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第6部-7、ついに服従を突きつけた父親

2009/06/22(Mon) Category : 仮面の家
第6部 制圧

■7、ついに自分への服従を突きつけた父親-------------------

唯一の命綱であった恋人。しかし、その彼女との行方にも暗雲がたれこめていました。彼女は、ミュージシャンとして成功してほしいと応援する思いと、将来一緒に生活していくことの間でジレンマに陥っていました。諒青年は、いらだたしげに言いました。

『定職についていない事を否定されれば、これはおれ自身の意思でやっていることだから、おれ自身を否定されることになるんだ』 

とても、重い言葉です。諒君にとっては、この道が親に乗っ取られないための“おれ自身の”道なのです。それ以外の道は、ことごとく親に潰され、この唯一の道に追い込まれてしまいました。それ以外は、監獄で生きた屍になる道なのです。

しかし、彼女にとってもそれは重たいものでした。定職もなくセックスの問題もある。…そのため、諒君にとってデートはその都度、自分の存在証明をかけるものになりました。楽しいはずがありません。でなければなぜ、デートの度に荒れたりするでしょう。



-----------------------------------------------------
ところが、その親は諒君が精神科医のところにも行かず、恋人とデートを楽しんでいるようにしか思わず、苦虫を噛み潰しています。
そして、『家内にたいする長男の言葉遣いが悪かった』ことに怒ったりょう先生は、『“そういう言い方はないだろう”と言ったことがありました。これにたいし長男は“うるせえなあ”と言ったのです』。そこで、『「おまえ、一晩よく考えて明日、謝りにこなかったら、子どもとは思わない」と言って2階に上がった』のです。

これは、非常に象徴的な出来事でした。
水面下に隠されていたものが赤裸々になったのです。

りょう先生が怒った内容は、親に対する「言い方」―つまり、“形”です。
形にすがることで、親の体面(アイデンティティ)を保とうとするりょう先生にとって、それは逸脱させてはならない枠でした。

そして、「謝りにこなかったら、子どもとは思わない」と言うことで、子どもへの愛情よりも枠に従うことが優先である事を明白に示したのです。
無条件の愛情を求めた諒君に対して、父親から返ってきた返事は、愛情をタテにした自分への絶対的服従でした。

父親は無条件の愛情は与えない事を明言したのです。
ありのままの諒君は認めない事を明言したのです。
そして、父親のルールに従う事を強制したのです。

この父親の態度に、あなたならば耐えられるでしょうか。…



-----------------------------------------------------
諒君は、スパゲティを皿ごと壁にぶつけた後、父の部屋へ謝りにいきました。この時、自分の気持ちを押し殺し、大きな赤ちゃんである父親のおもりをしたのです。「さっきは悪かったね」と謝る姿を見て「反省したのかな」としか思えないりょう先生に、息子の絶望と怒りのマグマは見えません。

このことが、諒君が荒れ始めるきっかけとなったのは、当たり前でした。



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万莉さんへ

あなたは私です。同じ気持ちなのです。
伝わらないかもしれませんが、それでも、
何とかご自分を大事にお願いします

 

すごいよくわかります…

親に愛されなかった子どもはどうしたら良いかわかりませんよね…
なにをすれば親に認めてもらえるのか、どういった感情を持てば親に認めてもらえるのか、そういったことばかり考えてしまう…
私は、結局は自分の感情や意志、人生は自分が受け入れて認めてあげるしかないって気づくのに長い時間がかかりました。

 

万莉さんへ
どんな言葉をかけても、薄っぺらな通り一遍の慰めにしか聞こえないとは思うのだけれど。。。。
どこに住んでいるのかもわからないけれど、同じ空の下で、悔しい思いを胸に抱いた万莉さんが生きているって、私の胸に刻んだよ。

文字で読んでも、声が聞こえてきそうな程、悲しい気持ちが伝わったきました。何もできないから、せめて、万莉さんの悔しい気持ちを、私の記憶に留めておこうと思います。
いつか、あなたがあなたのままで生きられる日が来る事を祈っています。

 

苦しくてたまりません

諒君の屈辱と誰からも理解されるどころかむしろ虚仮にされている絶望的な思いと、爆発してもしきれない猛烈な怒りと窒息しそうな思いと反吐がでそうな馬鹿馬鹿しさに満ちた人生が全く自分と重なります。

私は40手前ですが就職も失敗、結婚もできぬままフリーター。今は無職です。何一つ手本をみせてもらえぬまま図体がでかくなり、あのバカ親どもの幼稚な価値観を押し付けられ続けて自分というものがいったいなんだかわからないまま30数年をドブに捨てました。

諒君のシリーズを読ませていただいて、かくもこのくだらない関係性を詳細に洗い出してくださった英司氏を尊敬し、感謝していますが、あまりにまざまざと過去のことを思い出してしまい、もう猛烈に親どもや過去に私を侮辱した奴ら全てをぶっ殺してやりたい気持ちで満ち満ちています。

殺した所で私の人生は何一つ帰って来ないけど・・。
恥辱に満ちた過去が何一つ生き直せる訳ではないけど・・。
殺したって後始末が汚らしいだけで、誰一人私の気持ちをわかってくれる訳ではないのに・・。

悔しいです。
侮辱されたこの顔のまま生きて痛くないです。
自分を侮辱した者全てを殺したいです。

 
    
 
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