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男も出産する=ICの誕生―(4)現れた心の穴

2009/09/07(Mon) Category : 心の闘い物語
男も出産する=ICの誕生

★閉ざされたICの部屋-------------------------------------

「ところで、あっちの部屋はどうなってるの?」

何となく気になって訊いてみた。開けてもらうと、全くなんにもないがらんとした畳の部屋の一角にベビーベッド。その中に今は一緒にいない子供の玩具類が詰め込まれて置いてあった。

「あ~、こちらの部屋は竹本さんの心だね。自分の小さい頃からのいろいろな思い(IC)が、ここに閉じこめられてるよ。ほら、このベッド、まるで鉄格子のはまった牢屋でしょ。このベッドから出して並べるだけでも違うかもね」

そして、もう一つ指摘しなければならないことがある。これもまたIPの強い人の家によく見られることだが、IPの化身である「黒」(それが、ソファだったり、ピアノだったり、大型テレビだったりするが)が全体を見渡せる場所にあるのである。ベビーベッド(ICの檻)は敷居を挟んでソファの対角のコーナーにあった。

「ほら、このベッドの位置。完全にあのソファに見張られてるよね。つまり、IC(感情)はまず襖で閉ざされ、さらに自分の心の片隅(コーナー)に追いやられ、その上檻の中に閉じこめられ、しかもIP(ソファ)から監視される位置に置かれてるんだよ。これじゃあ、三重四重にロックされているようなものだから、感情は出てこないよね。せめて、あのソファから見えない位置にベッドを移すといいよ」

竹本さんは、ちょっと考えすぐに動いた。そして二人でテレビの裏側にベッドを移動させた。そこなら、壁の後ろだからリビングからは完全に見えない。





★現れた心の穴-----------------------------------------

リビングに戻ってソファの位置からその部屋を見ると、まるで大きな穴がポッカリ空いたようにガランとして見えた。今までベッドがあった対角のコーナーを見つめながら、竹本さんが言った。

「あのコーナーが遠いですね…。あのコーナーが空虚で何か置きたいんだけど、どんなに手を伸ばしても畳1枚手前の所にしかおけない感じ。そこから先は、置こうとしても置こうとしても、どんどん遠ざかって置けない感じ…」

そのうち、「ちょっと掃除していいですか」と言い始めた。コーナー部分がグレーに見えて、どうにも気になるようだ。クリーナーをかけた後、今度は次のように言った。

「あのコーナーの畳の部分に10センチくらいかなぁ、黒い穴があるように感じるんです。何でも吸い込んでいくような穴です」

なるほど…彼は存在不安の孤独の穴を、檻に入れられたゴチャゴチャした思いで隠していたわけだ。おそらくその穴が拡大していくに従い部屋はだんだんとゴミなどで埋まり、やがてゴミ屋敷になったりするのだろう……と、そのときはそこまで考えていたわけではない。

考えるより先に私はそこに歩いていった。




<続く>

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