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「人間の自律宣言」をしたオバマ大統領

2009/01/21(Wed) Category : 世相・社会
ユーチューブで、オバマ大統領の就任演説を聞いた。
その演説はそっくりそのまま、今、四面楚歌で闘っている方々へのエールとなると思ったので紹介したい。


(オバマ大統領就任演説(1))


『一部の者の貪欲で、無責任な行動が招いた結果です。しかし同時に、厳しい選択を避け、国として新しい時代への対応を怠った私たちみんなの責任でもあります。』

―彼は、政財界を含めた私利私欲が社会から希望を奪ったことを明確に指摘した。同時に、その社会システムに長いものに巻かれろ形式で唯々諾々と乗っていた自分たち自身へも反省を突きつけた。


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『今私たちがエネルギーを使うことが、私たちに敵対する者の力を強め地球を脅かしています。』

―その現代社会システムの土台に化石エネルギー依存の構造があることを明確にし、そこからの自律へ向けて舵を切ることをハッキリと示した。化石燃料に依存するブッシュ政権は環境問題から逃げ、燃料争奪戦に勝利するために敵を作り戦争を仕掛け、その故に敵を強くしてきたが、それは地球を脅かすだけで何の益もない。もはや「国益」争いは人類滅亡の道なのだ。

ブッシュは、ソ連崩壊後の敵なき土俵上に無理矢理イスラムを引っ張り出したが(裸の王様とばれるのが怖いからね)、オバマはその土俵から降りることを宣言したのだ。勇気ある宣言である。

文明のあり方の転換である。地産地消、自給自足型の経済へと緩やかに転換していくだろう。それは競争を押し付けない社会の実現を促すだろう。地球への依存文明から自律文明へのターニングポイントがやってきた。



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『私たちが直面する課題は現実なものです。深刻な数多くの課題があります。簡単に短い時間で克服することはできないでしょう。しかし、アメリカよ…、いつか克服するのです。』

―問題に取り組む意志がない人は「問題がない」と言い続ける。しかし彼は、「課題がある」と明言した。明言したと言うことは、取り組む覚悟と決意があるということだ。だから、このくだりを聞いて「安心した」という婦人がいたが、そう思うのも当然である。問題を隠蔽している間は取り組むことができない。社会は沈み続ける。自分たちに問題があると明言したことで、底を打った。あとは水面目指して水底を蹴って浮上するだけである。



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『今日この日、私たちはここに集っています。それは、私たちが不安ではなく希望を選んだからです。紛争といがみ合いではなく、目的のために団結することを選んだからです。』

―このことを明確にすることはとても大切だ。解決に向けての方法論が「話し合う」から「聴き合う」に変わるからである。声高に意見を主張するディベートという方法論は恥ずかしいものになり、アサーションという方法論が一般化してくるだろう。ためにする理屈の闘いではなく、気持ちの聴き合いが主体となってくるだろう。



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『今日この日、私たちはささいな不満やまやかしの約束に、そしてあまりにも長い間政治を締め付けてきた非難や使い古された独断に終止符を打つことを宣言します。』

『これまでのやり方方針を変えていかなければならないのです。』

『私たちは立ち上がり、埃を払い、そしてアメリカを作り直すという仕事を始めなければいけないのです。』

―オバマは演説の中で地位や財産などのために生きることを否定し、長い間人間を締め付けてきたまやかしの“常識”への訣別を宣言しました。
つまり、ハラッサー的生き方を否定したのです。これまでハラッサーが懸命に構築してきた常識や価値観、システムは無意味なものとなり、依存対象を失ったハラッサーはパニックに陥るでしょう。他国に依存する内に、すっかり背骨を失ってしまったアメリカ。その背骨を作り直さなければなりません。



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『これらのこと全て我々にはできます。そして、全て私たちはやります。』

『一部そのような野心-これはあまりにも大きすぎるのではないか、私たちのシステムは乗り切れないのではないかという人もいます。彼らの記憶力は小さいですね。自由な男女が、本当に創造力と共通の目標を持てば、そして必要と勇気を結びつければ何が成し遂げられているかと言うことを忘れているのです。』

『皮肉屋は今自分の足元の地面が揺れていることを忘れています。古びた政治的議論ばかりをしています。それはもはや適応されません。』

『今日私たちの問題は、政府が大きすぎるか小さすぎるかということではなく機能するかということです。』―機能させるか否かは、私たち一人一人の意志だ。

『人間らしい生活がしていけるように、そして手頃なケアを受けられるように、尊厳を持って引退できるようにするというのです。』

『悪い習慣はやめていきます。』



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オバマは、「力」に頼らず、「理解」と「協力」で社会を変えると言った。

