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太平洋戦争開戦月の「主婦之友」4-銃後の生活

2009/08/18(Tue) Category : 戦争
【太平洋戦争開戦月(昭和16年12月)の「主婦之友」】

すべての記事に貫かれているのは、とにかく自らは節制して国のために働け、奉仕しろという姿勢です。そして、節制させた上に国債を買え(=国のために金を出せ)と言ってきます。

「痛みを伴う改革」と言いつつ民だけが痛み、政治家や官僚の無駄は温存され、しかも国債をばかばか買わせてハコモノを作っている現代も、戦時中の当時と少しも変わっていないように思います。

syuhunotomo-cm-s16

上記の言葉は強烈ですね…。




●女性と美―情報局情報館陸軍中佐

『支那事変が始まって満4年になりますが、この間に日本婦人の服装や化粧が急速に変化して、事変前とは隔世の感があります。』

『電車の中にも、銀座街頭にも、素顔で質素な服装をした女性が、めっきり多くなってきました。しかし中には、きちがいじみた帽子、洋髪、洋服、ハイヒール、眉墨、頬紅、口紅、白粉の濃厚な化粧、美爪術を施した嫌らしい指先、精神的にも肉体的にも、敵機の空襲と闘ったり、勤労奉仕で土に親しむなどは思いもよらぬことではないかと見受けられるような奇人も、まだまだ残っています。御本人はそれが美しいと考え、得々としているのでしょうが、見る人から見れば、こんな服装や化粧は美ではなく、最も下劣なる醜なのです。』

『元来、浮華文弱の生活、毒々しいジャズ文化の生活は、平時戦時にかかわらず、卑しむべき下劣な感覚的生活ですが、前世界大戦後、成金国アメリカからジャズ文化が流れ込んできて、次第に我が国の健全な文化を蝕んでしまった結果、我が国の都市生活を、物質的、感覚的なものに導いてしまったのです。今は過去の迷夢からさめて、感覚的な理想と道徳的な理想とが溶け合った善美の生活に立ち返り、子々孫々にまで伝え行くべき健全な文化形態、生活形態を建設すべき時です。』

『祖先を崇拝し、家門の名誉を重んじ、子孫を尊重し、皇室の御楯となるべき我が子の養育の責めを負うべき日本の母性は、皇室中心一大家族主義に立っているのであって、ジャズ文化の個人主義、一代主義、享楽主義とは全く正反対なのです。』

『今や皇国未曾有の超非常時局に処して、国民等しく過去の欧米思想の迷夢からさめつつある秋、日本婦人もまた速やかにジャズ式の病毒を洗い去って、大和撫子本来の姿に立ち返り、形の簡素さにおいても、心の床しさにおいても、いやが上にもその美を発揮してもらいたいと思います。』




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●戦時下花嫁の生活建設相談会

生活苦を嘆く新婚半年の妻たちに対して宮城タマヨ夫人(前司法大臣の夫人)曰く

『それはいいことですね。どんなことがあっても、良人の収入の範囲で生活を築いていくと言うことがモットーにならなければ、その家庭は健全に育っていきません。新家庭がお金に不自由するのは、むしろ当然だと私は思いますよ』

『とにかく若いときから汗膏のにじみ出るような勤労をして得た徳をお金に代えて貯金する、これが建設貯金とでも言いたいところです』

『厳格な家風の中に育てられると言うことは、とても有り難いことだと……厳格に育てられますとね、世の中に入ってから、辛いとか苦しいとかいうことをあまり知らないですむんです。人間が一生、辛いことを辛いと思わずに、喜んで耐えてゆかれるということは大きな幸せですよ。ですから、厳格に育てることは、大きな愛だと思いますね。これからの日本では殊に、厳しいとか辛いとかいうことを知らないで過ごされるような人を作らなくちゃなりません』

『親に絶対服従する、その上で、花嫁さんの新しい考えを言うのです』




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●配給制と家庭生活

今日の生活態度として最も大事なことは、家庭生活がぴったりと国家目的に合致することであります。生活全体を通じて国力の増進、高度国家建設に貢献するということであります。

我々は与えられた生活に喜んで耐え、努めて節約をし、それによって生み出した余剰は物にしても金にしても、できるだけ国に捧げ、活用するというように努力していただきたいのであります。






ここに挙げた3つの記事は、いずれも我慢、節約、報国を謳った記事です。
祖先崇拝、家門の名誉、厳格、親に絶対服従―それらの価値観が使われていますね。

家名を守るために、どれほどの人々が道具となって苦しんでいるか!―家族カウンセリングを通じての実感です。

『「家」を守るために、家人が道具になっている家は滅びの道を行く』
ラスト サムライ ~心の居場所


『国も家も、たんなる「器」です。
守るべきは「生活」、国や家ではありません。国も家も生活を守るものであり、手段でしかありません。目的と手段を間違えてはいけません』
短大生遺体切断事件の家族心理学(Last)


この目的と手段が転倒した思想が人を殺すのです。
『「家」を守る道具となって、「人」(亜澄さん)を殺した勇貴容疑者。
「国」を守る道具となって、「人」を殺す兵隊。
実は、同じなんです。大義がわかりにくければ猟奇殺人にされ、大義があれば正義になるのです。』【同上】

その結果、心が失われて、残るのは「空の器」なのです。
「空の器」となった家庭



当時、1億の国民が全滅してでも国の名を残そうという発想が日本にはありました。人がいなくて何の「家」であり「国」なのでしょうか。

私たち4,50代の両親は、このような社会風土の中で育ったわけです。戦後世の中が変われど、自分たちが身にしみこませた価値観がそう簡単に変わるはずもありません。家を守るために、子供を名のある大学、名のある会社へと追い立て、さらにはブランド志向で差別化し……空しいですね。


「生活」とは、「活き活きと生きる」ことです。





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連鎖を断ち切り、新しい時代を作っていきましょう。
What you can do is not a little !



lecca 「What a girl can do」



裸足でもたどりつけるんです。

…男性も社畜から抜けましょう。





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集団は、怖いです。
始めは、ちょと違うかな、まあ、様子を見てから・・・と思っているうちに、知らないうちに、流れができて、そこでの常識、暗黙のルールが、固まって、もうズレは、変えられなくなっちゃうんですよね。

人は、集団になると変わる。集団の中で変わると思います。

不思議でしたけど、始めから流れを
読み、流れをつくっていこうとする人がいるんですね。
それがあって、次に、いつのまにか中心者になっているんです。

偏りを持った人が、その前に動いてる時期は、紛らわしいほど解りにくいんです。いつも、雰囲気を変えようもなくなってから、気がつく、もがく。

手前で見抜き歯止めできる知恵が必要だけど、難しい。
 
原爆や、虐殺は、とても悲惨だから、その惨状自体が、戦争というものだと、捉える意識が留まってしまうけど、
それだと、空襲もない日常に戻れば、感覚も薄くなり、毎年、夏のこの時期だけ、心を痛める繰り返しになるんだと思います。

戦死した方々は、直接は原爆や銃で命をおとしたけど、
本当は、紛らわしくて、解りにくいうちに身動きできなくなる流れ、人がつくる流れに、殺されたんだと思います。

そして、その流れは、身近によく起きてる、あの不快なズレが元なんだ。連続性の上にあることなんだ。
だから、怖いです。

どうして、戦争になったのか、人の心理や、流されていく経過に鋭くなりたい。
空襲もない平和な毎日の中から戦争を学びたい。

 
    
 
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