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京都小6女児刺殺事件-(2)「少年A」の家庭との類似性

2005/12/26(Mon) Category : 少年犯罪・家族事件簿
京都小6女児刺殺事件

■「少年A」の家庭との類似性

 繰り返しますが、犠牲になられた堀本紗也乃さんには、心からご冥福をお祈り申し上げます。
 また、私も塾に通う娘がいるのでご両親の思いも痛切に感じる。その上で書くのだが、懸命にもがいている萩野容疑者の姿も見えるのである。何に対してもがいていたのか。それを解く鍵は、次の記述にある。


 先ず、母親との関係。
 『どれだけ叫んでも母親はほうっておくんです。興奮してるときは無視する、それが教育方針だといってました。それで、同志社までいったんだ、と』(近所の人)(+)。
 『小学生の時、ケンカするとすぐに母親が出てきて「うちの子は悪くない。謝れ」って迫られた』(同級生)(*)

 次に、父親との関係。
 大学復学の時に学生主任と面談する際、父親は『「停学になっても就職できるのか」などと心配して』横に付き添っていた。
 『「校長にしかられた。ショックを受けている」と父親にこぼしていた』
 そして、犯行後、『血だらけの手で握り締めた携帯電話で』最初に電話をした相手が父親だった。

 「あ、“少年A”の家族だ!」―私の心には「あなたの子どもを加害者にしないために」で分析した少年Aの家族が浮かんでいた。



----------------------------------------------------
 第1に、この家庭は最も重大な“家族機能”が欠損している。
 家庭を“受け止め(癒しと恢復)の場”にする前に“押し付け(しつけ)の場”にしてしまっているのだ。『しつけが厳しい』家庭がいとも簡単に陥る罠にこの家庭もまた陥っている。
 癒しとは、自分の気持ちを受け止めてくれること。恢復とは、ありのままの自分に戻れることだ。それができるからこそ、外では頑張ることができるのである。

 受け止めなきお“しつけ”の裏には、常に「お前はお前のままではダメだ」という否定のメッセージが含まれているため、プレッシャーを与え続けられてストレスが溜まっていくだけで自信を持つことができない。なぜ、厳しくしつけているのに子供が育たないのか、それは親のエゴを押し付けているだけだからだ。
 少年Aもまた、生後わずか1ヶ月で(!)しつけという針のむしろに座らせられた。



 第2に、この母親は子供の“外骨格”になってしまっている。
 父親は子供に背骨(社会規範)を育む役割を果たす。後で書くが、この父親は社会規範として機能していない。生物が身体を支える支え方には2通りしかない。内部から支える(脊椎動物)か、外骨格で覆うか(甲殻類)である。子供に背骨が育たなければ外骨格で守るしかない。

 『すぐに母親が出てきて』ということは、子供が自分でやるべきことを母親が代行しているということだ。子供から見れば、守られているようでいて実は成長のチャンスを奪われている。子供は、育つこともできずに世間を跳ね返す硬い甲殻の中に閉じ込められることになる。
 背骨が通らず『フニャッとして』いた少年Aもまた、母親と言う外骨格の中に閉じこめられた。Aは、それを『石垣』と呼んだ。



 第3に、この子供(容疑者)は“ディスカウント”されている。
 セールでおなじみのディスカウント(値引き)。その名の通り、価値を値引いて見られることを言う。日本語では「人の数(カウント)に入らない」という言葉に近い。その最悪の状態が“無視”である。受ける側から言えば、勝手にレッテルを貼られて、自分の気持ちを聴いてくれる人がいない状態である。

 受け止めなき押し付けがそもそもディスカウントであるが、さらに『興奮してるときは無視する』それが『教育方針』(!)でさえあった。信念を持ってディスカウントされていたわけである。
 『石垣』の中に一人取り残された少年Aもまた、母親からレッテルを貼られるだけで、誰も自分の気持ちを聴いてくれる人がおらず、その孤独の中『透明な存在』になるしかなかった。





(+は『週刊文春』より、*は『フライデー』より。他は新聞各紙などのWEBサイトから)

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