プロフィール
 

中尾英司

Author: 中尾英司
Doing(させる,働きかける)ではなく、Being(共にある,見守る)―半歩あとから


カウンセリング申込み要領

中尾真智子ブログ

ホ・オポノポノ to IC―
「ごめんね」「ゆるしてね」
「ありがとう」「愛している」

 
ピックアップ目次
最近の記事+コメント
 
 
カレンダー(月別)
 
08 ≪│2017/09│≫ 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
 
カテゴリ
 
 
全ての記事を表示する
RSSフィード
 
 

「第二の誕生」の仕方

2009/03/13(Fri) Category : 自律(自由と責任)への道
以前、「第二の誕生」の意味を書きましたが、ではどうやって誕生するのでしょうか。【2012.1.27修正】

★「第二の誕生」とは、あるがままの自分に戻ること--------------------

上記の記事で、生まれて後育っていく過程で自分に内在化していくものを次のように挙げました。

1)親との人間的関わりが無いことから来る“存在不安”(自分に対する謎)
2)なぜこういう親なのだろうという“親に対する謎”
3)「気持ちを言うな→気持ちとつながるな→自律するな→人とつながるな」という“禁止令”
4)常に勉強へのプレッシャー→「努力せよ」という“ドライバー”
5)気持ちを聴いてほしい、自分を認めてほしいという“ストローク飢餓”
6)苦労している親に認めてもらうために→「苦労せよ」という“人生脚本”
7)その間も封印され溜め込まれていく感情達(IC:インナーチャイルド)

そして、「第二の誕生」とは次のことを言うと書きました。

“親に対する謎”と“人生脚本”に気づき、
自分を脳内から監視しているIPから自分を解放し、
許可とストロークを自らに与え、
封印していた“インナーチャイルド”を表現して救い出し、
その過程を通じて自らの背骨を作り上げ、
そして勇気を持って“存在不安”を直視して受け止め、
そのことによって背骨を完成させた自分が過去の“人生脚本”を手放して、生まれたときの状態=あるがままの自分に戻ること。




★自分の中の5人のチャイルドと脳内親--------------------------------

ここで内在化するものを擬人化して次のように言ってみましょう。

1)存在不安 →“不安ちゃん”
2)親に対する謎 →“謎解きちゃん”
3)禁止令+4)ドライバー=IP(インナーペアレンツ)→“脳内親”
5)ストローク飢餓 →“餓鬼ちゃん”
6)人生脚本 →“脚本ちゃん”
7)IC(インナーチャイルド)→“小さいちゃん”


すると、「第二の誕生」とは次のように言い換えることが出来ます。

“謎解きちゃん”と“脚本ちゃん”に気づき、
自分を脳内から監視している“脳内親”から自分を解放し、
許可とストロークを“餓鬼ちゃん”に与え、
封印していた“小さいちゃん”を表現して救い出し、
その過程を通じて自らの背骨を作り上げ、
そして勇気を持って“不安ちゃん”を直視して受け止め、
そのことによって背骨を完成させた自分が“脚本ちゃん”を解放して、
生まれたときの状態=あるがままの自分に戻ること。


さて、この擬人化した言葉を用いて「第二の誕生」を解説してみましょう。尚、わかりやすいように擬人化しているわけであって、それぞれがいろいろな気持ちの代表とお考え下さい。

感情が一挙に溢れた場合、どれがほんとの自分の気持ち?と混乱することもあるかもしれませんが、そういう時はまず深呼吸して、「私は私」と唱えてください。そして、「どの気持ちも認めてあげるから待っててね」と全ての気持ちに伝えて下さい。その後は、主体性を失わず、自分に無理がない範囲の中で、それぞれの気持ちに向き合って下さい。


