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感情エントロピー

2006/03/19(Sun) Category : 心と感情
人間は、言ってみれば管。
口から肛門まで一本の穴が開いている。
内側を粘膜、外側を皮膚と呼び分けているが、皮1枚で外界と自分(個体)とを分けている存在だ。

そして、ミミズと同じく、口から栄養を摂取し肛門から体外へと吐き出して、肉体的平衡を保っている。
大切なのは、吐き出し。体(系)外に増大したエントロピー(廃物&廃熱)を吐き出しているから生命は維持できる。

だから、便秘になったり、肝腎要がダメになって毒素を体外に吐き出すことができなくなるとエントロピーが高まって苦しくなり、いずれ死に至る。
そこで、便秘薬や腎透析などで強制的に排出させて体内のエントロピーを低減し、生命を維持する必要が出てくる。





心も同じだ。
人との関係の中で感情は生成される。
次々と生まれてくる感情は、吐き出していかなければ「感情エントロピー」が高まり苦しくなる一方だ。

しかし、ここに厄介な問題がある。
感情というものは、それを受け止めてくれる相手がいないと吐き出すことができないということだ。

なぜなら、感情は、その人そのものであるからだ。
道端に捨てたのであれば成仏できない。

感情は、その時々の“自分”であるから、大切に受け止めてもらうことによってはじめて成仏し、昇華する。

感情表現が下手になり、受け止めることも下手になり、共感能力さえも失われつつある現代―
成仏できずに自分の中で自縛霊となってしまった感情が、俺に気づいてくれと人を突き動かす。




*感情エントロピーとは、私の勝手な造語です。念のため(^^;)

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Comment

 

その事に気付く為に、身体が病として、表現するのでしょうね。

便秘はまさに、気持ちを溜め込んでいますよね…。

そんな感じの友達がいますよ…。

何人もの恋人と、付き合ってはきましたが、あれは…、道具として付き合っていますね…。

昔からの便秘体質です…。

問題は、親との関係ですよね…。

気付いたかなぁ…?

 
    
 
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