あるがままの自分を取り戻す闘い―ワンピース・空島スカイピア篇
2009/03/20(Fri) Category : TV.本.漫画
スカイピア篇は、親に毒された自分が、あるがままの自分を取り戻す壮絶な闘いを描いているようで面白かった。
●エネル
自分が安心できる居場所(フェアリーヴァース)を求めて彷徨う孤独なエネルは、「存在不安を持つ親」。怒りを抱えているため、常にピリピリと怒りを放電している。きっかけがあれば脈絡なく雷を落とす。
●ガンフォール
親(エネル)に追い出された自分の「自由意志」。
●スカイピアの住人達
親(エネル)に支配されたかりそめの社会生活を送る「従順な自分」(AC:アダプティッドチャイルド)。パガヤの口癖「すいません」がその象徴。
●コニス
自分の中に残る「自由な子ども」(FC:フリーチャイルド)。
●ホワイトベレー
親(エネル)の気に入るように仕向ける「ドライバー」(自分を駆り立てるもの)
●4神官(+神兵)
親(エネル)の意に従わないものに罰を与える「禁止令」
●神官+ホワイトベレー
自分に内在化する親(エネル)の代理人(IP:インナーペアレンツ)
●シャンディア
親(エネル)に心を乗っ取られて深層(雲隠れの村)に押し込められてしまった感情達(IC:インナーチャイルド)。ワイパーは怒りの感情の象徴。
●ノラ(ウワバミ)
自分の中に眠る「火事場のバカ力」。
●ルフィ(&麦わら海賊団)
誰をも支配しない「自律モデル」
●モンブラン・クリケット(猿山連合軍)
自分を信じる「健全な魂」
-------------------------------------------------
親(エネル)は子どもの自由意志(ガンフォール)を追い出して、ドライバー(ホワイトベレー)と禁止令(神官)で子ども(スカイピアの住人)を操る。
子どもは感情(シャンディア)を深層に押し隠し、表層では「神のシナリオ(人生脚本)」に沿った偽の人生を歩く。
一見幸せな社会生活を送ってはいるが、逸脱しないようにドライバーに追い立てられ一挙一動を監視され、いつもびくびくとして自信なく、心からの幸せはそこにはない。
自分の心の本拠地から追い出され深層に封印された感情達は、怒りを募らせながら閉塞状況にあえいでいる。
…それが、「IPに支配された自分」という世界。
その自分さえも知らないところ―はるか下方で自分を救おうと努力し続けているのが「健全な魂」(モンブラン・クリケット)。「健全な魂」は、ノックアップストリームによって、「IPに支配された自分」に「自律モデル」(ルフィ)を出逢わせる。
「自律モデル」に接したことにより、ACの中の一部がFCにもどり(コニス)、自由意志(ガンフォール)も力を得、そして、荒ぶる感情達(シャンディア)はここぞとばかりにIPに闘いを挑む(時に「自律モデル」にもかみつきながら)。
強力でしつこいIP(インナーペアレンツ)とくずおれそうな闘いを続け、最後は自分の中に眠る火事場の馬鹿力(ノラ)がジャイアントジャック(IPの象徴)を倒して「自律モデル」をIP(インナーペアレンツ)の親玉のところへと導き、そしてついに「自律モデル」がIPを粉砕する。
その時、「健全な魂」を含む自分という世界中に響き渡る「島の歌声」。
カラァーン…
澄み渡った自由な心の空に染み渡る
とっても素敵な黄金の金の響き
「“黄金郷”は、空にあったんだ!!」
↓
「“本当の自分”は、空と思っていた心の中にあったんだ!!」
誰もが、自分の心の澄んだ音色を聴くことができる。

あなたも……
自分を取り戻した自分を見上げてニヤリとガッツポーズをする「健全な魂」(モンブラン・クリケット)。
そして、疎外されていた感情達を迎え入れた心の故郷シャンドラに灯は灯った。
IP(インナーペアレンツ)を粉砕したためAC(アダプティッドチャイルド)はFC(フリーチャイルド)に戻り、FCはIC(インナーチャイルド)と手を結んだ。(スカイピアの住人とシャンディアが手を結んだ)
つまり、自分が自分の感情と信頼関係を取り戻し、「自己一致」した。これで、存在不安は消える。
そして、自由意志(ガンフォール)の下にすべてが統合された。
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この物語は、自分が自分の中に棲むIPを追い出し、あるがままの自分を取り戻すまでの闘いの過程とその苛酷さをよく描いていると思いました。
一人の人間の内部には、これだけの「宇宙」があるのです。
エネル(親)は、神のごとく強力だけれど、自律モデルには叶わない。
頑張れ! 自分!!
【片霧烈火 「魂響」】
ルフィのように 叫べ!!
