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「仮面の家」を、あなたは裁けますか?

2009/01/16(Fri) Category : 仮面の家
【「裁判員制度に反対です」のつづき】

さて、ここに「仮面の家―先生夫婦はなぜ息子を殺したのか (新潮OH!文庫)」という本があります。

1992年に起こった「真面目な高校教師と良妻賢母」による息子(23歳)刺殺事件。8万人もの減刑署名が集まり注目を集めました。
新聞記者横川和夫氏は、『表面的には何一つ問題のない家庭と見られていただけに、健全と見える家族のなかに潜む異常性が起こした事件とでも言うのだろうか』―そういう疑問を胸にこの事件を取材し、「仮面の家」という本にまとめました。

しかし、どんなに取材を進めても『反抗する長男をなぜ殺さなければならなかったのか』という疑問は最後まで解けませんでした。本書に登場する家族療法の専門家も『見方』を示しますが、明確に解いているわけではありません。この本は、判断がつかないままに終わっています。つまり、「仮面の家」という本には取材した事実が記載され、判断は読者にゆだねられているのです。

裁判所の判決も2つに割れたこの事件を、あなたはどう判断するでしょうか。




裁判所の判決も2つに割れたこの事例は、裁判員制度について考える格好の題材だと思いました。しかも、事実を詳細に取材した本を皆さんが読むこともできます。

これから、私なりの視点でこの家族の問題を見てみたいと思います。一つのものの見方と思っていただければと思います。

以下の物語を読まれる中で、人を動かす無意識の画策、それに気づかず人を裁くことの怖さ、事件を理解するとはどういう事なのか、そして、そこから何を社会が学ぶことができるのか…それらのことに思いを巡らせていただければ幸いです。


さらに、「私も、自分の人生を生きているつもりで、無意識に動かされているのではないか…」-そのように思いを馳せてみた時、あなたは、自分の人生を生き直す鍵を握っているかもしれません。自分が思いもよらなかった新たなドアを開くきっかけになるかもしれません。ユングの言う、生きてこなかった自分を生き始めるのかも知れません。


私が、以下の項を連載することにより最も望んでいることは、裁判員制度がどうのこうのということではなく(それはもちろん反対ですが)、家庭の中で今後このような不幸が起こらないことです。

いろいろなご家庭に家族カウンセリングで訪れて感じることは、不幸の土壌が広がっていること。悲劇を招かないために、この事件を「他山の石」にしていただければと思います。





『「仮面の家」をあなたは裁けますか?』目次---------------

第1部 家庭内暴力息子刺殺事件
   1、事件概要
   2、割れる世間の目
   3、“関係性”の視点で問題を見る

第2部 生き方モデルがいなかったりょう先生
   1、りょう先生の父親の生き方と家族の確執
   2、母に認めてもらいたかった少年
   3、家族の機能(調節弁)として生きた子ども
   4、りょう少年のストローク飢餓
   5、気持ちを切り捨てたりょう青年
   6、りょう先生の人生脚本

第3部 りょう先生が選んだ「生きる方法」
   1、鋳型成形の道を選んだ男
   2、「感情を出すな」という禁止令
   3、枠の一部となった妻
   4、人扱いされなかった妻の激白
   5、妻の存在不安
   6、感情を封印した仮面夫婦

第4部 予め失われた人生
   1、生まれながらに人生を奪われた子ども
   2、借りてきた「男性モデル」と「父親モデル」
   3、蒔かれた事件のタネ
   4、幼児期に現れていたサイン
   5、「枠」vs「感情」
   6、「ストローク飢餓」vs「絶望」
   7、無視され続けたサイン

第5部 帝国vsレジスタンス
   1、親のシナリオを歩くことに疲れ果てた息子
   2、諒少年のストローク飢餓
   3、「ディスカウント」vs「傲慢」
   4、現実を消去した父親
   5、看守が奪う「生きる力」
   6、繰り返される歴史
   7、閉ざされた「人」への道

第6部 制圧
   1、叩く正義を得るためのレッテル貼り
   2、制圧のための自己正当化
   3、親が正当化される背景
   4、親の責任逃れの方法
   5、魂が殺される恐怖
   6、なぜセックスができなかったのか
   7、ついに服従を突きつけた父親

第7部 完結した人生脚本
   1、タイマーをセットした父親
   2、代替パーツの用意
   3、時限を決めた両親
   4、殺す準備を始めた母親
   5、踊らされた二人の男
   6、枠に飲み込まれた男
   7、「枠」vs「人間」

第8部 愛情飢餓連鎖を断つために
   1、なぜ相談しなかったのか?
   2、最後の、最後の、最後の分岐点
   3、檻から出よう
   4、消えゆく「社会」を再生させよう
   5、問われる裁判の役割





(今朝の朝陽)
20090116朝陽1

20090116朝陽12

20090116朝陽13

(*これから高山です。19日まで不在となりますのでよろしくお願いいたします)


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