『憎しみはいつかは消えるのです』

『世界は変わってしまったのです。私たちもまた変わらなければなりません。』-もはや過去形である。

『この国が頼っているのはアメリカ国民の信念とそして決意であります。』
―本人の決意がなければ変わることはできない。依存から離脱することも、自分を取り戻すこともできないのだ。


彼は次のように締めくくった。

『この苦難な冬の中にあって、これらの永遠の不変の言葉(謙虚、親切、無欲、勇気、勤勉、正直、フェアプレー、寛容……など)を思い出さねばなりません。希望と美徳を持って、冷たい川の流れに勇気を持って立ち向かい、嵐を耐え抜きましょう。』

『そして私たちの子ども、子どもの子どもが、私たちが試練を受け試された時も、この旅を終えることを拒否することなく、後戻りすることもせず、立ち止まることもせず、地平線に目を向け、神の祝福に目を据え、自由という偉大な賜を運び、将来の世代に無事に届けたのだと言われるように。』



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地に落ちたアメリカの再生はそう簡単にはいかないだろう。
しかし、オバマが宣言し話した過程は、実は「自分との闘い方、背骨の作り方」に書いたとおり、私の相談者の方々が苦しみつつ克服してきた過程なのである。


オバマは、私たち一人一人に向かって呼びかけている。
自分の問題から逃げずに、自分問題に向き合えと。
自分から逃げるな、と。

『私たちは立ち上がり、埃を払い』、オバマが勇気を持って土俵から降りたように、ハラッサーの世界から降りよう。

こように一人一人が立ち上がったとき、世界は変わるだろう。
私たち一人一人が自分と向き合うことが、そして、自分の手に自分の人生を取り戻すことが、世界を変えることに直結しているのである。

今苦しまれている方。
あなた方は、今、世界変革の最先端にいるパイオニアだ。

決して希望を失わず、生きてほしい。








(*ところで、日本。自律に向かい始めた人間と共依存のままの人間は一緒にいることはできない。さぁ、どうする?)

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Comment

 

このオバマ大統領の就任演説を聞いていて愕然としました。 文字に起こした演説を探したのですが、聞き間違えではなくて、また愕然。訂正もされなかったよう。 …私たちの国はキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒、ヒンドゥー教徒、そして無宗教者からなる国家だ。…

…We are a nation of Christians and Muslims, Jews and Hindus-and non-believers.…

アメリカで多いのは、
キリスト教徒、無宗教者、ユダヤ教徒、仏教徒、イスラム教徒、ヒンドゥー教徒の順です。

スタッフの大統領に対する忠誠心に問題があると感じました。

最初の訪日の際、陛下に対し鄭重に敬意を払って下さったし、悪意の無い普通のアメリカ人の感覚を持つ優秀な人だと思いました。

一期目の早い時期に、広島訪問をしたかったが、スタッフや国務省やCIAが外務省とタッグを組んで阻止してたなんて話も。
外務省はブッシュ大統領の靖国参拝を阻止した実績があるし。

米の若い宗派の指導者は、反日反共親朝鮮人親中国人イスラエル支援で、そういういう人達の支援も受けないと大統領になれませんが、大統領になって米軍の最高司令官になると日米同盟の重要性を意識するそうです。対ソ冷戦勝利後で主敵が日本だった時のクリントン大統領は思う存分反日しましたが。

 

本当に。

壮大な夢ですね。
だけど実現してほしい。

「力」による支配は何も産み出さない。憎しみが募るだけだ。

本当にシンプルで、そして簡単なことだったのに、人類はそこから逃げていた。
目先の私利私欲に先走っていたから。

日本も様々なシステムが崩壊してきている。
再生なるか?

その一端を担う子を育てている身ではあるが、今の学校崩壊、家庭崩壊、経済破綻には目をみはるひどさがある。
私一人でどこまでできるか目まいすらする。
立ちはだかる貧困の壁に押しつぶされそうな今、実は悪評高い定額給付金ですら欲しい立場にある・・・
それよりは世界や日本のために有効にお金を使えと言われてしまいそうだけど。

 

そりゃあ

日本も自律するしかないわよねぇ。
うふふ。日本は日本のやり方で自律すればよろしい。
付属品を捨てましょう。

あ、間違っても新しい歴史教科書を作る会のような連中はダメだけども。日本は許して貰うまでアジアに謝り続け償い続けなければならないのですから。(まあ、これも良し悪しでたかられることもあるから)

 
    
 
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