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【毎日新聞特集ワイド】 秋葉原事件1年-「恨み」が刃を向ける時

2009/07/12(Sun) Category : 社会事件簿
毎日新聞20090608夕刊特集ワイド
秋葉原事件1年 「恨み」が刃を向ける時
~現実すべてが「敵」 母の愛への失望

心の奥で培養させた怨念を計画的に爆発させたような、異様な事件が続いている。先月21日に教え子が容疑者として逮捕された中大教授刺殺事件でも感じたことだ。東京・秋葉原での17人無差別殺傷事件から1年。恨みの社会学を探ってみる。【根本太一】

<*作家朝倉喬司さんのコメント部分は略して転載してありますので、全文はこちらでお読み下さい>


■---------------------------------------------------

 そういえば「彼をそこまで追いつめてしまった環境を読み取るべきだ」と、家族カウンセラーの中尾英司(ひでし)さん(51)が話していた。神戸市の中学生(少年A)が児童5人を連続殺傷した「酒鬼薔薇(さかきばら)事件」(97年)を元にした「あなたの子どもを加害者にしないために」の著者である。出版元は07年に倒産したが、ブッキング社が昨年秋に復刊した。

 家族カウンセリングで全国を回る中尾さんによると、子どもを精神的につぶしている親が多い。例えば習い事や塾、いわゆる教育熱心さ。「子が自ら『やりたい』と言うなら別ですが、意見も聞かずに『わが子のため』だと思い込み、子の心に過剰に侵入しては縛り付けるんです」

 子が母に向ける愛情は「無条件」という。だから母に愛されたい、ほめてもらいたい--。「けなげですよ、認めてほしいから言うことに従います。でも本当は友人と遊びたいって気持ちを偽っているんです。さらには子としっかり向き合わず、厳しく責めるだけの父親がいる時」。まるでアニメ戦士のロボットのように体自体は動かすのだが、操縦席には親が座っているのと同じなのだそうだ。

 「僕は僕として生きたいと別の自分(感情)が訴えます。反抗期を持てればいいんですが、いい子でありたい僕と本当の僕との葛藤(かっとう)で『心のコップ』が満タン、真綿で締め付けられている。相手の悩みを受け止める余裕がないから叫びを吐き出せる友人もおらず内向的になり、やがて内攻的になっていく」。カウンセリングの典型例だという。

 その「僕」がなぜ凶悪犯と化すのだろうか。「自分に自信が持てず、自立できないのです。個の人間としての背骨ができていない。親がおぜん立てしたレールの上を走れる間は、まだいい。ところが一度失敗すると子を切り捨てる親がいる。身勝手な愛情を勝手に止め、今度は下の子に注ぎ込む。我を殺して努力したのに見限られ、自分は何のために存在するんだろうと、怒りが出てきます」。そうして親に向けられない怒りを社会に転嫁していく--。

 「孤独ですよ。僕は駄目な人間だと誰にも分かってもらえず独りで苦しんでいます。そこで誰かに気持ちを聞いてもらえる機会があれば『心のコップ』に余裕が生まれます。その気持ちは親に受け止めてほしい感情なのですが、親に向かえないとき、やり場のない感情の吐き出し先が社会に向かうのです」



■---------------------------------------------------

 実はそんな親に限って「私も母に愛されたい」と願っている傾向が見られるという。「世代間の連鎖なんです。親(祖母)に認めてほしくて、世間体で『立派な孫にしたね』とほめられたくて子を『道具』化しているんです」。しかし、その「母」を支える「父」も「社会」もない。「戦後の日本を今の姿にしたのは私たち自身ですよ。キレる大人も『心のコップ』は超満タン。戦前・戦後から3世代目が20代の被告なんです」

(略)

 社会の変化も一因という。「以前の日本には、地域や多世代間で子どもを育てる空間がありました。世間がもう一人の親代わりをして、子どもは教育とは別の学びができたんです。今は閉ざされた家の中で母親と向き合う。父親は会社に切り捨てられそうなことに逃げ込み、家庭に気持ちを向ける余裕はない」

 帰りの電車内、中学生たちが無邪気にはしゃいでいた。「犯人だけが異常じゃない。彼も普通の子だったんです」。中尾さんの言葉が浮かんだ。




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