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あったかい背中

2008/12/30(Tue) Category : 家族小景
一昨日から合間を見て書き始めた年賀状。
やっと出した。

母に親族の状況の再確認をしたときのこと。
何しろ昭和一桁。親戚も多いし亡くなった方や老人ホームの方もいる。

で、最近ご近所との話しで多いのが、墓をどうするかという話しらしい。
「千の風になって」の歌がヒットして以降、墓はいらない派が増えているようだが、母もまた海に散骨してくれればいい、と思っているようだ。

が、父は墓を構えたいと思っているらしい。親の愛情を求めつつ得られず、すべてを一人で創り上げてきた人だからね。最後まで安心がほしいのだろう。どうも小さい男の子のイメージが出てきてせつない。




ふと、この間の男の子を思い出す。
おんぶすると、最初は堅いけどその内馴染んできた。
全身を預けてくる。そしてつぶやいた。

「あったかい…」


今度は肩車した。

「高~~い♪」


そうだね。
背中は温かくて安心するし、肩車は誇らしいよね。





私の「父の背中」の思い出は、幼き頃のとある川(?)。
水中が見えぬエメラルドグリーンで怖かったのを覚えている。
そこを、私を背負った父が平泳ぎで岩場まで泳ぎ渡ったのだ。
私は首筋辺りにしがみついていたと思う。
その時の背中を覚えている。

父は自分の父親との間にそういう思い出はないだろう…。








高度成長は、父の心を埋めるモノを提供し続けた。
働き始めた当時、1年分の給与で買った真空管ラジオ。その後、白黒テレビ、洗濯機・冷蔵庫・掃除機、3C(クーラー・カラーテレビ・自家用車)、そして持ち家と、まさに経済成長を支える購買層だった。同時に懸命に生産し続けもした。

車のセールスの他、百科事典や英語の百科事典などのセールスマンも来ていたように思う。どうせそんなの見やしないし、俺だって見ないよ、バカだな口車に乗って、と当時(小学校高学年頃)は冷ややかに見ていたものだ。

まぁしかし、それら全てのモノは、心を埋めるためのモノだったわけだ。心の餓えだから購入が止まるはずもない。親からもらえなかったストロークを人からもらうために会社人間と化していたから、買ったからとてそれらのモノで楽しむわけではなく、モノは空間を埋めるだけ。

で、最後は墓場探し…。
一億総中流の中にいることで安心を得、仕事で信頼を得ることで安心を得、最後はお墓を確保することで安心を得…。

それなりに楽しかっただろう。生き甲斐もあっただろう。
でも…
幸せだっただろうか。

安心を得るために、自分の不安を見たくないために、
ただひたすら前を向いて突っ走り続けた昭和一桁の父。

しかし、その心の奥底には両親に対する思慕の情がある。
だから、目の前の感情に向き合っていない…。



父も、ただ1回のおんぶでも経験していれば、
もっとゆったりとした人生を送ることができたかもしれない。


モノに費やすお金のエネルギーも、モノそのものも、
おんぶや抱っこのぬくもりには叶わないのです。




もう、過剰にモノは作らなくていいからね…

移ろう風を感じながら、

ゆったりと過ごそうや



なぁ、ちょび。








高校当時、よく聞いていたね。陽水。

陽水の父は、歯科医という仕事を辞めて故郷で余生を過ごそうと、古里に帰った3日後に心臓発作で亡くなった。陽水がうれしさの絶頂でなくなったと言っていたが、古里に抱かれて幸せだっただろうと思う。

転々流転してきた父もまた、故郷に帰りたいのではないだろうか…。







井上陽水 「人生が二度あれば」



人生は一度きり。
今生きている1秒1秒が、かけがえのない自分の人生です。

誰のせいにもできない自分の人生です。
自分の気持ちで生きれるといいね…。







親への思い
父と母
ハグされたい




(昨日の夕陽)
20081228夕陽




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Comment

 

物悲しいですよねぇ…。

そうゆう時代だったんですよね…。

うちは生まれた頃すでに、お墓がありました。
正直、重いですよ…。
親が亡くなって色々知っていく程に、
受け継ぐ重さに耐えられず…、
私は潰れました。

どうせ焼くなら骨まで!!
私はそう思います。

それに値段で色々あるんですよ…。
たかが「死 」に。
何なんでしょうね…。
税金でやればいいのに…。

肉体から離れるだけ。
忘れがちですが…、
ただそれだけなんですよ…。

この世にお金が無くなれば、
こんな騙す社会にはならないような…。
お金の為に奉仕?奉仕で報酬?
変ですよ…。

所有すればする程、
重くなり、苦しくなります…。
お墓参りや行事は嫌いじゃないですが…、
やっぱり私の体験からして、
家系のお墓は悪影響になります。

ひな人形だってそうじゃないですか!!
カタチの残る人形にしてしまった…。
始まりは、厄払いみたいな意味でしたよね?

それと、ふと思ったのですが、
父の夢枕に立つ影を見たことがあります。
伝えると、祖父が夢に出てきた、と。
…嬉しかったのかもしれませんね。
そして私は、
伝える為に、起きて見たのでしょうね。

愛ですね。

 
    
 
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