<「第二の誕生」の仕方>
1,まっすぐに入る(正面から鏡に向き合う)
2,自分を救う決意をする
3,自分と気持ちとの信頼関係を築く
4,わが子も“小さいちゃん”も平等に扱う
5,一人の時間(=小さいちゃんと二人の時間)を持つ
6,チャイルドたちは同時に救われていく
7,最後に残るは“不安ちゃん”
8,“不安ちゃん”から逃げると“脚本ちゃん”は走らざるを得ない
9,“不安ちゃん”を受け止めたとき“脚本ちゃん”も安心する
10,“不安ちゃん”を恐ろしげに見せているもの
11,安心の中で“不安ちゃん”を感じよう
12,自分に安心を感じるから“不安ちゃん”は出てこられる
13,気づいてあげることで立ち去っていく感情達
14,自分を認めて「7人のサムライ」を仲間にしよう





★1,まっすぐに入る(正面から鏡に向き合う)---------------------------

中尾相談室に相談依頼される方は、当ブログを読まれてこられるわけですが、自分には当てはまらない、そこまでではないと思っている方もいらっしゃいます。まぁ、誰しも人は自分のことはわからないものです(^^;)。そのために他の人(鏡)がいるわけですからね。

私たち(英司&真智子)という鏡は世代間連鎖を映し出していきます。
その鏡(カウンセラー)に向かって話をするということは、自分と向き合うということですから、まとまった一定の時間を取るということはとても大切です。

自分とIC(感情)をつながらせたくないIP(思考)は、「お金」や「時間」を気にさせたり制限を設けさせたりして意識を自分の内側に集中させないようにしますから、それらの制限を取り払って自分と向き合う時間を作るという行為自体が、自分とICの信頼を取り戻していきます。


また、気持ちは安心(信頼)できる環境の中でしか出てきません。カウンセラーが安心できる「環境」になってこそ、相談者の方は自分の心に向き合うことができます。

しかし、相談者の方がカウンセラーに指導してもらおう、助けてもらおうという気持ちでいると、カウンセラーは「環境」ではなく「対象」になってしまいます。すると、

・相手を道具として利用しようとする依存が生まれる
・だから、人としての相互信頼を結ぶことができない
・意識は自分の内側ではなく相手に向いている(ICを無視している)
・カウンセラーは鏡の役割を果たすことができない

以上のことから、相談者の方のICは出てこず、カウンセリング関係も成立しません。その関係のままカウンセリングを続けても、自律というゴールにはたどり着くことはできないのです。

ですから、自分と向き合うという覚悟を決めて、真正面から鏡と向き合うことが大切です。そのため、カウンセリングのスタートの仕方はとても大切なのです。私はこれを「まっすぐに入る」と言っています。

そのことを『カウンセリング申し込み要領』の「中尾相談室受付対象者」の項に書いてありますので、ご理解いただければと思います。




★2,自分を救う決意をする---------------------------------------------

さて、カウンセリングがスタートすると、最初はその方の物語をお聴きするところから始まります。そして、問題を何とかしようとしていたのが、問題はとりあえずそこに置いておき、まず自分自身を取り戻そうという姿勢に変わります。その間の推移を下記に示してありますのでご覧下さい。
自分の今の生き方に疑問を感じている方、思い悩んでいる貴方へ―(1)自分を救う決意

この過程で行っていることは、世代間連鎖をフィードバックしていく中で、自分の中にいる「謎解きちゃん」「脚本ちゃん」「脳内親」「餓鬼ちゃん」「小さいちゃん」「不安ちゃん」に気づいてもらうことです。

そのチャイルドたちが、自分の思い癖、考え癖、行動癖、生き癖を形成していますので、まず気づくことが大切。気づくことで自分を客観視できるようになります。

また、そのチャイルドたちに無意識に生きてきたということは、言い換えれば、自分がそのチャイルドたちを無視して生きてきたということ。チャイルドたちは何より自分に認めてもらいたいと思っていますから、自分がそれぞれの大変さを認識していくことで、チャイルドたちは救われていきます。


