっている」としか見えないでしょう。

でも我が家の真実を理解して下さる方がここにいて、救われる想いです…

 

転送不要

「お母さんの物忘れがひどい・・・」「助けてくれ」「頼むから一度来て欲しい」
一人で、モンスターと同居するのはしんどいだろう。
根拠なんてどうでもいいと本人も解っている訳の分からない言いがかりが年がら年中、一日中ぶつけられ、絡みついてくる。
そして暴言。あの、ぬくもりの欠片もない目で見据えられ、決めつけられる圧縮感。今、あんたは一人でそのモンスターと暮らしているんだね。
だけどさ、私がそばにいた頃は、あんた達は、二人で束になって、どろどろの溶岩を私にぶつけていたじゃないか。
私にとってのモンスターは、一人じゃなかった。
あんたとあいつとまとめて、ずっとずっと受け入れさせられてきた。
今になって、自分だけがまともで被害者で、無力で、だから助けて欲しいなんて泣き言、醜くすぎる。
夫であるあんたが、受け止めきれないものを、娘を巻き込んで当然だと思い込んでいる、あんたが心底嫌だ。
夫婦の問題を家族の問題にすりかえて、重荷は全て娘に背負わせる。汚い魂胆が見え見えすぎる。
これ以上、汚い姿を私に見せないで。
あんたが、投げ出したがるあんたの荷物を、私が背負う義理がどこにある?
共犯者のくせに、被害者の仮面をつけるんじゃない。

モラ母の娘様
あなたのコメントを読んで、自分の事が少し見えました。
この寒い時期に、外に逃げ出さざるを得ない状況に、両親の怒りがおさまるのを家の外でじっと待っていた幼い自分を思い、その姿は、お会いしたことのない、あなたへとシンクロしてゆきます。
寒かった、辛かった、寂しかった
あんな、怒声と暴力が飛び交い、怒りの地雷がびっしりと埋まっている家で、命を失うことなくよく生きてこられたと、生きていることの一点で、自分をほめてやりたい。
あんな、背負う価値も義理もないもの。
あれを背負うことは、他のずるい誰かを楽にしてやることだ。
私は、自分が自分だと決めた自分を背負う。
誰かが決めた「お前の荷物」なんか絶対に背負わない。

何ができるというわけではありません。でも、ここにいます。

 

真空の時間

昨日の朝から嵐は始まった。そして今朝、母の興奮を抑えようと密かにデパスを粉末状にして朝のお茶に入れた。いけない事は百も承知だ。
ただ母の狂気に気付いたある医者が「窮余の策」として助言してくれた。これが現実。もはやキレイ事では済まない。ルールに従っていてはこちらのエネルギーが吸い取られるから。

ところが、母は自分のパワーダウンを補強するように朝からビールをあおり、一層エネルギッシュになって蘇ってくる…まるで死んでも死なないゾンビのように。父は「話をするからこうなるんだ」と叫び、そそくさと家を逃げ出した。

私も《根腐れ》した両足を引きずって、文字通り這うようにして家を出た。町の雑踏を目指し、寒風の中を30分歩いた。頭の中は何も考えることができなかった。まさに真空状態だった。感じているのは心臓のドクドクと動く音だけ…。

ネットカフェなんて洒落た逃げ場はこの田舎町にはない。

 

わかってるのに

毎日を楽しんで暮らすことこそが、なによりもの薬。自分の感情に耳を澄ませて、くだらないことと言われても、好きなことをコツコツ楽しんで・・急がば、回れ。私が幸せにならなくては、家族を幸せにすることなどできっこない。わかってる。

でも、義母さんに、「薬は減ったの?」と聞かれただけで、すうっと心が冷たく硬直する。急がなきゃ、早く良くなって、子供を作らなきゃ、こんなにも良くしてもらった恩を、返さなきゃ。ああ、だめ。恐ろしい。私にはできない。

義母はいい人だ。けして嫌いではない。好きでいたい。お願い、許して。私に時間をください。

ううん。そんなこと考えなくていい。私の心の声を聞く。
「怖いよ。」おびえて泣いている。

大丈夫、私、もう大人だから。私があなたを守ってあげる。「まだ無理です。」もう、ノーと言える。
選択するのは私。
誰かに嫌われてしまうことは恐ろしい?本当に?どうして?

本当に恐ろしいのは、自分を裏切った後の代償。

お願い、私をそっとしておいて。

 

それでも焦ったり

泡瀬干潟を守る人達。折り鶴でメッセージを伝える人。
すでに自律している人の姿に憧れと焼き餅。
焦るな。
焦っている自分も受け入れろ。今は自分と向きあう時期。
早く何か成果を出せ。これはインナーペアレンツの声。
泣きたいなら泣け。みっともない自分をみつめろ。
自分の事でいっぱいいっぱい。
それが私の真実の姿。

 

悪夢と正論の間

『ゴミ篭を担いでいる人』に投稿した者です。

この2,3年、何かに追いかけられる血まみれの悪夢やどこかの山河を上空から眺めている自分がいます。夢って変てこでつじつまが合わないけど、やっぱり正直みたい…。
夢日記をつけ始めたら、いつしか『コンスタンチン』?とかいう映画みたいな内容の悪夢日記になっていました。

