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男性の子育て~育児休業体験から-(3)性別分業は不幸

2009/01/07(Wed) Category : 子育て
【森敏郎氏大学講義レジュメより抜粋】

■「家のことは女性がするものだ」は不幸になる考え方

1,結婚の可能性が減る-------------------------------------

・日本の就業者数の約40%が女性で、ほぼ男性と同じだけの女性が働いている。ということは、結婚、出産を機に仕事を辞めた人でも、何らかの形で仕事をしているのが現状。
・仕事を続けたい女性は、家事や育児を担ってくれる男性を求めている。
・妻は母親とは違う。

2,夫婦の不和、家庭の崩壊を導きやすい-----------------------

・毎日毎日、朝ご飯を作り、子どもを起こして食べさせ、保育園に連れて行き、会社に行って仕事をし、急いで帰ってきて保育園に迎えに行き、夕食を作り、洗い物をし、子どもをお風呂にいれ、洗濯をして干し、子どもを寝かしつける、といった毎日は本当に疲れるものです。

・一方、その夫は夜遅くまで仕事をし、子育てに関わらない、関われない、保育園に迎えに行く時間や、子どもの病気のために休むといったことを気にせず仕事。家に早く帰っても、飯、風呂、というだけで、TVを見たり、ゲームをしていたりしてとても腹が立った、とある保育園で知り合ったお母さんは話をしてくれたことがあります。当たり前だと思います。

・専業主婦は、夜遅い夫はあてにならず、育児の相談もできないし、日中話をする人もいない、といった不安を抱えています。実際私が育児休業中の時は、話をする人は宅急便のおっちゃんか、不動産買いませんかという勧誘の電話の人か、散歩に出かけて赤ちゃんを見て話しかけてくるおばちゃんくらいしか話をする人がいませんでした。不安定になるのも分かるな、と思いました。

・これを考えると、まだ話もできない子どもを妻に任せっきりにし、何のサポートもしないことは、母親を追いつめていることと同じことだと思います。



3,子どもが不安定になる------------------------------------

・大学時代、講義でうつ病の母親に育てられた子どもの脳波は、母親と同じ脳波になると聞き、かなりの衝撃でした。グラフでいうと、普通はでこぼこがあるのが、うつ病の母親はほぼ平坦で、その子どもも平坦になっていたというのです。
・ただし、「0歳から思春期までのEQ教育」という本によると、うつ病でない父親や保育園の保育士さんなど周りの人たちが育てに加わると、子どもはうつ病にはなりにくいという結果も出ており、父親や周囲の育児参加、サポートが非常に大切なのだと感じました。

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4,ネグレクトや虐待を引き起こしてしまう-----------------------

・隔離された中、子どもを母親だけで見ている状況を長年放置していると、母親が絶えきれなくなり子育てを放棄し、子どものことを無視したり、食べ物を与えなくなったり、子どものことが邪魔になったり、かわいいのについ手を挙げてしまったりと虐待に走ることがあります。

・私も、トイレに行くときは泣かせっ放し、お昼やお茶を飲むのは抱っこしながら片手で、といった日々でした。本当に疲れてもうあかんと思ったとき、泣かせっ放しで5分くらい寝かせてもらったことがあります。四六時中いっしょなのは本当に疲れます。

虐待をした人の内訳(厚生労働省 2001)
→実母58%・実父25%・義父7%・義母2%

なんと、実母が圧倒的に多く、実父が次で、併せて83%にも上ります。
核家族と密室育児の中、夫は深夜帰宅で、いないも同然で、ストレスがたまりノイローゼになる母親がいることを考えると、父親にも責任があるのではないでしょうか?



5,子どもの非行、性行動の乱れなどの問題を誘発してしまう-------

・例えば、家が帰りたい場所で無い場合、特に、女の子が家に帰らなくなり、外で泊まり歩くと、時には体を使って男の人のところに泊まるようになります。女の子は愛情を求めているのに、男の方は体を求めています。こうなると、女の子はますます愛情の不足を感じ、ますます別の男に体を差し出すといった悪循環に陥ることがあります。

・中尾英司さんの本に「炭坑のカナリア」という言葉が出てきます。カナリアは四六時中鳴いているので、石炭を掘る炭坑に連れて行き、一酸化炭素などのガスが発生するとカナリアが鳴き止むので、危険がわかるというものです。【「あなたの子どもを加害者にしないために」p.148~p.150】 これと同じように、子どもの非行や問題行動は、家庭が問題を起こしているというSOSなのです。



6,子どものコミュニケーション能力の発達を阻害してしまう------

・家庭環境に問題があると、心に問題を抱えエネルギーがその問題に対応するために使われるため、外に目が向かなくなります。
・そのため、他人と関わる余裕がなくなり、会話が減り、コミュニケーションがとれなくなっていきます。
・「下流社会」という本がベストセラーになりましたが、コミュニケーション能力が不足すると勉強ができないといった現象から、結婚ができないといったことまで引き起こすとのことです。
・行列のできる法律相談所の住田先生も話をされていましたが、先生は検事時代に離婚問題に発展した大人達をみて、もう少しコミュニケーション能力があればそのような問題は起きなかったのに、と思うことが多々あったと仰っていました。

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7,熟年離婚、定年離婚を引き起こしてしまう--------------------

・父親が家庭を顧みないと、言っても無駄と母親にあきらめられ、存在を無視され始めます。こういった状況が長年続くと、妻は離婚したくなり、定年を待って退職金を半分頂き離婚するなどの定年離婚の原因ともなっています。
・夫は、定年したらようやく妻とゆっくり旅行でもしたいと考えているのですが、妻は家に居られるとくつろげないため、嫌に思っていたり、旅行は仲の良い友人と行きたいと思っているのです。
・それもこれも、家庭のこと、子どものことに関わってこなかった、不満に思わせていたことが積み重なって、あきらめられて引き起こされることなのです。



8,男性の「短期的成功」と「長期的失敗」----------------------

・家事育児をしないことで、男性は仕事に打ち込めたり、遊ぶ時間を持てたりします。仕事のためと称して飲みに行ったり、週末はゴルフや釣り、ゲームなど好きなことができます。これが「短期的な成功」です。

・しかし、妻の不満を増大させ、子どもには嫌われ、ひいては夫婦仲を悪くし、子どもの問題行動を引き起こす可能性が高くなります。
・男性の家庭の居場所は、最初はリビング、次にトイレの中、そしてついには家に無くなり、職場になる、つまり、家に居場所がないために夜に仕事をし残業が多くなる、ということが言われています。
・最後に、家庭が崩壊することになる。
場合によっては、定年後何もすることがなく、生き甲斐もなくなり、65歳を待たずに亡くなる人が多いと聞きました。これは、元大企業のOBで、組合活動も深く関わり、OBのこともよく知っているという方から直接伺った話です。これは明らかに「長期的な失敗」だと思います。




<続く>




20090106夕陽
(昨日の夕陽)

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