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第5部-6、繰り返される歴史

2009/06/14(Sun) Category : 仮面の家
第5部 帝国vsレジスタンス

■6、繰り返される歴史----------------------------------

高校を中退した諒君は引きこもって音楽を聞いたり作曲したりの生活に入ります。私から見ると、自分の好きなことを見出せない人が多い中で好きなことを見つけているのですから、人生を活き活きと生きられる最高のカードを既に手にしているのです。この道をまずは10年見守っていれば、と悔やまれます。

高校時代から『ピアノ、キーボードは弾けるし、全部一人でやったんです』(友人談)

大学時代の友人は次のように言っています。『彼の音楽的センスというのはすごいと思いましたね』―ピアノで即興のアレンジができ、作詞も歌も英語、女の子からの人気もあったようです。『ワムやU2といった英国系のバンドが好きで、そうした英国系のものを日本風にアレンジした作詞作曲をしたいと言っていました。(略)曲づくりも1一日十五時間、家にこもってずっとやっていたと話していたこともあります』

大学時代のバイト先のマネージャーは、『ぜったいに自分は音楽で成功すると確信しているようで、私もこの男なら本当にやると思いました』

そのバイト仲間の私大生は『私も音楽が好きで、ライブをやったりしていますが(略)、彼が作った音楽テープを聞いたら、歌詞は英語ですし、(イギリスへ行くのも)本気だなあと感じたのです。』『私が音楽について反論すると、彼はむきになり、絶対に妥協しないし、曲げない。いつも笑っている人だと思っていたのに、違う一面を見ました。ほんとうに頭の中は音楽だけという感じでした』

大学中退後に諒青年が先輩としてスキー合宿に参加した時に知り合って付き合うようになった元恋人は『ピアノを弾く彼の姿に深く感動したのです』。

彼に関わる友人達に伝わる本気度。彼が、本気で音楽にかけていたことは間違いありません。『彼は、これまでの日本に存在しなかったような新しい分野を切り開いていきたいと言い、だから師事する人はいなかったんです』―もしかすると、大きく羽ばたいていたかもしれません。



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が、親から見ると『家でブラブラしている』でした。
そして、バイトを勧め、その後大学を目指して英語では難関といわれるA大に合格するのは前項で見たとおりです。

が、A大入学後スキーサークルに入り、1年で全日本スキー連盟の1級を取得。オールA大で1位になります。
諒君は、中学までは勉強でナンバーワンになることでストローク飢餓を満たしていました。高校で音楽に目覚めたものの、彼独自のオンリーワンの世界を創り上げるには、まだ先があります。ですから、スキーでナンバーワンになることは、諒青年にとってはストローク飢餓を満たす命綱だったと言えるでしょう。



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…思い出してください。りょう先生の父親のことを。

りょう先生の父親にとっては、文学が自分を支える「生きる術」でしたね(第2部-1、りょう先生の父親と家族の確執)。そう、同じなのです。諒青年にとっても、このときのスキーは自分を支える「生きる術」だったのです。りょう先生から見て父と子は同じ生き方をしているのです。


しかも、そのスキーはりょう先生が導いてくれたものでした。りょう先生は自分が介入できない唯一の道で(介入できないからこそ)、息子に生きる術を与えていたのです。


しかし、生活に苦しむ源家族はその父親の文学を、家族まで見捨てて傾倒している「趣味」としか見なしませんでしたね。そのため、分かり合えない二者間で凄まじいバトルが起こっていました。その姿を見ていたにもかかわらず、りょう先生は息子にとってのスキーが自分を支える「生きる術」だとは気づきませんでした。

折しも、りょう先生の父親がぼけ始め、あけみさんは実母に朝昼晩の3度食事を運んでおり、食べ盛りの3人の子を抱え、生活面、経済面で苦労していました。そういう中、りょう先生は源家族同様に諒君のスキーを遊び、趣味と決めつけ、苦々しい思いで見ていたのです。






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見ているだけで嫌になる。
私に当て嵌まる部分。親に当て嵌まる部分がある。
見ているだけで息詰まる感覚を思い出す。
喉が狭まって、息苦しくなって、グラグラグラグラ地震のように小さく揺れるような感覚。

 
    
 
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