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子育て心理学:第1部 5)親の因果が子に報う

2009/11/16(Mon) Category : 心理学
子育て心理学:第1部-自分と家族の問題を見る視点】

■5)親の因果が子に報う

私は、厳しい父親と良妻賢母型の優しい母親との間に「共依存」関係があったのではないかと見ています。
共依存とは「互いを自分の道具にする関係」。
もっと言えば「相手のデメリットが自分のメリットになる関係」。
さらに言えば、「相手の存在なくして自分の人生が成り立たない関係」です。

たとえば、厳しい家庭の中で目立たず優しく振る舞うことによって自分の位置を確保してきた女の子がいたとします。すると、その子が成人して結婚するときに厳しい夫を選びます。厳しい相手がいて初めて自分の位置と役割を確保できるからです。このとき、夫が厳しければ厳しいほど妻の優しさは際だつため、夫は妻の存在価値を認めさせるための“道具”となっているわけです。言い換えれば、その女性の人生を成り立たせるために厳しい夫が選ばれているわけであり、その夫が厳しいからこそ“価値”があるわけですね。

さて、その夫婦に子どもが出来たとしましょう。
夫が父親になって丸くなれば、この女性は困るのです。なぜなら、自分の役割と存在意義を夫に奪われてしまうからです。そこで、巧みに子どもを利用します。厳しい父親が子に対して怒っているときに介入して自分の出番を確保しつつ、父子それぞれに対して「成長するな」「あなたは私がいなければダメ」という禁止令を与えるのです。

この母親の出した禁止令によって、父親は「迫害者」、子どもは「犠牲者」の役割を固定化され、自分は「救援者」となっていつでも介入できる立場を確保することが出来ます。そして、この三者がそろうと、そのどこが起点となっても「三角形ドラマ」を始めることが出来るのです。

つまり、登場人物の役割を固定化する(=成長させない)ことによって、この母親は自分の“価値”を維持し続けようとするわけですね。その背後にあるのは、この母親の「承認欲求(自分が認められたいという欲求)」です。詳しくは下記をご覧ください。

土浦両親・姉殺害事件
「カープマンの三角形のドラマ」と「母子カプセル」




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どのような人も長短がありますので、それが『割れ鍋に綴じ蓋』で相手の不完全な部分を補完して支え合う関係になればいいのですが、共依存の場合は自分の存在価値を高めるために相手を利用しようとします。つまり、相手(人間)を「承認欲求」を満足させるための“道具”にしてしまうのです。

なんだか、難しい言葉の連打でスミマセンが、「共依存」かそうでないかの見分けは簡単です。それは、関係を築いた後、お互いが成長しあっているか成長がストップしているかでわかります。たとえば結婚した後、自分が成長していないなぁ、と思ったら、あなたと配偶者の関係は「共依存」かもしれません。


もし母親が父と子の両方の成長を願うのであれば、子どものいないところで父親ときちんと話しをし、子どもに対する姿勢を変えさせるでしょう。また、子どもに対しても気持ちを受け止めてあげることにより、子どもにエンパワーする(力を与える)でしょう。
このような対応をとれば、父親もだんだんと変化し、子どももしっかりした自我が芽生えてきます。


「子は親の鏡」です。
「親の因果が子に報う」と言いますが、親の無意識が子をそのように育てているのです。その子どもという姿に映っているのは、自分の姿なのです。







子育て心理学:第3部 4)登校拒否の理由-「子は親の心の鏡」

我が子に導かれよ

環境としての親





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片親について

こんにちは。
興味深く読ませていただいてます。

ただ、片親についての記述がないので残念です。
私は、主人が単身赴任のため、一人で娘(6歳)を育てています。父親はめったに帰ってこれませんがスカイプなどで週に1度は会話しています。

最近はシングルマザーも増えています。
ぜひ父親がいない状態での子育てについても解説していただけたらありがたいです。ちなみにうちの娘は普段は父親のことを全く口にしません。スカイプは楽しんでやります。お友達がお父さんと一緒にいるのを見ても、特にうらやましがったりしていないように見受けられます。育つ家庭で父親がいない場合は何に注意したらよろしいでしょうか。

 

この内容、わかりやすいと思いました。
共依存関係の内容、何度も聞いていてあまりしっくりきていなかったのですが、少し自分の中に沁み込んできたみたいです。

自分も昔の恋人とかに、優しいだけじゃなんかものすごく物足りなくて、逆に優しくないときは悲しくて絶望感を感じてどうしようもなく落ち込んだりして。

でもその彼を利用して絶望感を感じて、悲劇のヒロインを演じて自分の存在価値を見出していたのかなって思いました。

あのまま結婚とかしていたら…と想像したら怖いです。

相手を利用しないでお互いが居心地のいい関係、そんな家庭を作っていきたいな。と思います。

 

土浦両親・姉殺害事件の事をネットで検索すると
「立派な両親だったのに、弱く育った子供が殺した」とか「自分の弱さを人のせいにしている」という記述が多くて驚きました。

確かに、彼の犯した罪は厳しく罰せられるべきものです。
許されない事をしたのですから。

…地元の名士で、裕福で…でも、実は負の連鎖が有ったのでしょうか…

事件が起こる前に、母親が息子の事を保健所に相談に行ったらしいです。
でもその事を知った父親が母親を厳しく叱ったそうです。

9年間引きこもっていた犯人の部屋は、パソコンも無くゲーム機すら無かったそうです。
そんな四角い箱の中で9年間…信じられません。

少し調べたら、異常な家庭像が見えるはずなんです。
なぜ、誰も見ようとしないのでしょうか?

ネットでたくさん有る、この事件のコメントは「3人殺したのに死刑じゃないなんておかしい」とか「自分勝手に殺したんだから死刑」とか「自分の弱さを親のせいにして八つ当たり」とか…

犯した罪を罰する事と、事件の根幹、何が怒ってこんな事件が起こったのか?犯人の心理がなぜこんなに育って行ったのか?は別なのに…誰も根っ子を見ようとしない。

木を見て森を見ず。こう言う事なんでしょうね。

森を見てしまったら、間違いが溢れている事に、気付いてしまうから…でしょうね、きっと…

彼には、犯した罪はどんな形でも、きちんと償ってほしい。でも辛かったんだろうな…と寄り添ってあげたいです…。

 
    
 
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