プロフィール
 

中尾英司

Author: 中尾英司
Doing(させる,働きかける)ではなく、Being(共にある,見守る)―半歩あとから


カウンセリング申込み要領

中尾真智子ブログ

ホ・オポノポノ to IC―
「ごめんね」「ゆるしてね」
「ありがとう」「愛している」

 
ピックアップ目次
最近の記事+コメント
 
 
カレンダー(月別)
 
05 ≪│2017/06│≫ 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
 
カテゴリ
 
 
全ての記事を表示する
RSSフィード
 
 

統合失調症を作りやすいダブルバインド

2009/02/09(Mon) Category : アダルトチャイルド
1,『言うことを聞かないことを禁ずる』 第一次禁止令
「親の言うとおりにしていれば間違いないんだ」
「親の言うことを聞かないからそういうことになるんだ」
「親の言うことを聞かなくてそうなったんだから、もう知らん」

2,『異議申し立てをすることを禁ずる』 第二次禁止令
「親は子どものためを思って厳しいことを言うんだ」
「お前のためを思って言ってるんだ」
「他人は耳障りのいいことしか言わない。こんな事を言ってくれるのは身内だけだぞ」

3,『逃げることを禁ずる』 第三次禁止令
「何だかんだ言っても血のつながりがあるんだから」
「子の心配(世話)をするのは親として当然だ」(実態は介入)
「親も年なんだから面倒見なきゃ」(by親戚など)


はい、3つの禁止令がセットになると見事にダブルバインド(二重拘束)の完成ですね。

1,親の言うことを聞かないと罰が来ます。
2,理不尽だと反抗すると、異議申し立てを禁じられます。
3,そして、逃げることができませんから、子どもはあきらめて学習生無力症になるか、表だって反抗することもない複雑なAC(アダプティッドチャイルド)の性格が形成されていきます。

*ACの特徴は↓
感情の抑制・他人の期待に添う努力・規律・いい子・穏便・波風立てず・我慢・妥協・忍耐・主体性の欠如・依存的・自縄自縛・消極的・慎重・上目遣い・長いものに巻かれろ……そして、抑圧された怒り。





ダブルバインドとは、人類学者ベイトソンが統合失調症が多発する家庭を数多く調査している中で見出したコミュニケーションパターンです。

実際、私も、強烈なパワハラ上司からダブルバインド攻撃にあい続けたあるとき「自分の行動が自分のものではないような操られ感」を実感したことがありました。「あぁ、これがあの統合失調症の前駆症状と言われる“妙な操られ感”か」と思ったものです。

ダブルバインドにやられた結果どのようになったかは「あきらめの壁をぶち破った人々」をご参照いただくとして、概略説明すると次のようになります。

自分の気持ちを抑圧し、自分の思いで行動することができず、ダブルバインドの使い手の操り人形(ロボット)となってしまうので、「妙な操られ感」や「自分が自分でない感じ」、「乖離感」を感じるようになります。自己の統合性が失われていくのですね。

ですから、このような支配にあい続けていれば、誰でもが統合失調症になる可能性があると私も思います。私は遺伝的にそのような素因があったわけではありませんので、環境因が大きいと思っております。
そして、ベイトソンが調べた家族のように、伝達されていく(世代間連鎖していく)のは「ダブルバインドのコミュニケーションパターン」ではないでしょうか。

『甲子園球場が満員になったとき,530人がこの病気だという計算になります。そのため統合失調症は,高血圧や糖尿病といった生活習慣病と並んで「ありふれた病気」と呼ばれています』というのもわかりますね。



---------------------------------------------------
私が出逢った上司は、部下をコントロールする手段として意識的にダブルバインドを使った確信犯(←実際うつになったり退職したりする人がいましたので犯罪です)でしたが、やっかいなのは無意識にやっている親です。

存在不安のある親は、世間の常識に自分を合わせることによって安心を得ようとします。そして、自分が不安を見たくないためにわが子をもその常識のレールに乗せようとするわけです。学歴、就職、結婚…わが子の人生にことごとく介入してきます。

