「インフルエンザワクチンは打たないで!」-現場を知る母里啓子さんの危機感
木村秋則さんは、人が“お手伝い”するだけで、大自然が大いなる恵を人間にお返ししてくれることを実践して見せてくれた。しかも、腐らない「奇跡のリンゴ」という果実で。―自然は調和している。
本来、自然ではない余計なものを体内に入れる必要はないし入れたくはない―それは調和を崩す、というのが私の思いだ。(とは言っても、私の家族は接種を受けているわけで、個人の思いを押しつけるつもりもない。以下、そのような立場で書いています)
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また、風邪を引いて熱を出したら、その発熱のメカニズムに任せればよいというのが私の対処法だ。だから、昨日も娘が「熱が出たら厚着して思いっきり汗をかく」という対処法を自分のこととして言っていたのを聞いて嬉しかった。実はずっと私がやってきたことなのだ。
熱が出ると、まるで我慢大会のように着込んで重ね布団して、汗だらだらになって寝る。それこそ、額から汗がしたたり落ち、下着が汗でぐっちょりになるまで。そして、一挙に身体を拭いて下着を取り替え、さっぱりしてまた汗を出す(まぁ、これあんまりやると体力奪うだろうから、適当に)。そして、最後は熱い風呂に入って汗を流す。この時の気持ちのいいこと。そして、あとはゆっくりと寝る。これで軽快する。
(あくまでも根拠なき我流です。それからポカリなどスポーツドリンクは補給しています)
普通は、熱が出ると苦しいから解熱剤を飲んで発熱を抑えるのだろうが、私の場合は、人体が熱を出したがっているのだから、じゃあそれを“お手伝い”して、もっと熱を出させてやれと言う木村秋則さん的発想。熱が病原菌を殺しているのだろうから、一人体内メカニズムに任せっぱなしにするのではなく、“外”からも加勢してやるのだ。そして、一挙に病原菌勢力を叩く。
解熱剤を飲むと熱がぶり返すという経験をされた人は多いだろう。人体が熱を出したがっているのに、それを強制的に止めようとするからぶり返すのは当たり前だと思う。結局苦しみは長引く。
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それを薬で抑えるなんて…と、思うことは、体の病だけではなく心の病においても言える。心が出たがっているのに、出てくるとそれを“症状”と見なして薬で抑える場合もある(もちろん、リラックスして感情を促す薬もある)。抑えられた感情は、時の経過とともにさらに鬱積してより強い症状や衝動となって吹き出す。すると、“悪化”したと見なされてさらに強い薬が出る…(個々の医者の方針によると思うが)。
私は、パニック症候群に陥ったときに薬の効果を実感しているので、一概に薬を敬遠するものではない。が、病院によっては、上記のような形で、最終的には薬漬け(薬の消費者)とされていく人もいるのではないだろうか。(要は適切な処方が大切ということ)
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現代マネー社会では、すべての人間は商品(人間が開発した生産物)の“消費者”として位置づけられている。医薬も含めてそれぞれの商品は、“ターゲット”を手放そうとはしない。手放さないために用いるのは、不安と優劣の心理だ。だから、不安と優劣をあおる商品にはすべて一度疑問符をつけてみることにしている。
また、商品が売れれば売れるほどGDPを押し上げるから、国はすべての商品の消費を後押しする。だから、国が薦めるからといって安心は出来ない。「お上のいうことは正しい」わけではないことが、政治体制が変わったことでよくわかったと思う。
それに、今やGDPが生活の豊かさに直結しないことは誰の目にも明らかだ。それどころか、極端だが、GDPが豊かさではなく不幸を表す指数と見なされる日が来るかも知れない。…そのような観点も少し取り入れて、すべての商品と向き合ってみることも必要かも知れない。
…さて、今朝の新聞にタイムリーに予防接種についての記事が載っていた。以下はその概要だ。
寄稿者は母里啓子さん。
元国立公衆衛生院感染症室長―いわば、インフルエンザのプロである。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と言う。
インフルエンザウイルスという敵を知り、人体の免疫メカニズムという己を知れば、インフルエンザも必要以上に恐れることはないだろう。
母里さんによれば、インフルエンザウイルスとは、
1,のどや鼻の粘膜で増殖する
2,猛スピードで変異する
だから、
1,血液中に抗体を作るワクチンは、粘膜表面に抗体を作るわけではないので、感染防止効果はない。
2,変異したウイルスにワクチンの抗体効果はない
さらに、
1,健康な人が、インフルエンザで死ぬことはまずない
2,症状が出なくても、「不顕性感染」で抗体を持っている人も多く、そういう人にワクチンは不要
にもかかわらず接種して、
1,ギランバレー症候群や脊髄炎など重篤な薬害が出ている
2,「元気な子どもを予防接種に連れて行った私が悪い」と自分を責め続けている親に毎年出逢う(全国予防接種被害者の会)
また、接種しなかったが故に小児脳症や高齢者の肺炎など、病が重篤になると言うのは誤解→体力が落ちたところに、解熱剤の使用や食物の誤嚥、細菌感染など別の要因が加わって起こるもので、インフルエンザウイルスが脳や肺で増殖して起こるものではない。
―というのが母里さんの体験的視点である。
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19日から新型インフルエンザワクチンの接種が始まるそうだ。
『大規模な人体実験』とも言うべき接種に慎重を期してもらおうと、母里さん達は、「新型インフルエンザ市民対策会議」を立ち上げた。
詳しくは、いわき市議佐藤かずよし氏のブログに掲載されている。
私は、今回の“新型”インフルエンザの報道に関しては、国やマスコミの情報に踊らされず、冷静な対処が必要だと思っている。新聞の投書を見て感じたが、子どもの世界は敏感で、いじめにもつながりかねない可能性もある。
いずれにせよ、周りがやっているから、やらずに罹ってしまうと周りに迷惑がかかるから、やっておけば不安が軽減されるから……そういう理由と引き替えに、私は訳のわからない薬物を体内に入れる気にはなれない。
私は自然の摂理と自分の体を信じたいと思う。
もちろん、熱が出ることはあろうけれど。
【ご参考】
![]() | インフルエンザ・ワクチンは打たないで! (2007/11) 母里 啓子 |
この手の本は、行政や業界に大きな影響を与えるため、書かれる方のリスクが高い本であろう。勇気ある行動だと思う。その行動に敬意を表し、まずは読んでみたい。
上記の目次が下記ブログに出ています。
・母里啓子著「インフルエンザワクチンは打たないで」目次