尚、この過程は、その方の背景とタイミングに応じて進んでいきます。身の上を語るだけでも疲れるでしょう。最初は吐き出すだけ。フィードバックはそれ以降から、ということもあるかもしれません。ともあれ、無理せずに歩いていくことが大切です。




★3,自分と気持ちとの信頼関係を築く-----------------------------------

決意とは実行することです。
「今」の行動を変えていきましょう。

「好き、嫌い」「快、不快」「楽しい、苦しい」「嬉しい、イライラする」など、自分の直感と感情で選択することです。気持ちのままに行動する(=気持ちを肉体で表現する)ことで、自分と感情との信頼関係が強まっていきます。また、気持ちのままに行動することで背骨ができてきます。

この時に邪魔が入るでしょう。
「遊んでばかりいると将来が大変だぞ」 (未来への不安)
「以前こういうことをして後悔しただろう」 (過去への後悔) 
「そんなことするなんて恥ずかしい」 (恥ずかしい)
「天気が悪いし面倒だな」 (面倒くさい)
「今の私には難しそうだな(or無理)」 (難しい、無理)
「あれもこれもやるべきことがあるだろう」 (べき論)
「お金をどうする」 (お金の心配)
「そんな時間はない」(時間の心配)

―はい、これら全てIP(脳内親)ですね~。その代表的なものを挙げてみました(IPの常套手段ですね)。えぇ、どうぞ無視して下さい。

そのほかの禁止令やドライバーも許可に変えて、自分を許していきましょう。(禁止令やドライバーを書き出してみるといいです。たくさんありますよ~)

そして、これらの思考がグルグル回り始めたら、それだけ躍起になってその行動を止めようとしているということ=その行動が自律につながる行動だということですから、思考がダメと言ったら「Go!」かもしれません。だから私はよく「首から上は信用するな、首から下を信用しろ」と言っています(笑)。

人もそうですよね。「言っていること」ではなく「やっていること」を信用します。というのも、口ではなんとでも言えることを知っているからね。

同じように、“小さいちゃん”も、自分の「言っていること」ではなく「やっていること」を信用します。自分が「言っていること」は、脳内親に操られて自己洗脳で言っていることが多いからです。




★4,わが子も“小さいちゃん”も平等に扱う-----------------------------

さて、自分と感情との信頼関係が強まってきますと、“小さいちゃん”が出てくるようになります。

同時に、母親が変化し始めたことを感じた子どもたちも、これまで溜め込んできた感情をぶつけてくるようになります。そのため、お母さんは自分の“小さいちゃん”と我が子達とを両方同時に受け止めなければならない状況に追い詰められていきます。

このときのポイントは、わが子も“小さいちゃん”も平等に扱うこと。

わが子には、「これからは、お母さんが突然、怒ったり泣いたり取り乱したりすることがあると思うけど、それはあなたたちのせいじゃないからね。お母さんが小さい頃に“お母さんのお母さん(おばあちゃん)”に文句を言いたかったり悲しかったりしたことがあるんだけど、その時言えなかったから、その気持ちが不意に出てくるの。だから、お母さんの中にいる“小さいちゃん”がしたいようにしているだけだから、気にしなくていいからね」

このように、子どもは、お母さんが不機嫌なのは自分のせいではないと分かると安心します。そして、理由がわかればちゃんと見守ってくれますので、子どもの持つ柔軟性とキャパシティを保ったまま大人になることができれば、人類とは何と素晴らしい種族かと思います。

そして、わが子も平等に扱うために、上記を言った後に付け加えて下さい。
「お母さんが“小さいちゃん”の言いたいことを聴くように、聴いてほしいことがあったらいつでも聴くからね。」

あとは、もし“小さいちゃん”とわが子たちが同時に「聴いてほしい!」と来たときに、自分の中で調整することになります。“小さいちゃん”に我慢させることもあれば、わが子に我慢させることもあるでしょう。
大事なことは、「後で必ず聴くからね」と約束し、その約束を守ることです。後になっても、必ずそれぞれに時間を割いてくれることがわかると、“小さいちゃん”もわが子も、安心して待つようになります。