そして、エネル(IP)をぶちのめせ!!!
5つの自分を見分けよう-自分を動かしているのは誰?
●エネル
自分が安心できる居場所(フェアリーヴァース)を求めて彷徨う孤独なエネルは、「存在不安を持つ親」。怒りを抱えているため、常にピリピリと怒りを放電している。きっかけがあれば脈絡なく雷を落とす。
●ガンフォール
親(エネル)に追い出された自分の「自由意志」。
●スカイピアの住人達
親(エネル)に支配されたかりそめの社会生活を送る「従順な自分」(AC:アダプティッドチャイルド)。パガヤの口癖「すいません」がその象徴。
●コニス
自分の中に残る「自由な子ども」(FC:フリーチャイルド)。
●ホワイトベレー
親(エネル)の気に入るように仕向ける「ドライバー」(自分を駆り立てるもの)
●4神官(+神兵)
親(エネル)の意に従わないものに罰を与える「禁止令」
●神官+ホワイトベレー
自分に内在化する親(エネル)の代理人(IP:インナーペアレンツ)
●シャンディア
親(エネル)に心を乗っ取られて深層(雲隠れの村)に押し込められてしまった感情達(IC:インナーチャイルド)。ワイパーは怒りの感情の象徴。
●ノラ(ウワバミ)
自分の中に眠る「火事場のバカ力」。
●ルフィ(&麦わら海賊団)
誰をも支配しない「自律モデル」
●モンブラン・クリケット(猿山連合軍)
自分を信じる「健全な魂」
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親(エネル)は子どもの自由意志(ガンフォール)を追い出して、ドライバー(ホワイトベレー)と禁止令(神官)で子ども(スカイピアの住人)を操る。
子どもは感情(シャンディア)を深層に押し隠し、表層では「神のシナリオ(人生脚本)」に沿った偽の人生を歩く。
一見幸せな社会生活を送ってはいるが、逸脱しないようにドライバーに追い立てられ一挙一動を監視され、いつもびくびくとして自信なく、心からの幸せはそこにはない。
自分の心の本拠地から追い出され深層に封印された感情達は、怒りを募らせながら閉塞状況にあえいでいる。
…それが、「IPに支配された自分」という世界。
その自分さえも知らないところ―はるか下方で自分を救おうと努力し続けているのが「健全な魂」(モンブラン・クリケット)。「健全な魂」は、ノックアップストリームによって、「IPに支配された自分」に「自律モデル」(ルフィ)を出逢わせる。
「自律モデル」に接したことにより、ACの中の一部がFCにもどり(コニス)、自由意志(ガンフォール)も力を得、そして、荒ぶる感情達(シャンディア)はここぞとばかりにIPに闘いを挑む(時に「自律モデル」にもかみつきながら)。
強力でしつこいIP(インナーペアレンツ)とくずおれそうな闘いを続け、最後は自分の中に眠る火事場の馬鹿力(ノラ)がジャイアントジャック(IPの象徴)を倒して「自律モデル」をIP(インナーペアレンツ)の親玉のところへと導き、そしてついに「自律モデル」がIPを粉砕する。
その時、「健全な魂」を含む自分という世界中に響き渡る「島の歌声」。
カラァーン…
澄み渡った自由な心の空に染み渡る
とっても素敵な黄金の金の響き
「“黄金郷”は、空にあったんだ!!」
↓
「“本当の自分”は、空と思っていた心の中にあったんだ!!」
誰もが、自分の心の澄んだ音色を聴くことができる。

あなたも……
自分を取り戻した自分を見上げてニヤリとガッツポーズをする「健全な魂」(モンブラン・クリケット)。
そして、疎外されていた感情達を迎え入れた心の故郷シャンドラに灯は灯った。
IP(インナーペアレンツ)を粉砕したためAC(アダプティッドチャイルド)はFC(フリーチャイルド)に戻り、FCはIC(インナーチャイルド)と手を結んだ。(スカイピアの住人とシャンディアが手を結んだ)
つまり、自分が自分の感情と信頼関係を取り戻し、「自己一致」した。これで、存在不安は消える。
そして、自由意志(ガンフォール)の下にすべてが統合された。
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この物語は、自分が自分の中に棲むIPを追い出し、あるがままの自分を取り戻すまでの闘いの過程とその苛酷さをよく描いていると思いました。
一人の人間の内部には、これだけの「宇宙」があるのです。
エネル(親)は、神のごとく強力だけれど、自律モデルには叶わない。
頑張れ! 自分!!
【片霧烈火 「魂響」】
ルフィのように 叫べ!!
そして、エネル(IP)をぶちのめせ!!!
5つの自分を見分けよう-自分を動かしているのは誰?