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子育て心理学:第2部 2)生後3ヶ月で学ぶ自分の「Be」と「Do」

2009/11/21(Sat) Category : 心理学
子育て心理学
第2部-人は「どのように」育っていくのか?(人生脚本編)

■2)生後3ヶ月で学ぶ自分の「Be」と「Do」

片や無表情・無感動で、片やあやし甲斐のある笑顔。同じ時期にこの世に生まれ、祝福されてわずか3ヵ月後についたこれだけの差。このわずか3ヵ月の間に2人の赤ちゃんは、一体何を学んだのでしょう。

Aちゃんは、次のようなことを学びました。
①自分の居場所がある(この世は自分を受け入れてくれるところ)
②ありのままの自分(Be)でいい
③自分を表現して(Do)いい

Aちゃんは叩かれることはありませんから、先ず生きる上での最低の基盤である「居場所」が確保されています。そして、親がいつも笑いかけてくれ、お漏らししてもあららと嬉しそうに世話してくれますので、この世は自分を受け入れてくれていると感じるでしょう。ですから、ありのままの自分でいられます。そして、自分の仕草や表情(自己表現)も喜ばれますから、どんどん自分を出して(自己開示)いきます。

つまり、
①から、Aちゃんは人と社会に対する基本的信頼を置き、
②で自分の存在(Be)、
③で自分のすること(Do)の両方について自己肯定感を得ます。



---------------------------------------------------
一方のBちゃんは、次のことを学びました。
①自分の居場所がない(この世は自分を受け入れてくれていない)
②ありのままの自分(Be)ではダメ
③自分を表現して(Do)はいけない

叩かれるBちゃんは、先ず生きる上での最低の基盤である「居場所」が確保されていません。この世に自分が安心できるところはあるのだろうかという不安の中に置かれることになります。そして、叩かれる自分は、恐らくこの世に受け入れてもらっていないと感じるでしょう。ありのままの自分はダメな存在ですから、自分をそのまま出すのは怖くなります。

つまり、
①から、Bちゃんは社会に対する根源的不安を抱え、
②自分の存在(Be)、
③自分のすること(Do)の両方について自己否定的な感覚の中で生きていくことになるのです。






★「Be」と「Do」
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