★5,一人の時間(=小さいちゃんと二人の時間)を持つ-------------------

ところで、えてして夫は妻がそういう状況になると、慰めたりアドバイスしたり、あれこれ介入しようとします。たとえそれが善意であっても、妻にとってそれは感情を思いのままに出すなという禁止令になりますので、妻は苦しくなります。

また、自分のせいで夫を苦しめているように感じて罪悪感を感じたりして、気持ちを出すことができなくなってしまうのです。だから、夫にも同じことを言っておくといいでしょう。


尚、家にいると感情が出ないこともあるので、カラオケボックスなど一人になれる場を確保するといいでしょう(最近は一人専用カラオケボックスなども出てきましたね)。適当な場所に車を停めてそこからかける方もいらっしゃいます。ホテルなどを利用される方もいらっしゃいます。一人旅などもいいかもしれませんね。




★6,チャイルドたちは同時に救われていく-------------------------------

さて、“小さいちゃん”のさまざまな気持ちに共感するということは、そういう気持ちまで我慢して“脚本ちゃん”は頑張ったのか、と“脚本ちゃん”の大変さ、健気さもわかるということです。

(逆に言えば、“小さいちゃん”の気持ちを封印してきたので、“脚本ちゃん”の苦労もわかっていなかったということです)

つまり、“小さいちゃん”を救うことと“脚本ちゃん”を救うことは同時に行われるということですね。

また、その過程で、残っているいろいろな謎も解けていきますから、“謎解きちゃん”も救われていきます。

そしてそれらのチャイルドに自分がストロークを与えていることになりますから、“餓鬼ちゃん”も救われていきます。

こうして、チャイルドたちは同時に救われていくのです。

その救われていったチャイルドたちはみなあなたの背骨となり、苦難の記憶は思い出となり、しなやかで強くやさしい人間へと成長していきます。


尚、チャイルドたちの気持ち(過去の自分の気持ち)を感じて、かつそのときの自分を救い出すのにとてもよい方法が「エンプティチェア」です。
インナーチャイルドを救うエンプティチェア




★7,最後に残るは“不安ちゃん”--------------------------------------

だんだん背骨がしっかりしてきましたね。
これまでに、生まれて以降の日常の中で湧いてきたいろいろな感情が出てきました。残るは、日常が始まる前に既に母子の関係の中で芽生えていた感情、あるいは胎内にいたときから抱いた感情です。その最後に残った一人―それが“不安ちゃん”です。

殆どの人がこの“不安ちゃん”から逃げるために生きている(時間の構造化をしている)と言ってもよいくらいで、その行き着いた姿が、あなたを今苦しめている親やハラッサーの姿だと思えば、この“不安ちゃん”と向き合うことこそが鍵だということが分かるでしょう(憎しみや殺意などの激しい感情が鍵ではないのです)。

この“不安ちゃん”が最も出てくるのは、まさに自律界の一歩手前に来たときです(最もと書いたのは、不安ちゃんはいつもいるからです)。
真っ暗な深海からゆっくりと浮上して海面近くに来たとき、
黄泉の国から地底の道を辿り続けて地上出口の前に来たとき、
ハラスメント界という胎内から自律界という自由な空間へと生まれ出る直前に、強烈な不安が襲ってきます。

あるいは、本人がその不安から無意識に逃げようとするために罠にはまります。知らないうちにいつもの生き癖に戻ってしまっているのです。




★8,“不安ちゃん”から逃げると“脚本ちゃん”は走らざるを得ない------

なぜでしょうか。
“不安ちゃん”から逃げるということは、自分が“気持ち”から離れるということです(“不安ちゃん”も気持ちの一つですからね)。

人は気持ちを表すために「思考」や「行動」をしているわけですから、“気持ち”から離れるということは、「思考」や「行動」の素として別のものを持ってこなければなりません。

