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3人の自分

2009/05/10(Sun) Category : パワハラ(パワーハラスメント)
パワハラうつ地獄からの復活物語

■3人の自分

人は、逃げおおせることは出来ません。必ず人生の課題を突きつけられるときがやってきます。自分と向き合うことから逃げていると、必ず向き合わざるを得ない状況がやって来るのです。

自分の身に降りかかる出来事や出逢いは、すべて自分と向き合えというメッセージを送っています。ところが、その都度自分と向き合うことから避けていると、それらのサイン(出逢いや出来事)は、だんだんと大きくなっていきます。

それでも無意識のうちに回避していると、どうしても自分と向き合わざるを得ない状況がどーんと起きるのです。つまり、その大変な状況を招いたのは、他でもない自分自身ということになりますね。

ですから、ここで自暴自棄になってしまえば、他ならぬ自分自身に負けてしまうことになるわけです。この時闘っているのは、実は「逃げおおせたい自分」と「自分と向き合えと迫ってくる自分」なのです。



佐藤さんの事例の場合、すべてをパワハラ上司のせいにして「逃げおおせたい佐藤さん」と、本当の人生を歩むために今のままではいけない「自分と向き合えと迫ってくる佐藤さん」がいます。

この2人を自分の内に抱え込んでいる「マスターである佐藤さん」は、これまで“逃走佐藤”のなすがままに生きてきました。が、安全基地と化した職場への執着、全エネルギーをかけて創り上げた基地をアッという間に破壊された憎しみが、この場から逃げることを許しません。

そこから逃げようとすれば破滅しか待っていません。つまり、逃げようとして破滅に向かうのか、それとも踏みとどまって自分と向き合うか、という崖っぷちに追い詰められたわけです。

この2つの力はともに強く、それらのエネルギーが自分の中でぶつかり合い渦巻くため、すべてそこで消耗してしまいます。次に進みたいのも、昔に戻りたいのも佐藤さん自身であり、その2人を自分の中に抱えているため、身動き出来なくなってしまうのも佐藤さんでした。

そして、「逃げおおせたい自分」が逃げおおせられなかったことについての恨みや愚痴、泣き言や怒り、憎しみを十分に見つめ、味わい、ここまで22年間よくやってきた、よく頑張ったと褒め、そして、出番を待っている新しい自分へとバトンタッチをされたのでした。




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「逃げおおせたい自分」は、心の鏡を曇らせていました。
理屈で自分を覆い隠し、自分の本当の感情を映し出してはいませんでした。

とことん自分と向き合った佐藤さんの中に、もはや「逃げおおせたい自分」と「自分と向き合えと迫ってくる自分」はいません。佐藤さんは、今自分の気持ちと共にあります。自分と自分の気持ちが強い絆で結ばれています。だから、あるがまま。とても強く、とても楽なのです。



『人目を気にして』『気持ちを偽り』『毎日計画立てた一日』を繰り返すことで、安心を得ていた佐藤さん。その世界は『とてもきゅうくつ』なのですが、しっかりした背骨を持たない間は、外から自分を締め付けるコルセットのように安心なのです。

しかし、自分と格闘し、自分の中の『未知のパワー見つけ』、『殻を破って』『新しい世界』に飛び出した佐藤さん。背骨を得ると、窮屈な世界にはいられません。本当の自由を手に入れました。

苦しい苦しい、うめきのたうち回る陣痛でしたが、見事に生まれ変わりました。生まれ変わった「心の鏡」は、ありのままの自分を映し出してピカピカです。

【『』内は、SMAP 「心の鏡」より】




『過去は戻らないけど未来は続く』んです。
過去を肥やしにして、より豊かに生まれ直すことができることを佐藤さんは証明してくれました。

おめでとう!(^^)








自分の力強いパートナー


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