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オキナワ~戦争と自律―会社を辞めた父の思い

2009/08/07(Fri) Category : 戦争
沖縄からメールが届きました。
許可を得て掲載させていただきます。

------------------------------------------------------
沖縄県宜野湾市に「佐喜眞美術館」という小さな美術館があります。

沖縄戦の図」という絵が常設されています。

「原爆の図」を描いた丸木夫妻の絵です。
『「沖縄戦の図」は、地上戦を国内で唯一体験した沖縄の人々に沖縄戦のことを教えてもらいながら、戦争で人間がどのように破壊されるかを描き、そのことをしっかり見て、戦争をしない歴史を歩んでいってほしい、という丸木夫妻の願いが込められています。』

原爆の図を書いた人が沖縄戦の図も描いていてくれたとは。

「沖縄戦の図」は400×850cmの大きな大きな絵でした。
この絵を飾るためにこの美術館を作ったそうです。
そこに描かれていたのは、私が沖縄戦で哀しいと思っていたこと―家族が殺し合う様子でした。



■沖縄戦の図--------------------------------------------

 恥ずかしめを受けぬ前に死ね
 手りゅうだんを下さい
 鎌で鍬でカミソリでやれ
 親は子を夫は妻を
 若ものはとしよりを
 エメラルドの海は紅に

 集団自決とは
 手を下さない虐殺である



-------------------------------------------------------
巨大な絵の左下にそう書き込まれていました。

家族が殺し合う様子、幼い子どもに手をかける親。
沖縄の女性と結婚し、家庭を持ったグさんという韓国の人。
そのグさん一家が皆殺しにされた様子、
スパイ容疑で拷問の末殺された娘。
追いつめられて海に身を投げた人々。
全てを焼き尽くす炎。

洗脳、差別、恐怖、狂気、沖縄戦の悲しみ全てが描かれていました。

大きな絵の前でただただ立ち尽くし、泣きました。


描かれた人々の目には黒目がありませんでした。
人間として大切なことを奪われた目、表情。
救いようの無い地獄が描かれていました。

でもおばあさんが「逃げろ!」とでも言うように、促しているように見える3人の子どもの目には黒目がしっかりと描かれていました。
あぁこの3人の子は生き延びたのだと感じました。

その3人の子に、救いを感じました。
未来を託して描いたのだと思いました。
その3人の子が両親に重なり、また涙がでました。


戦争の絵なのに、兵隊の姿が無かったこと。
これも衝撃的でした。



-------------------------------------------------------
館長さんの奥さんと話す機会があり、絵の説明も受けました。
この絵を描いた丸木さん夫妻は「ヒロシマを見た画家」として、原爆の図15部、南京大虐殺の図等太平洋戦争の真実を描き続けたそうです。戦争を見た画家としての責任だと言っていたそうです。それらの絵は、恐怖にあふれ見ていて怖くなるそうです。でも沖縄戦の図だけは救いを感じるそうです。救いはやはり黒目のある3人の子だそうです。

子どもはいつの時代も未来の希望だと言っていました。
その通りだと思いました。

私は丸木夫妻に感謝しました。
よくぞこの絵を遺してくれたと思いました。



「私たちは戦争の真実を描きます、戦争を目の当たりにした私たちの責任です。この絵を見たあなた、さあどうしますか?未来をどう築いていきますか?」と問われているように感じました。

「戦争を過去のものにしたい。子ども達には継がせたくない」と思いました。過去のものにしたいというのは無かったことにしたいというのではなく、上の世代から語られる真実をしっかり見据えて、平和の基礎になる時代にしたい。

沖縄で言うと、基地問題を次世代に受け継ぎたくないです。
世代間連鎖もそうです。
絵を見て、改めてそう感じました。



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今日、美術館の館長の奥さんと話して感じたこと。
ベトナム戦争時、普天間基地から、たくさんの戦闘機が爆弾を抱えて飛び立って行ったそうです。普天間基地は海兵隊の基地。最前線にいく兵士達。それを見ていて怖いと感じたそうです。