“気持ち”以外に自分を動かす原動力ってなんでしょう。―それが、「役割」ですね。その役割行動を担ってきたのが“脚本ちゃん”でした。
だから、自分が無意識に不安から逃げたときに、いつの間にか、これまでの生き癖(人生脚本)に戻ってしまっているのです。また同じようなゲームの日々を繰り返していることに気づかれるでしょう。




★9,“不安ちゃん”を受け止めたとき“脚本ちゃん”も安心する----------

でもね、“脚本ちゃん”もチャイルドの一人。
しかも、子どもを体験したことがなく、ただ“機能”“役割”としてひたすらに頑張ってきた愛情深い健気なチャイルドです。

だから、“脚本ちゃん”ももうヘトヘト、この舞台を降りて子供に戻りたいのです。本当は、人生脚本のバトンを「本人」に渡してしまいたいのですが、その「本人」は背骨がしっかりと完成していませんので、渡してしまうと“脳内親”に完全に乗っ取られてしまうでしょう。だから、渡すに渡せず、再び脚本上を走り出してしまうのです。

では、“脚本ちゃん”が安心して本人にバトンを渡すことができるのはいつでしょうか。

そう、それが、自分が“不安ちゃん”を受け止めたときなのです。
“不安ちゃん”の不安をしっかりと感じたとき、不安は去ります。そのとき自分の背骨は完成し、「自分の外」に惑わされることなく生きていくことができるようになります。

そして、その時、“脚本ちゃん”は安心して、これまでの苦難の舞台を終えることができ、全てのチャイルドは自分に統合して、これからは皆仲良く一緒に本当の人生を歩いていくことができます。




★10,“不安ちゃん”を恐ろしげに見せているもの-----------------------

では、“不安ちゃん”は「不安からの逃走」を続けてきた人々が晩年は「ボケ逃げ」するくらいに怖いものでしょうか。

まず、感じる前はIP(脳内親)が恐ろしげに見せていることが殆どです。何しろ、本人が“不安ちゃん”とつながってしまえば、もはや怖いものはなくなりますから、IPの脅しは効かなくなってしまいます。突破されてはならない最後の関門なので、全力で怖がらせて遠ざけようとするのです。


ある方のイメージ―
得体の知れない黒い人物が追いかけてくる。あるとき逃げるのに疲れ果てて立ち止まった。すぐ後ろに真っ黒の人物が立っている。意を決して振り返った。困ったような戸惑ったような感じを受ける。怖くはなかった。
けれど、その人物が「さぁ行け」と手で煽るようなしぐさをしたのをきっかけにまた走り出してしまった。・・・それから時がたち、気づくと不安だらけの日々を送っていた。

―面白いですね~。追いかけてくるのは“不安ちゃん”ではありませんよね。“不安ちゃん”に合わせたくないために、ゲームを続けさせている何ものかです。怖くないのは、それが自分が作り出したものだからでしょう。でも、走っているうちに何かとてつもなく怖いものに追いかけられているような錯覚に陥っているわけです。




★11,安心の中で“不安ちゃん”を感じよう-----------------------------

さて、最初の方で、気持ちは安心(信頼)できる環境の中で出てくるということを書きました。それは、不安感情も同じで、安心するからこそ出て来るのです。

自律の直前に“不安ちゃん”が出てくるのも、気持ちとの信頼を取り戻したあなたに安心したからこそ出てくるのです。
何の憂いもなくリラックスしているときに突如不安が襲うのも、安心できる状態だからこそ、過去の不安感情―“不安ちゃん”が出てきています。
だから、“不安ちゃん”を感じなきゃ、と自分を不安にする必要はありません(笑)。

自分が不安から逃げようとしているときは、“不安ちゃん”はあらゆるチャンスを使って自分に“不安ちゃん”の存在を感じさせようとしますから、あらゆることで不安になってしまいます。