しかも、そうすることが子を幸せに導くことであり、子どもを失敗させないことが親の勤めと自己洗脳していますから、大手を振って子を支配してきます。そして、我知らずダブルバインドを行使して、子どもに問題が出てくると「なぜ?!」となってしまうのです……。



<続く>




【ダブルバインド理論の基本】
「精神の生態学」~ベイトソンのダブルバインド理論の詳細

*ダブルバインドの定義に関して疑問のある方は、まず上記の記事をお読みください。


【ダブルバインドの参考事例】
パワハラにおけるダブルバインド(二重拘束)の構造

モラハラの構造(3):モラ夫に洗脳されるメカニズム

「日勤教育」に内在するダブルバインドの構造

教育行政に見るダブルバインドの構造

団塊世代-再就職詐欺に見るダブルバインドの構造

真綿の支配

階段を下りられない子供




関連記事
 
Comment5  |  Trackback0
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
 

Comment

 

父親に毎日言われてきた言葉

一言一句違わず、小学生の頃からずっと毎日言われてきた言葉です。本当にびっくり。最近、胸の上にのっている重い蓋が弾けそうな感覚があり、色々見てたら、ここにたどり着きました。昔から1人遊びが好きで、自分の思いと話しができていたと思ってたんですが、それは違ったのかも知れません。外に向かって感情を表現するのが下手(嫌われる恐怖から)なので、怖がらず、少しずつ表現してみようと思います。

 

定義

ダブルバインドの定義が間違えてませんか?
第二のメッセージは第一のメッセージと矛盾しており、かつ階層が異なる必要があると思うのですが。上の例だと、階層が同じメッセージになってます。また、矛盾してません。
相手の人格を無視した支配的な親(上司)の発言のよくある一例のようです。

例えば、
1st 「親の言うとおりにすればいいんだ」と言う。しないと怒る。
2nd その年になって自分で何とかしようともしない、と態度で不愉快さを暗示する。
がダブルバインドではないでしょうか。

そうしないと統合失調症と関連づけることができないように思います(そもそも統合失調症とダブルバインドが強く関係してるかの議論はおいときます)

 

ルリ

検索エンジンから飛んできた者ですが
このブログのタイトルを見て
「精神に異常のある者は犯罪者予備軍である」と
そう言いたいのですか?
違うとしても誤解を招くようなタイトルはどうかと思いますが

 

なんだろ、この記事が上手く読みこなせない。

かたくなに理解を拒んでいる感覚があるのです。
スマホから読んでいて、指は何度もミスタイプしてはもこの記事に戻ってくる。
私がさんさんたるありようでも母は「私は悪くない」って妹にこぼしたそう。
私には「私のせいね…」と伏し目がちに呟いて見せたくせにね。
うっかり乗ってしまって「そんなこと…」って言ってしまったけど、本音の私はその時どう言いたかった?

ダブルバインドクイーンだった。
私は反抗したことはない。依存的になって、耐えた。
乖離とか、いろんな症状はでたけれど、通院しても良くならない母の姿を見てたから、病院に不信感があって、私自身は診断を受けたことはない。
診断名というレッテルを自分に張らなくてよかったと思ってる。

 

活動の参考までに

統合失調症について、以下の本を読んでみてください。
何かお役にたてるかと思います。
参考までに

太陽出版
伊達浩二 著者
黄金色に輝いた道

 
    
 
Home | Top ▲
 
はじめにお読み下さい
 

読まれる上での留意点
自分を取り戻す方法総目次
*全記事リンクフリーです

 
ブログ内検索
 
Google

Web このブログ
 
会場でお会いしましょう(^^)
風化させまいカレンダー
 
 
著作
記事・インタビュー他
わが子を守るために
写真/動画集はこちら↓
 
 
お問い合わせなどあれば↓
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
ブックマークに追加
 
 
月齢
 
Today's Moon phase
 
↓このパーツを設置すると14本の苗木を植えられます
QRコード
 
QRコード