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「奉仕と追悼の日」9・11

2009/09/12(Sat) Category : 世相・社会
今朝の新聞に、米国では9月11日を「奉仕と追悼の日」と法律で定めることが掲載されていた。

これまで、「9・11」はテロ攻撃の日、及び対テロ戦開始日として人々の胸に記憶されていた。

それをオバマ大統領は、「この日を恐怖の日から希望の日に変えよう」と呼びかけた。式典では、「この『奉仕と追悼の日』に、わたしたちはアメリカの普通の1日の素晴らしさを、あらためて感じることでしょう」と述べた。


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この法律が動き出す背景には、ボランティア精神を貫き命を落とした兄弟の物語があった。
弁護士のグレン・ウィナックさん(40)は、ボランティア消防士、救命救急士としても活躍していた。9・11のとき、彼は事務所の職員を避難させた後、自らはWTCに向かい、消息を絶った。

兄のジェイ・ウィナックさんが、聴診器とともに手術用の手袋をはめた弟の遺体と対面したのは、翌年3月だった。死の間際までボランティア精神を貫いた弟の行動を知った兄は、家族の次にボランティアを大事なことと考えるようになった。

そして、02年にボランティアを呼びかけるNPOを立ち上げ、9月11日を国民の日にするよう政府や議会に働きかけた。そして、8月に亡くなったエドワード・ケネディが提案者となり、オバマ大統領が9月11日を「奉仕と追悼の日」と定める法案に署名した。

エドワード・ケネディ法とも呼ばれるこの法律により、ブッシュが「愛国者の日」と呼んだ9・11は、「奉仕と追悼の日」になった。惨事の負の側面に目を向けるのではなく、このような中でも助け合った人のゆるぎない本質に目を向ける日になったのである。



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素晴らしい変化である。
出来事にはいろいろな側面がある。
そのどの側面に焦点を当てるかで、人の気持ちは変わり、人間そのものに対する見方も変わる。


たとえば、自分を捨てた母親。哀しみと恨みしかなかったが、そのことによって世代間連鎖を断ち切ることができ、実は救われていた。

暴力をふるい、あまつさえ「出て行け!」と自分をたたき出した父親。憎しみと恨みしかなかったが、それがきっかけで出たことにより、実はブラックホールの母親から逃れることができていた。

怒りにまみれた夫は人生をぶち壊し続け、離婚寸前の夫婦。実は、夫は親の敷いたレールを破壊し続け、そのことによって感情のない妻の心の岩盤をも打ち砕いていた。

…兄弟の物語、亡くなった方の物語…たくさんの物語を見てきた。みな、表層の苦痛や苦悩にとらわれ、怒り、嘆き、哀しみ、恨みや復讐心の地獄にのたうち回っている。


けれど、魂のレベルでその物語を見ると、そこに「愛」があることがわかる。世代間連鎖を背負い感情を持つ生身の人間。連鎖に巻き込まれてブラックホールになっていくこともある。しかし尚、闇の中に「愛」の魂が残っていることもある。そして、ひどいように見える行為やたった一言が、その精一杯の「愛」の表現だったりすることもあるのだ。自分は沈んでいくが、お前は生き残れ―そういうメッセージだったりするのだ。

あぁ、そういうことだったのか…、
あぁ、それで精一杯だったんだ…、
あぁ、私は愛されていたんだ…、
そうわかったとき、涙が止めどなくあふれ、そして、それまでの人生が一挙にリバースする。

そして、自己卑下、人間不信、孤独、不安、恐怖、妬み、恨み、復讐心、怒りにまみれて生きていた人が、自分への信頼を取り戻し、人への信頼を取り戻し、社会の中で生き始める。「愛」があふれ始める。


つまり、出来事のどの側面に焦点を当てるかで人への思いが変わるのだ。



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これまで、9・11は、全世界に「不安」を流布する暗号だった。それは人類社会に相互不信と不安、敵対心を呼び起こさせた。同じ人類という「種」であるのに、仲違いさせる方向に導こうとした。その逝く先は不毛の結末しかない。


人はもっと尊い。
人は本来愛にあふれた存在だ。

オバマの宣言は、そのことを人類に改めて伝え、そして「人間不信と不安と恐怖」の象徴だった9・11を「人間信頼と愛と希望」の象徴に変えた。

そして、そこに導いたのは、一人の人間のボランティア精神にあふれた行為だった。一人の人間が、そして、そこからの「心」の連鎖が世界を変えようとしている。一人一人の力は、これほどに大きいのです。


7年―ひとつのことを学ぶ期間。
米国社会は、2001年以降の7年間、とても大きなことを学んだようだ。戦争の時代の20世紀は、このオバマの宣言とともにターニングポイントを迎えていくだろう。

8周年が新たな希望のスタートの年となったことを素直に喜ぼう。



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先生、いつもありがとう!

9.11のあの衝撃の映像をテレビで見て、一週間悪夢で苦しみました。妊娠中だったので、お腹の子供に悪影響があるか心配していました。

産まれた子は、手がかかり、私は心底子供が憎たらしくてたまらなかった。でも、子供は屈することなく、私に“闇を見ろ”と訴えかけてきた。

闇と向き合ったからこそ、光を知ることができた。闇を受け入れたから、光も受け取った。

私の中には、闇も光もある。

これからどう生きたいか―。
闇も光もどちらも選択できると知ったので、私は光に焦点を当てて生きていきます。

あの時の悪夢を、光にしたい。私にできる、平和への一歩は、家族の平和なんだなぁと思う今日この頃です。

 
    
 
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