が、自分が不安から逃げない姿勢でいるのなら、好きなことをやって楽しく時を過ごしつつ(その安心感がチャイルドを出てこさせますから)、いざ不安が出てきたら、そこでジタバタして誰かとつながること(ネットやメールや電話)や思考その他で意識をそらそうとはせずに、その不安な気持ちを感じることができるといいですね。




★12,自分に安心を感じるから“不安ちゃん”は出てこられる-------------

こういうこともありました。

いくつもの激情を越えて最終コーナーにこられていたある方。不安が襲うようになりました。が、不安にさいなまされ七転八倒していた間は、不思議と私につながりません。そこは自分で乗り越えろということだったのでしょう。それが一段落してつながり、カウンセリングをしているときに、ふと自分の中に分厚い鋼鉄の蓋が見えました。

見えたということは、それを開ける準備が整ったよということです。私は電話のこちらで黙して見守ります。後でその方が言うには次のようなことが起こったそうです。

最初は、ただ私への安心を感じた。
その安心が周囲を包んで自分と融合していく感じ。
例えば空気と自分は別だけど融合しているように。
そして、自分自身も安心な存在になり、いつの間にか開いている蓋から「安心でないもの」がどんどん立ち昇っては消えていく。

「安心でないもの」を感じてはいるのだが、
「安心」の中でそれを感じているから怖くはない。

カウンセラーに安心を感じるから自分の感情が出てくるように、
自分に安心を感じるから、思う存分に不安が出てくることができたわけです。




★13,気づいてあげることで立ち去っていく感情達-----------------------

また、こういうこともありました。

その方も、目が覚めるたびに不安に襲われていました。天井から闇が侵食してきて、このままいけば闇に食い尽くされて孤独死してしまうという恐怖です。寝るのも、朝起きるのも怖かったのです。

疲れ果てたあるとき、「もういいや!」とその闇の中に飛び込んでやろうと思いました。と、“小さいちゃん”がいて一緒に手をつないで飛び込んだそうです。その子は、その闇の中で生き延びてきた子だそうですから、“不安ちゃん”であったかもしれませんね。
「私がいるから大丈夫だよ。一人じゃないよ」と。

すると、闇の中は意外に暖かかったそうです。
それ以降、その方は目を覚ますのが楽しみになってきました。毎朝、その“小さいちゃん”と話をするようになりました。

でも“脚本ちゃん”も強くてゲームを繰り返す日々を送っていました。
が、受け皿役の自分がハラッサーに巻き込まれていると思っていたのが、カウンセリングを通して自分の方が仕掛けていたと気づいて目から鱗が落ちた日、母親とのエンプティチェアをすることになりました。再現したときは怒りのやり取りの場面だったのですが、やり方を指導して始めると、間もなく「怖い」「悲しい」というホンネがどんと出てきました。

その気持ちを気持ちのままに言い続けているうちに、胸にポッカリと穴が空いたのです。心臓の中が暗くて重く、黒い虫が瞬く間に食いつぶしてブラックホールが胸の中に広がっていきました。

私は電話のこちらで見守ります。
「重い重い・・・・・・」
「苦しい苦しい・・・・・・・」
うめき声が聞こえます。

「お母さんは、ずっとこれから逃げてきたんでしょ」
「私は、まともに見てるよ」
という声が聴こえると、すぐに
「今、消えていく!」という声が続きました。

「あ、そうだ! 私が認めたから消えたんだ!!」
「わかればいいんだよ~って、手を振って去っていく感じ」

「あ~私は悲しかったのねー」
認めてもらった感情は『気がすんだ感じ』で去り、胸がスーッと軽くなったそうです。

このように、全ての感情は自分に認めてもらいたがっており、そして、自分が認めてあげると『わかればいいんだよ~』と去っていくのです。





★14,自分を認めて「7人のサムライ」を仲間にしよう--------------------

さぁ、最後は自分が安心できる場(まほろば)になりましたね。

自分のチャイルドたちは、この苦しみをあなたも全く同じように味わえといっているわけではありません。気づいてほしいし、わかってほしいのです。その感情に全く未経験であればわからないかもしれませんが、小さい自分が体験して来た感情達ですから、もうわかっているのです。

