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第4部-3、蒔かれた事件のタネ

2009/06/01(Mon) Category : 仮面の家
第4部 予め失われた人生

■3、蒔かれた事件のタネ--------------------------------

文字というものは怖いものです。
漠然と思っていたことを左脳が文字に置きなおした時、その思いは明確化され決意に変わります。それを右脳が認識して右脳は四六時中そのゴールに向かって動き始めます。あたかもキーボードで打ち込んだ命令によってコンピューターが動き始めるように。つまり、文字に書いて決意することは、巨大なエネルギーを持った右脳を働かせるためのトリガー(引き金)なのです(←これは、私の解釈です)。

「男について」を書いた時、りょう先生は生まれてくる子までを道具にすることを宣言しました。つまり、この文章を書いた時、事件に至るタネはまかれたのです。



生まれてくる子どもは、人間である以上、思春期になればアイデンティティの模索を始めます。自分の道を歩き始めようとします。が、枠が意思を持っては困るのです。りょう先生は、自分のレールを押し付けてくるはずです。そこに大きな葛藤が巻き起こるでしょう。

りょう先生がおさえこめば子は引きこもるでしょう。あるいは、自分の感情を押さえ込んだ挙句、統合失調症などの心の病を発症するかも知れません。また、子に力があれば、家を飛び出すでしょう(どのような形で出るかはともかく)。

その一方で、子どもは親に愛されたいのです。親に見離されたくないのです。親から無条件に認めてほしい存在です。ですから、子どもは引き裂かれるようなジレンマの中に苦しむことになります。それが、心身症状や家庭内暴力、逸脱行動として表れることになります。…


いずれにせよ、我が子を自分の人生を支えるための道具にすることを決めたこの時点で、事件の種は蒔かれたのです。



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husbandの語源はhouse(家) + band(束ねる) wifeの語源は古英語のwifで(女) familyは元々子供の事で語源はラテン語のfamulus(奴隷、召し使い) lord パンの管理人 lady パンを作る女

本当にどうでもい馬鹿馬鹿しい理由で、子供をどうにでもする権利があると思い込んでるんだと気づくのは、情けなく悲しく惨めでまた恐ろしい事です。

夫となっただけで家長。女であることは男の従属物であること、子は奴隷。
そんな家父長制が可能な家族親族制度の導入を、無自覚なまま、明治期GHQ期に強制されていて、弱くて自分の世間体ばかり気にする親はそれにしがみつく。元々女の権利が強い国だから夫婦の力関係は容易に逆転するけど。

昔の日本は子供にいっぱい仮親がいて、生みの親の気まぐれで子供を勝手にするなんて出来ません。

武家の家族家中は軍事組織でもあるため、家内の序列が厳しく、当主は軍事指揮官としての権限を家族家中に対して持つけど、適任者が当主となるのであって、夫であることや父親であることにより家族に対し権利を持つ家父長制ではありません。

欧米由来の家父長制の弊害が儒教に責任転嫁されたりしますが、皇帝になっても女親に頭が上がらないのが儒教の弊害で、夫や父親となる事により家族の支配者となる欧米の家父長制とは違います。

日本の父系性は儒教と異なっていて、
女は離婚再婚自由で、産んだ異父兄弟姉妹の父達に、子供のために可能な最良の社会的身分の提供を求める権利が母に在れば、子は父と同等身分で父の氏姓となり、父系血統集団が形成されます。男の生殖能力は縄文時代から意識されてます。
父系血統集団の氏の上や氏の長者も、義理父子関係を認める父系集団と配偶者や使用人からなる家の当主も、適任者が継承する集団の統率者で、氏の上や氏の長者が統率する集団が氏であるわけでも、当主が統率する集団が家族家中でもありません。

明治以降は、家族親族は戸籍筆頭者との親族関係で定義される集団とされます。法的に戸籍筆頭者の権利に強弱があるだけで、戦後も同じ家父長制集団です。

戸籍を以前のような
父系血統による氏姓
個人の名
として
母系血統による名称もついでに新しく加えて

それとは別に、法人的な家族や世帯の苗字を、実親子関係や義理親子関係や婚姻関係や義理兄弟姉妹関係によって継承するみたいに。

親権について小手先で調整しても、家族親族制度そのものが家父長制だと、親は子を独占物視しがち。父と同等に父の父系血統集団に属するとされていたんで、生みの親も子を独占物視しないで、子が多くの庇護者を得られるように、仮親となって子と縁を結んでくれるようあちこち頼み歩けたんで。

 

子供の意見より、親の意見が優先されるという家庭に育ちました。
 「こうしなさい」と進路などを決める父。その基準は、親戚にウケがいいかどうか・世間体が恥ずかしくないかどうかでした。
 母はそれを常に全面的に支持。
 父の教えに従うように教育されて育った様なものです。
 兄は、統合失調症になってしまいました。
 どんどん壊れていく兄(適切な表現でないかもしれません)を見るのが辛くて、結婚して家を出た時は心底ホッとしました。
 私は兄から逃れることができたと思っていた。
 両親と離れるつもりは、当時全く無かったのです。
 でも結果的に・・・両親から逃れることができていました。
 実家の家族関係がおかしかったということに、離れて初めて気づくことができました。
 今は、実家や兄の事を考えると、やりきれない気持ちになります。  

 
    
 
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