それを聞いて、父が「ベトナム戦争で利益を得る会社では働きたくない」といって会社を辞めたという話を思い出しました。

私は以前、そんな父を、理想論ばかりで妻子もいて生活もあるのに、なんだ!と思っていました。でも、違いました、父は戦争がどんなものかを知っていた。だから父はハラスメント界を去ったのだと、今日思いました。

戦争という国家単位のハラスメント。
そこから利益を得るのはハラスメント界。
そこから去ったのです。
やっぱり父は自律モデルです。

父の娘で良かったです。
父の姿勢が私に受け継がれていると思います。
戦争のこと、自律のこと。
またまた涙が出ます。父と繋がっている感じがして嬉しいです。
本当に、早くに亡くなってしまったけど、私に必要な大切なこと伝えるべきことは遺してくれたと思います。父が生きていたら、母も救われたかも知れないなぁとも思いました。

子ども達のために気持ちを聴く、見守る以外に私に何ができるのか、まだわからないけれど、いつか分かると思います。そして父のように行動すると思います。



-------------------------------------------------------
アメリカが戦争をすると無関係ではいられない。
どこかのミサイルが沖縄を狙っているかもしれない。

攻撃された時、占領されたとき、米軍は逃げられても、私たちは簡単には逃げられない。軍はきっと情報を出さない。アメリカを憎んでいる国にとっては基地がある沖縄とアメリカとの区別はできないだろうと思います。

9.11のときも恐ろしかった。
イラクへの派兵も。

だから米軍基地はいらないのです。



捨て石だったこと集団自決問題を始め戦後のつらさ、米軍基地がある負担や不安を国に訴え続けてきたけれどことごとく無視される。沖縄の代表の県知事でさえ、総理大臣に門前払いを受けたことがある。沖縄の戦争、戦後の苦しさを解って欲しいといくら叫んでも届かない。私はそんな沖縄を見て

「もう戦後何年よ?もうわかってくれないの明らかだよ。
国はもうあきらめて、自分たちの沖縄は自分たちで盛り上げよう。
はなから当てにしちゃまたいいようにあしらわれる。
お金ちらつかせて、基地をどんどんもってくる。
もう、国からの援助も認知もいらない!くらい突っぱねて欲しい。
最初は苦しいかもしれないけれど、いいように扱われるよりマシ。
国なしで自律したら、かっこいいのになぁ。
最初は苦しいかもしれないけど、沖縄はできると思うのになぁ。」

と思っていました。

国を母に置き換えて、基地をディスカウントに置き換えたら、全く自分と同じ状況でした。だからいつも不安だったのですね。


でも、希望を感じる動きもあります。
エイサー、旗頭が各地域で盛り上がってきていること。
この2つは地域でしかやらないので、参加したかったら地域に飛び込むしかない。こどもから退職した人までいろんな世代が参加しています。エイサー、旗頭の全島大会があって県全体も繋がります。




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沖縄は痛みを背負った島です。
でも癌から生還した人が希望を示せるように、
世代間連鎖と闘った人が人生を取り戻す喜びを知るように、
戦争の悲しみを背負った島だからこそ平和を示せると思います。
それが実現できたら沖縄は本当の癒しの島になるのだと思います。

沖縄の闘い方、それは世代間連鎖を断つ闘い方と同じになると思いました。

怒りや悲しみを訴え続けるだけではダメなことは、戦後60年でもう分かっている。なだめすかされる、脅される。国やハラスメント界からまた攻撃されます。私が母にぶつかって、ハラッサーにぶつかって傷ついてきたことと同じです。

国も、アメリカも、関係ない所で、沖縄のあるがままの姿を取り戻す。
豊かな島であることを世界に示して行く。
海に浮かぶ宝の島だと、大切な島だと、世界が失ってはいけない島だと示す。それしかないと思います。
この島に基地は似合わない!そう示して行くしか無いです。


個人が自律する闘い方と同じだと思いました。
親への怒りや悲しみは自分で向き合う。
親と別世界で幸せに暮らす。
その姿を見せることがひょっとしたら親を救うかも知れない。

同じです。

自律するしか無い。


そんなことを感じながら帰って来ました。



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