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動物園に見る人が失った世界(1)-情愛

2009/01/02(Fri) Category : 環境
お正月。動物園に出かける家族などもあるのじゃないかなぁ。

現代の社会システムに飲み込まれ、そのシステムに合わせるために子育てをするようになった人間たち。思いやる心の余裕をなくし、循環をなくした社会。人の無くしたものが、まだ動物園の世界には残っています。

現在、動物園に勤務するKITさんがmixiに書きつづっている日記が興味深く、2006年の中から抜粋して紹介します。舞台は、札幌円山動物園! 動物園を見る目が変わるかも。




■5月7日 子育て、いじめ--------------------------------

人間の親は、子どもを叩くけど、野生動物の母親は決して子どもを叩かない。噛んでも甘噛みする程度なのだそうだ。

4匹いるオマキザルのうち3匹が1匹を集団でいじめているというお客様からの声(投書と電話)が相次いだの。それで、飼育のスタッフに聞いてみたら、知能の高い彼らにとって「いじめ」は、野生でもよくあることで、安易に可哀想だからといって分離させちゃうと、かえって群れに戻れなくなるだけだという厳しい現実も聞いていたわけ。実はその「イジメられザル」こそ、以前はイジメる側のボスだったんだって。それで隔離されているうちに残りの3匹が徒党を組んで、立場が逆転したようなのだ。ああ、なんてストーリーなんだろう。




■5月9日 ゴリラの恋愛模様------------------------------

円山動物園には、ゴンという若いオスのローランドゴリラがいました。
現在は、京都市の動物園に出張中です。京都にはメスのゴリラがいて、繁殖のためにブリーディングローンと呼ばれる貸し出しを行っているのです。それだけゴリラは希少動物なんですね。しかも北海道には他の動物園にゴリラがいないので、円山動物園の人気者だっただけでなく、北海道にとって欠かせない存在でした。

そのゴンですが、本当はこの18年4月に円山に戻ってくる契約でした。でも、出張期間が1年延びてしまいました。現時点で、京都での繁殖が成功してない以上、もう返してもらってもいいのですが、ゴンが戻らないのには理由があります。

京都にいるメスは、実はゴンが来る前にパートナーを失い、元気がなくなり心の病になりかかっていたのですが、ゴンが来てからやっと元気を取り戻し恋に落ちたのです。もし、今ゴンを戻したら、彼女はまた失意に落ち込んでしまう。最悪の場合、食事をしなくなり命を落とすことまであるといいます。
ゴンだってそうです。恋に落ちて幸せの絶頂にいる彼も、札幌に帰ってきたらまた一人ぼっちなのです。

そう、人間の都合だけでは動物をあちこち動かすことはできないのです。彼らの心を大事にしようとする両園の飼育員の気持ちが素敵だなと思います。サラリーマンの転勤と比べると皮肉ですね。




■8月30日 愛がある-------------------------------------

円山動物園の受付(民間委託してます)の女性が園内を歩いていて、急につんのめったと思ったら、すぐ振り返って、足元の地面に向かって一言!
「あっ、ごめんなさいっ!」

私は近寄って「何してるの?」と尋ねたら、
「あ、あの、アリを踏んじゃったんです」

誰も見てないところでアリに謝ってたのね(笑)
動物園らしいなぁ。




■11月3日 飼育員を感動させる動物たち---------------------

昨日は、夜の動物園で中小企業家同友会の研修会があり、80人の社長さんたちが園長のセミナー、飼育員の話と夜の動物園見学を楽しみました。地元中小企業が動物園を応援しようという思いで園内開催に至り、園長からもスポンサー等の支援のお願いをしました。その研修会の中で、社長さんたちをその気にさせたエピソードがありました。

動物園に異動して3年目の飼育員さんの話。朴とつに恥ずかしそうに語ってくれました。アザラシを担当してすぐのことでした。一頭のオスのアザラシが病気になり、アザラシ舎の脇にある管理棟で治療することになりました。当時の新米飼育員さんは悪戦苦闘しながら捕まえて、管理棟に雄アザラシを運び込み、治療を開始しました。

実は、そのアザラシには奥さんと娘がいました。
なんと父アザラシが治療を始めたその日から、母娘のアザラシたちが、たった1匹もエサの魚を食べなくなったのです。1週間経っても食べないので、その飼育員さんは「この子たちも死んでしまうんじゃないか」とものすごく心配したそうです。その母娘たちは、日中ずっと父アザラシのいる管理棟の方を心配そうに見ていたそうです。

治療開始から10日経った日、母娘の絶食はまだ続いていました。ようやく治療を終え、元気になった父アザラシがプールに戻ったのです。そうしたら、母と娘もすごい勢いでエサを食べ始めたそうです。お父さんが無事帰ってくるまで、ご飯がのどを通らなかったんでしょうね。

それを見て、その飼育員さんは親子夫婦の愛情、家族の大切さを改めて感じ、普段はあまり考えない自分の家族のこともふと思い出したそうです。そして一層アザラシが好きになったそうです。

このエピソードを聞いて、会場の社長さんたちも温かい気持ちになったようでした。その日、園長のところには沢山の名刺と支援の申し出が集まりました。



<続く>


20090102夕陽1

20090102夕陽2

20090102夕陽3

(今日の夕陽)





札幌円山動物園の母なし子ザル

母なし子ザル「レディ」の父親



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