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そそっかしい人

2009/01/19(Mon) Category : アダルトチャイルド
私が訪問カウンセリングをするのは、次の理由だ。

1、地理、地域の様子、家のたたずまい、家の構造、部屋の割り振り・使い方、部屋の様子…それらのすべてに家族関係、親子関係、人の心が現れているから。

2、家族関係の「生の現場」を垣間見ることができる。

「生の現場」とは、たとえばこういうことがあった。




子供が階段を下りてくる足音。
と、ちょっとたたらを踏んだ。

その瞬間、
「危ないっ!!」と大声で叫ぶや、そのお母さんは立ち上がってまでいた。

「あ、背中を押した」
と、私は思った。そのタイミングがほぼ同時だったからだ。少なくとも、0.5秒から1秒早い、と思った。
これは次のことを示している。

1、このお母さんが常にアンテナを張っていること
2、何かあったらすぐに介入する体制ができていること

つまり、意識が常に周囲の気配を探り続けているからこそのタイミングだったのだ。

これほど意識し続けている=外の様子をキャッチし続けているから、神経は休まらない。また、神経が張り詰めているだけではなく、すぐに動いて介入できるよう、体は常に臨戦体制で警戒を解いていない。このお母さんにとって平時はない。昼も夜も戒厳令の日々なのだ。

その一つの証拠に、石のように肩が張っていると整体師に言われながらも肩こりを感じていなかった。ということは、常に緊張して肩に力が入っている状況があまりにも日常化していたということだ。


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ではなぜ、これほどまでにアンテナを張り続けているのか?
自分の出番を逃さないためである。

ではなぜ、それほどまでに自分の出番を確保しようとするのか?
このお母さんには存在不安があった。存在不安(=ストローク飢餓)がある人は次のように生きる。

1、自分の内側にある存在不安を見たくないため、常に意識を外に向けようとする。
2、外に意識を向けるためにもっともよいのはトラブルがあること。だから、無意識にトラブルが起こる布石を打つ(ストローク飢餓を満たすためにゲームを仕掛ける)。
3、さらに持続的にトラブルが発生することが最もよいので、子供が自律できないように育てる。そのためには、常に先手を打って介入すればよい。同時にそれは自分の存在を承認させることになる。



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さて、このことを念頭に事例を見てみよう。
仮に自分がつんのめりそうになっているとき、すぐそばからいきなり大声が聞こえたらどうだろうか。今自分は何とかバランスを立て直そうと集中している時だ。そこに、驚かされるように大声が飛んでくる。一瞬そちらに気を取られ、かえってバランスを崩して転んでしまう。

綱渡りなどの危うい状況の時に、人はハラハラして見守りはしても、そこで大声をあげる人はいないだろう。そもそも声をあげるということは、こちらに気を向けろ、こちらを意識しろというサインだからね。

つまり、そのあわやというタイミングで声をかけるということは、ポンと背中を押して転ばせるということなのだ。場合によっては大けがをすることになりかねない。

このように存在不安とストローク飢餓がある場合、自分を認めてほしくて無意識に仕掛けるゲームで、時に相手の身に被害が及んでしまうこともあるのだ。



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さらにこの後が大事である。

子どもが「いってぇ~」とつぶやいたとしよう。
その時に、たとえば「あぁ、痛かったね~。どれ見せてご覧」と応答するか、あるいは、『あぁ大丈夫そうだな』と内心思って応答しないかで、子どもの受け止め方は違う。

子どもの気持ちのこもった感情表現に応答することで、子どもは「あぁ、自分の痛い気持ちを受け止めてくれた」と感じて楽になる。
しかし、応答しなければ、受け止めてもらえない感情は寂しくもやもやと残ってしまう。

後者の場合、子どもは次のように学習する。
1,躓いた瞬間に声がかかった=躓いたときに自分を承認してくれた
2,躓いた後の痛い気持ちは無視された=気持ちは自分一人で受け止めるしかない

こうして、子どもは気持ちを我慢し、しかし親からストロークをもらいたいために無意識に躓くことをするようになる。

お伺いしてみると、「そそっかしい」のが三代続いているという。
なるほどね。これは、そそっかしいのが遺伝しているのではない。
親のストロークを得るためにそそっかしいことをするという方法論が世代間連鎖しているのである。



この連鎖を断つためには、まず、ここに書いてあるカラクリが自分にもあるのではないかと自分を観察してみよう。もし当てはまるのなら、結局は存在不安を見たくないからともろともに見捨ててきたインナーチャイルドと向き合うしかないのです。





注)そそっかしい人が上記のような連鎖にある人と言うことではありません。このような事例があったということです。


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なるほど!とても納得しました!

 
    
 
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