もはや睡眠導入剤やデパスなしではいられません。怒りまくるパワーもありません。

その一方で、無意識に《いい子》を演じてしまう自分がいます。正論を振り回してしまう自分がいます。

インナーペアレンツを押さえつけるよりも、実は不甲斐ない自分に一番腹を立てています。私のインナーチャイルド、もっと堂々と出てきてほしい。





 

良かったです

少し前に、夢で親にくってかかる夢を見ました。「てめー!娘の言うことより他人の言うこと信じるのかよ!誰がそんなこと言った。そいつの名前を言え!」とか叫んでました(笑)。別にそういう経験をした記憶はないけど、信じて欲しかったのかな。
こちらの記事を読んで、すっかり自分のことのように感じました。
私に今一番必要だったメッセージ。かなり焦ってたし・・・ずっと苦しかった最近。

コメントされてる方の言っている事がとてもよく解る・・・自分の周囲には理解してくれる人はゼロなのに。
同じことを感じてる方がこちらにおられる。って、なんとなくホッとしますね。

良くなりたい。だからがんばって努力してる。
なんだかいろいろ解ってきたような気がするのになんで楽になれないのだろう?納得できない。
気遣ってくれる人もいるのに素直に受け止められない。こんな自分でごめんなさい。
何か死ぬほどつらい事件があったわけでもないのに、いつも陰気な顔してるから、みんな、私と一緒にいるのも嫌になってくるでしょう?・・・と卑屈に自分を責めモードでした。

焦るな私。

 

一喜一憂

解っていてもち陥る罠~。インナーペアレンツは手強い。

午前中はハッピー。午後はブルー。激動一喜一憂。
良い出会いの後に、え?この人も私にハラスメント?という出来事。
ということは私がインナーチャイルドの声に耳を傾けていないということですな~。
嫌だと感じてた場所に自ら行きました!
で落ち込みました!アホです。私。
誰に何に怒ってるのかさえ解らなくなる。
父親が気づいてくれて連鎖を断ち切ってくれたら良かったのに。勝手に成仏しやがってと思います。でもそう思ってるうちは自分のインナーチャイルドのことを無視してるって前に書かれていたし。

焦ってます。それもまた自分。おちつけアタシ。さっさと繭つくれって。

きなこさんへ。
ブログ読みました。
きなこさんの言ってることすんごくよくわかります。

 

私の話は説明が長い。
メールも手紙も、なるべく相手が理解し易いように考えて、漢字にも句点の位置にも気を配る。
あほな人に物を言うように、あほな人にも、少しでも私の気持ちが伝わって汲んでもらえるように願いを込めて言葉を組み立てて・・・。
知らない間にそういう癖がついていた事に気が付いた。
だけど、どこまでやっても解って貰えず、拒絶されることが当たり前の人生だった。
あほな人ととは、親。
親の家で、そんなことを何十年と繰り返してきた。
外へ飛び出しても、そんな癖が顔をだす。
「やってみたい」という自分の気持ちを、どうにか相手に解ってもらいたいと願ってしまう。
解ってもらうための方法をあれこれ考え、頭の中でシュミレーション。
どう言えば、あのあほな人たちに話を通せるか。
シュミレーションの相手は、外で出会った現実の人では無くなっている。
頭の中で万策尽きて、一人で疲れる。
そして諦めてしまう。
相手は、そういうカラクリで私に向かってくるのだから。
冷たい壁をことさらに高く見せつけて、始めから越えさせる気なんかないのだから。
その壁を、私も自分の中に作っていたのだから。
なんだよ、もぉ・・・
IPなんか、飼ってたよ。

「誰にも文句を言われないサナギ生活」なんて目指してね。
IPに餌なんかやって。
あほな人は、私だった。
もう、放り出してやる。

 

なんでか

夢の話を聞いてもらってからは何故か親がらみの夢を見なくなりました。
やっぱり心のコップですかね。
感情の存在不安ですかね。
ただ聞いてくれる。
それだけで感情という存在が気が済んで記憶になってくれるんでしょうかね。
それすら拒んでる人たちに、おもいっきりNO!を叫んでみました。
それすら、無言というディスカウント最上級で返されましたけど。
言って良かったです。

 

>治ろうと焦らないこと。

まさに今日やってしまってました。

ヨシ!自分と向き合うぞ

とにかく今日はインナーチャイルドを優先するぞ。楽しむぞ~。(気合い!)
(はやく抜け出したいから)

(そうすれば早く自律できて子どもを受け止められる。一石二鳥)

ヨシ!今日はよくがんばった!

(これで大丈夫だ!治るのが早くなるかも!)

()内がもう。またがんばってるし。(ToT)
またまた「急げ。成果を出せ。がんばれ」に実は支配されているという…。

どこかで今日の私の様子を見てたんですか?というくらいやってました~。

でもスキップするくらい楽しんだのは確かなので、そこはヨシヨシしたいと思います。

この記事がなかったらまたまた罠に陥る所でした。(いやしっかり陥ってました。)

ありがとうございます。

 
    
 
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