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生き切る-(4)友人

2008/12/17(Wed) Category : 心の闘い物語
■4.友人-------------------------------------------

違うんだよ。励ましの言葉とか、解釈の方法とか、別の見方とか、そんなの自分で何通りも言葉にできてしまう。経験者だから、琴線もわかっている。

巧妙に、言葉をつむげる。してきた。
すっきりした気になっていた。
でも違うんだよ。そうじゃないんだ。いらないんだよ。

じゃあどうしたらいいのって思うでしょ?
どうもしてほしくない。

でもそれって困るでしょ?
私なら困る。

ただ聞いてって言ったって、それって負担でしょ?
だから、誰にも会いたくなくなる。自分でって思う。
結局、プロの人とともに、ってなる。

でもそれもなかなかできないこともある。

誰が悪いとかじゃないんだよ。
でも、どうしたらいいかわからないんだよ。

本に出てくるような言葉ならいくらでもすらすら言える。
でも、そうじゃない。

私がかつて自分に対して言った励ましの言葉が他の人から出たら、
もう口はつぐむしかなくなる。
結局、一人でどうにかしようって。

傍からはもう大丈夫だって思ってもらおうって。
そしたら励ましも気遣いもなくなるから。
その人の励ましの念を受け取らないでいいから。
でも、もう・・・



「私、もう生きていけないや・・・」
































「私、怒ってる。」

その言葉を棒読みで言ってみた。

なんで、なんで、って何度も思った。
でもそれはもう仕方ない、言っても仕方ない。
だから、私は私に向き合おう、と思った。

でも、取り残されたものがある。
大丈夫。でもなんで。わかってる。でも、なんで、
いや、でも、だから、なんで、でも、いや、だから、

何度も何度もそうやって、ひりひりする気持ちを気持のいい言葉でごまかしてた。



私、怒っているんだ。



そう言ったら徐々に感情が出てきた。



親への怒りをぶちまけた。
声をあげて泣いた。













気づいたら、友人が黙って涙を流していた。












<続く>

---------------------------------------------------
【かつて親への殺意を持っていた小学生が成人し、出逢いと喪失の激流の中で、自分の中にあった生きる力を発見し親を卒業していく物語です。多くの人の参考になると思います。許可を得て掲載させていただきました。タイトルは、痛くても、苦しくても、温かさをしってしまったから「生き切る」-現在のご本人の思いです。】


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吐き出し

そう…、
そう…、
そうなんだよ!!
その通りなんだよ!!
でも聴いてくれ!!
それでも居てくれ!!
自分でもよくわからない…。
でもそれしか…、
いやそれが…、
とにかく必要なんだ!!
…ごめんよ。
本当にごめんよ…。
でもそれが無いと…、
無いと…、
危うい自分を感じる…。
ごめんよ…。
本当にごめんよ…。
でも…、
止めたら…、
何かが終わる…、
そんな予感が恐い…、
とてつもなく恐いんだ…。

そう…!
そう…!!
「私は怒っている!!」
怒ってるんだよ!!
共依存行動に!!
ハラスメントに!!
私は怒っている!!!

私は重い鬱病になった。
そんな鬱状態を目の前で見ながら…、
ずっと学ぶ姿勢が無かった…。
自分のせいって、
気付きたくなかったんだろ!?
専門家に聞いたら、
自分が原因だって分かっちゃうよね!?
そうだよ!!
あんたのせいだよ!!
邪魔して…、
介入して…、
侵入して…、
あらゆる言動で…、
奪ったんだよ!!
あんたが!!
私の尊厳を!!!
奪ったんだよ!!!

私は拒絶した!!
ちゃんと断った!!
動物が好きだから!!
私には…、
今の私には…、
今の私たちには…、
飼えないって!!
とても正常な頭で!!
答えを出したんだ!!
それを…、
「何で飼っちゃいけないんだ!!」だと!?
出掛けてばかり!
留守ばかりの人間に!
動物が飼えるのか!?
私はマトモな見解を示しただけだ!
私はあんたとずっとセットじゃない!
あんたには無理だ!!
動物がかわいそうだ!!

吐き気がする!!!
勝手に産ませた飼い主に!!
正しい判断を下せないあんたに!!
避妊手術をしないのもウンザリだ!!!
結果どんだけ殺されてるか!!
おまえらみたいなのがいるからだ!!
ブリーダーが逃げたらしいだと!!
へらへら話すな!!
貰えるかもだと!?
ふざけるな!!
吐き気でおかしくなる!!
遺伝も気にせず!
物扱いしやがって!!
ウンザリだ!!
ヨーロッパなら虐待だ!!
ペットショップは虐待だぞ!!
そんなブリーダー逮捕なんだよ!!

…どんなに自分で、
受け止めようとしても、
この複雑化した怒りは、
まだ昇華しない。

親は私を味方にしようとした。
(最初は怒りのはけ口だったが…。)
敵を外に作り…、
弱さを吐き出した…。
だからまだマシだった…。
回復もしてくれたから…。

でもコイツは気付かない…。

私を敵にしたから…、
私は壊れた…。
押し付けられた生命…。
空間や時間の侵略…。
そして、
敵にされたことで…、
私が悪者になった…。
動物を飼ったのも私。
オカシイのも私。
変わるべきなのは私。
…誰もがそう勘違いした。
私は追い詰められた……。

共依存者であり…、
ハラッサーである…、
動き回る逃亡者…。
元気に見えるよね。
世話してて偉いって見えるよね。
でもね…、
ずっと逃げてたよ。
コイツは逃げてたんだよ。
昔からそう…。
家族である私は知っている…。

でもさ…、
ここまで酷くなるなんてね…。
病識無いって…、
物凄い勢いで…、
周りを巻き込むんだね…。
周りも無知過ぎる…。
単なる愚痴で介入するな。
聴いてあげるだけでいいんだよ。
吐き出したいだけ。
問題は私じゃない。
親と奴自身の関係だよ。
「親」を「私」にすり替えただけ。

勝手に背負い込み…、
さらにいっぱいいっぱいになり…、
怒りの塊になる…。
昔の親にソックリだね…。
聞く耳なく頑なに勝手に行動する…。
自分を誇示する言動…。
そして、
最後は私のせい?
丸投げ??
私は拒否したのにね。
押し付けられて潰れてるのにね。

…胸苦しい。

私が悪化した時に叫んだ言葉
「何なんだ!この家は!!」
奴がハラッサーになったのは親のせいだ。
改めて心の底から確認したのだ。
私と親との間には納得があった。
しかし奴には納得が無かった。
それから親族も納得が無いのだ。
遠回しに色々耳にする苦痛…。
本当にウンザリだ…。
直に話して聞いてくれよ。

…だからこうなった。

 
    
 
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