あとは、封印したきた感情達があることに気づいてあげるだけ。
それを気づかせないように思考が邪魔をしていますから、世代間連鎖のカラクリを知ることで、「人として素直にそう思ってもよい状態」に戻していくわけですね。

そして、あなたは自分の中にいる5人のチャイルドと脳内親(禁止令+ドライバー)→言ってみれば「内なる7人」を次々に認めていきました。その「7人のサムライ」たちは、あなたに認めてもらってどんどん仲間になっていきます。

まるで、ルフィが仲間をどんどん増やしていくときみたいですね~♪
ルフィはメンバー各自の苦労を味わっているわけでも深く理解しているわけでもありません。けれど、その存在をまるごと「認めて」います。

あなたも、これまでの自分を否定するのではなく、全ての体験を「認めて」あげて下さい。その時あなたは、「7人のサムライ」を従えた「自由の海賊王」になることができるのです。

自分を好きになって下さい。
自分を愛して下さい。

全部つながって、今のあなたがあるのです。



ONEPIECE64-1







さて、「第二の誕生」後も日常は続きます。
劇的に何かがどうなるというわけではありません。

ただ、以前と以降で違うことがあります。それは、
自分が自分の気持ちを知っていること。
そして、IPに汚染されていない自分の判断で、行動を選択できること。
だから、人生の全てが自分のものになること。

ハラッサー(人を道具にする人)は近寄ってこなくなること。
心おきなく人とつながれること。
不安がなく、楽しくて嬉しい人生になること。
生きている喜びと感謝に満ちていくこと。

そう、一言で言えば
「幸せな人生」になるのです。


さぁ、




し あ わ せ に


なりましょう!!









関連記事
 
Comment6  |  Trackback0
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
 

Comment

 

たとえに出てきたワンピースは納得できません
ルフィはハラッサーそのものだし
船に乗る頭数としての道具、共依存の対象をルフィに
変えただけという感じがしてとても嫌いな漫画です

ウソップのエピソードからも話を聴く、気持ちを受け止めるといった交流がルフィたちの間で全くなされていないのに
何故例に出したのか不思議です

 

今まで生きてきて思うこと

夫と一緒になっつて、初めて子供ができ子育て不安でした。2番目ができて喘息になり、呼吸困難で本人が一番大変だったと思います。四六時中目が離せなかっつた、睡眠もろくに出来なくて、うとうとするのがやっとでした。3番目がお腹にいましたので、今思うとよくがんばっつたな~と思います。家を建ててロ~ンを10年返済でした。夫が亭主関白で女は夜外出するな、子供は言うこと聞け、子育ては母親がするものと言う考えでした。今は少しずつ変わってきました。今でも初めての事に不安が(doinng)脳内親に洗脳される。それは私も似てる。言葉に出して(大丈夫だ、出来る!)と声に出しています。

 

自律を心がけています。が。

自律を心がけ、早1年。
自分と向き合いながら、家族が感情を取り戻しつつ、感性を取り戻しているように感じながら、この仕事の無い時代、仕事の無さから、どうしようもない出会いをしてしまった感じ。

依存の度合いがすさまじい夫婦と知り合いになり、また依存の度合いというか、自律なんて一切考えていない人とばかりとの関わりの中で、苦しいことばかり。
結局、違う職が見つかったけど、
なんだかんだで、結局関わりから避けることはできず、どこもしがらみにもみくちゃにされる日々。
夢を追って、やりたいようにやってたら、お金も底をつき、今はなんとか生活するための、病氣をしたら、保険もなんとかなるように、国民年金も支払わねばならず、正直もう希望とか、志とか、そんなことを言っていられない生活。
親との対決はなんとかできたかもしれないし、まほろばとまではいかないにしても、前よりはコントロールは弱くなった。でもやはり自分の歳が歳だけに、もう理想が語れない。
嫌なことも、間違っていると思っても、連携が大事な場所では合わせざるを得ない。
新しい職場でやっと見つけた同志も、それが恋愛感情も含んでいたことは否めないが、4月から異動で、もう会うこともないに等しい。
大事な人はいつも自分から遠くへ離れていく。

