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愛は実在する―内なる魔と闘ったニキの物語

2009/07/25(Sat) Category : 人物
以下は、写真集「ニキ・ド・サンファル」を読んでの感想です。

ニキ・ド・サンファル

ニキ・ド・サンファル
(1998/06) 増田 静江

●母親とニキ-----------------------------------------------

『家中に鏡をおいて』いたという存在不安の強いニキの母親。
その母親にとって、夫が財産をなくし不倫をしていたことは、耐え難き不安。
それはちょうどニキを妊娠中のことでした。

『後になって母は、何もかも私のせいだとよく言っていました』

ニキの母親の不幸の源泉は自分の母親に愛されなかったこと。
でも、母親に愛されたい自分は母親を憎むことはできません。だから、誰かのせいにします。ニキの母親は、何の罪もない生まれてくる赤ちゃんのせいにしました。こうして、ニキは生まれながらに言われなき罪を背負ったのです。

『全部私のせい
意地悪くて卑しくてけち
いまいましいほど悪い そう悪い
私は蜘蛛 本当にいやな蜘蛛 蜘蛛 蜘蛛』


やがて…


『もうあなたなどいりません。あなたなしでやっていきます。
あなたが私のことを悪く言うのにはとても傷つきましたが、
それがわたしのためにもなりました。
自分に頼ることを覚えたのです。
他人にどう思われようとどうでもよいことだと思えるようになりました。
おかげですばらしい自由を手にしました。
自分自身でいる自由です。
私はあなたの価値観を拒絶し、自分の価値観を創造することにしました』
(母への手紙より)





■父親とニキ-----------------------------------------------

存在不安の強い母親は、不安を遠ざけるためには何でもします。
自分自身が道具ですから、自分に関わる人間はすべて道具です。
夫を権力的にしておくことも手段、生まれてきた子は最初から道具なのです。

信じられないかもしれませんが、夫と娘の関係を見て見ぬふりをすることさえあります。(←これはニキの場合がそうだったというわけではなく、そういうことがあるということ)

母親は、ブラックホール、あるいは鬼。
父親は、人間だが、やはり愛に飢えた赤子。
このとき、飲み込まんとする闇の前で父と娘の間に種々の相があるのです。


『私が殺したかったのはあなたの目。
すべてを見ていた目。すべてを知っていた目。
獲物を狙っていたあなたの目。
ダディに永遠の命を!
ダディ、私はあなたを殺しました。
もうあなたは私を通してしか、蘇れないのです。
私が目を閉じたときだけ、
暗闇の中で二人は会うことができます。
もう、あなたの方から私を見つめることはできないわ。
だから私は自由。
ダディ、私のエロス、私の死の鳥、私の太陽。
―目を閉じるとあなたが見える。
あなたは暗闇の中で私を見つめ、私を見守っている。
暗闇の中に、私たちは永遠に棲み続けるのでしょうか。
ダディ、私はあなたが憎い!』


そして…


『1961年の射撃では私はダディに反抗するために撃った』
『男たち、私の兄弟、社会、私の学校に向けて一発』
『私の家族、母、そしてダディ、私自身へも向けて一発』

Niki de Saint Phalle


『私は自分自身を、そして不正だらけの社会を撃っていた。
自分自身の暴力を撃っていた。
自己の暴力を撃つことで、
重荷のように内に抱え込まなくてよくなったのだ。
撃ち続けたこの2年間、体の具合が悪い日は1日もなかった。
私にとってこの上もないセラピーだった』

こうして『犠牲者のない殺戮』を繰り返し、ニキは再生していきます。




▲「地獄」から「天国」へ---------------------------------------

『地獄 それは私 私は地獄』 と書いたニキ

それが、

『幸福は想像。 想像は実在する』 と書き、

『私たちは愛
 わたしは愛
 天国は実在する 私は実在する』

と、自分を救っていきます。
自分の存在への疑い、愛の存在への疑い…それらをニキは克服していきました。

地獄の詩の中で、
『地獄 それはモンスター 私はモンスター
 地獄 それは飢餓 私は貪欲なる母』

と書いたニキは、「威力」という絵の中で、モンスターたちの首に鎖をつけ従えていました。





★ニキからのメッセージ---------------------------------------

ニキは、生き直しのモデル(生き様)を見せてくれました。
そのニキからのメッセージです。



『不死鳥が再生のために、身を焼き尽くす炎を通り抜けねばならぬように

私も行き着くところまで行かねばと、自分を痛めつけたのです。

心だけでなく、体にも火がつきました。

苦しみを味わい、犠牲を払うことによってのみ、

自由を感じることができます』


-Niki de Saint Phalle-








怒りを芸術に変えたニキ・ド・サンファル

ビッグヘッドの現代社会へ―ニキ作品から感じたこと



(*尚、本日から3日間、訪問カウンセリング等で日中電話が通じませんがよろしくお願いいたします)

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