子育て心理学:第2部 3)生後3ヶ月で決まる4つの「人生の基本的立場」(人生態度)
2009/11/22(Sun) Category : 心理学
【子育て心理学】
第2部-人は「どのように」育っていくのか?(人生脚本編)
■3)生後3ヶ月で決まる4つの「人生の基本的立場」
前節で見た自分と環境の関係を別の見方で見てみましょう。
自分は「I」。
人に大きな影響を与える環境は「人」です。
そこで、人(=社会)を「You」とします。
さて下図を見てください。縦軸に「I」、横軸に「You」を書くと、4つの区画に分かれますね。すると、次の4つの組み合わせができることがわかると思います。
★人生の基本的立場(人生態度)

1,I’m OK. You’re OK.
2,I’m OK. You’re not OK.
3,I’m not OK. You’re OK.
4,I’m not OK. You’re not OK.
これを日本語に直訳すると…
1,私もあなたもオッケー
2,私はオッケーだが、あなたはオッケーじゃない
3,私はオッケーじゃないけど、あなたはオッケーだ
4,私もあなたもダメ
それがどういう姿勢なのか、意訳してみましょう
1,「互いを認め合う」姿勢
2,「人のせいにする」姿勢
3,「自分を責める」姿勢
4,「虚無的」な姿勢
この4つの姿勢を「人生の基本的立場(人生態度)」といいます。
---------------------------------------------------
さて、この平面上に砂粒をばらまいてみましょう。ザッと散りましたね。その砂粒の一つ一つが人間だとします。一杯いますねぇ。でも、そう…誰もがこの4つの区画のどこかにいるのです。
思いっきり右上にいる幸せな人もいれば、思いっきり左上にいる超ジコチューの人、また思いっきり右下にいてうつになっている人、いろいろといるでしょうね。そして、多くの方は中央付近にいるのかもしれません。
さて、生後3ヶ月のAちゃんとBちゃんは、どこにいるでしょうか。見えますか? 生まれたばかりで、新たな砂粒として加わったばかりです。だから、とても見つかりにくいかもしれません。でも…ちゃんといるんです。
ほら、あそこに。
…そうですね。
自分を取り巻く環境に対する基本的信頼を置き、自分の存在(Be)や自分のすること(Do)を受け入れてもらっているAちゃんは、「I’m OK. You’re OK.」のところにいます。
一方、外の社会はまだ十分にわかっていないけれど、少なくとも自分は否定されているようだと感じているBちゃんは、「I’m not OK.」のところにいます。さらに今後成長して行くにつれて、親も社会もダメじゃん、と思うようになっていけば左下の方向に向かうかもしれません。いずれにせよ、自分を責めるとても苦しい位置にいることになります。
まだ、たったの3ヶ月しか生きていません。
人生のスタートラインに立ったばかりです。いえ、まだこれから始まろうかというところです。にもかかわらず、人生を始める時点で、もうこんなにも立ち位置が違うのです。Bちゃんは、とても大きな大きなハンディを背負ってしまいました。
Bちゃんは、これからどうなっていくのでしょう。
★人生の基本的立場
★人生態度
・あなたも私もオッケー!
・自分も相手も自由にするアサーティブコミュニケーション
第2部-人は「どのように」育っていくのか?(人生脚本編)
■3)生後3ヶ月で決まる4つの「人生の基本的立場」
前節で見た自分と環境の関係を別の見方で見てみましょう。
自分は「I」。
人に大きな影響を与える環境は「人」です。
そこで、人(=社会)を「You」とします。
さて下図を見てください。縦軸に「I」、横軸に「You」を書くと、4つの区画に分かれますね。すると、次の4つの組み合わせができることがわかると思います。
★人生の基本的立場(人生態度)

1,I’m OK. You’re OK.
2,I’m OK. You’re not OK.
3,I’m not OK. You’re OK.
4,I’m not OK. You’re not OK.
これを日本語に直訳すると…
1,私もあなたもオッケー
2,私はオッケーだが、あなたはオッケーじゃない
3,私はオッケーじゃないけど、あなたはオッケーだ
4,私もあなたもダメ
それがどういう姿勢なのか、意訳してみましょう
1,「互いを認め合う」姿勢
2,「人のせいにする」姿勢
3,「自分を責める」姿勢
4,「虚無的」な姿勢
この4つの姿勢を「人生の基本的立場(人生態度)」といいます。
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さて、この平面上に砂粒をばらまいてみましょう。ザッと散りましたね。その砂粒の一つ一つが人間だとします。一杯いますねぇ。でも、そう…誰もがこの4つの区画のどこかにいるのです。
思いっきり右上にいる幸せな人もいれば、思いっきり左上にいる超ジコチューの人、また思いっきり右下にいてうつになっている人、いろいろといるでしょうね。そして、多くの方は中央付近にいるのかもしれません。
さて、生後3ヶ月のAちゃんとBちゃんは、どこにいるでしょうか。見えますか? 生まれたばかりで、新たな砂粒として加わったばかりです。だから、とても見つかりにくいかもしれません。でも…ちゃんといるんです。
ほら、あそこに。
…そうですね。
自分を取り巻く環境に対する基本的信頼を置き、自分の存在(Be)や自分のすること(Do)を受け入れてもらっているAちゃんは、「I’m OK. You’re OK.」のところにいます。
一方、外の社会はまだ十分にわかっていないけれど、少なくとも自分は否定されているようだと感じているBちゃんは、「I’m not OK.」のところにいます。さらに今後成長して行くにつれて、親も社会もダメじゃん、と思うようになっていけば左下の方向に向かうかもしれません。いずれにせよ、自分を責めるとても苦しい位置にいることになります。
まだ、たったの3ヶ月しか生きていません。
人生のスタートラインに立ったばかりです。いえ、まだこれから始まろうかというところです。にもかかわらず、人生を始める時点で、もうこんなにも立ち位置が違うのです。Bちゃんは、とても大きな大きなハンディを背負ってしまいました。
Bちゃんは、これからどうなっていくのでしょう。
★人生の基本的立場
★人生態度
・あなたも私もオッケー!
・自分も相手も自由にするアサーティブコミュニケーション
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