健康なのかもしれないが、
心も心ではなくなってきた。

もぬけの殻に近い。ただ一人孤独に耐える日々。

自律を心がけていることにも慣れたのか、心がけているつもりが、魂を周りにのっとたれたのかわからない。

もう何も期待せずに、第二の誕生を目指した自分もどこか遠い空の向こうに行ってしまった感じがする。

同志はもういないし、友達もいなくなってしまった。

これ以上冬が続くのかと思うと、
自分のすべてを空にすることしか身体が反応しないのかもしれない。
自分はかなり弱い。

もうあきらめるとかいう氣持ちすらなくなってきてしまった。

ごめんなさい。
ここに書くことではないのかもしれない。

生きることは、幻想にいるときも現実と向き合っているときも、無惨だ。

 

焦った時こそまいぺーす。
走りだしそうな自分を
止めて
ゆっくりしてみる。

怖かった何かが
霧みたいに消えて
自分の体に
魂が戻る。

私しか私を大事にする人はいないんだよ

恐いとき
中尾さんのブログに何時間もかじりついて
助けを求めるわたし
いつも頼ってる人に電話して
お前は大丈夫だっていう言葉を貰おうとするわたし
好きなあの人にメールして、返信を欲しがるわたし

そこで、安心を貰って一息ついて

また
少し頑張ってみる

だんだん、スパンが短くなって
自分で少しづつ頑張る回数をふやしながら

私でも、自分を幸せにできるのかもしれないって
思う。

爆発しそうな夜も
たくさんあるけど。

 

脚本もチャイルドなのですね。

脚本の受け止め方が分かりました。

 

仕掛けてしまった自分を責めてた数日間でした。

もう、私はダメだ。
暗黒一家といっしょに沈没するんだ、とか思ってました。
でも、これを読んで大丈夫な気がしてきた。

母から波状攻撃が飛んできて、父から搦め手で干渉が起きつつもスルーして。
追いすがる家族連合を無視してたら、私も仕掛けてしまった。仕掛け先は家族じゃない。
だから余計に罪悪感や自責が起きる。
仕掛けてみてからはじめて、強烈な依存心に気づいたりする。

わいた衝動に突き動かされ、しがみつこうとするのをおさえるのは、ものすごく苦しい。
これ…手放すとか、そんな爽やかな感じじゃない。
歯を食いしばって何とか食い止めるとか、そんな感じ。

昨日狂いそうなほど苦しかったのに、今はおさまり、みぞおちのあたりがポカポカしてます。
飢餓や衝動からくる行動を自分にさせないこともまた、背骨をつくることになるのでしょうか。

何はともあれ、何とかかんとかプロセスを歩んでる気がするのでした。

 
    
 
Home | Top ▲
 
はじめにお読み下さい
 

読まれる上での留意点
自分を取り戻す方法総目次
*全記事リンクフリーです

 
ブログ内検索
 
Google

Web このブログ
 
会場でお会いしましょう(^^)
風化させまいカレンダー
 
 
著作
記事・インタビュー他
わが子を守るために
写真/動画集はこちら↓
 
アルバム(flickr)
アルバム(フォト蔵)
YouTube

・写真はアルバムページに飛ぶようにしてあります。
 
お問い合わせなどあれば↓
 

名前:
メール:
件名:
本文:

 
ブックマークに追加
 
 
月齢
 
Today's Moon phase
 
↓このパーツを設置すると14本の苗木を植えられます
QRコード
 
QRコード