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子育て心理学:第2部 7)子どもを歪める親の「ドライバー」と「禁止令」

2009/11/26(Thu) Category : 心理学
子育て心理学
第2部-人は「どのように」育っていくのか?(人生脚本編)

■7)子どもを歪める親の「ドライバー」と「禁止令」

前項に出てきた両親の言葉をもう一度違う角度から見てみましょう。

お父さんは、歯がゆい思いで言います。
「やればできるんだから、最初からあきらめていないで努力しろ」
お母さんも、つい愚痴のように口をついて出てしまいます。
「おまえが、もっと積極的ならいいのにねぇ」

このように相手に対して口で言う言葉の内容を「指示」と言いますが、その指示の裏に隠れているメッセージの本質を「禁止令」と言います。

父→「だから、人生を楽しむことを禁ずる」
母→「あるがままのお前であることを禁ずる」



---------------------------------------------------
さらに、親の欲求が強い(飢餓が深い)場合、それは次のところまで到達します。

父→「努力せよ。ならば生存してよい」
母→「強くあれ。ならば生存してよい」

この背景には、「あるがままのお前は生存してはならない」という極めて強い「禁止令」があるのです。その「生存するな」という禁止令を条件をつけて許可するところから「拮抗禁止令」と呼びます。このように、「禁止令」と「拮抗禁止令」はセットなのです。

つまり、指示の中に含まれている「努力せよ」とか「強くあれ」という強制は、そうするならば生存を許可するという「拮抗禁止令」なのです。

このように強い拮抗禁止令(指示)に逆らえば、無視という精神的殺人がまっていますから逆らえません。その方向に向かって衝動的に駆り立てられるように動いてしまいます。そこで、拮抗禁止令の中で特に強いメッセージを、自分を“駆り立てるもの”という意味で「ドライバー」と呼びます。


…さて、引っ込み思案のBちゃんは、積極的でなければお母さんに認めてもらえないという不安の中、努力せよと言うお父さんのドライバーに追い立てられて、いつも何かしていないと落ち着かないそわそわとした気持ちの中で生きていくことになります。




13の「禁止令」---------------------------------------

グールディング夫妻は、親の言動から子が受け取るメッセージの中で、人生に影響を与えるものを「禁止令」と呼び、11挙げました(現在は、「属するな」「欲しがるな」を加えて13)。

1.存在するな    「おまえさえいなければ」、虐待
2.重要であるな   「お前なんかが大人の会話に口を挟むな」 
3.楽しむな     「弟妹の面倒を見ろ」「礼儀正しくしろ」
4.大人になるな   「かわいい、かわいい」
5.感じるな     「歯を見せて笑うもんじゃない」「泣くな」
6.考えるな     「おまえは○○だけ考えていろ」
7.成功するな    何をやっても常に批判される場合
8.おまえ自身であるな「おまえが○○だったら良かったのにねぇ」
9.健康であるな   病気の時だけ気遣ってくれる場合
10.仲間を作るな   「塾があるんだから遊ぶんじゃない」
11.…するな     何かやろうとする度に注意。  
12.属するな     「お前みたいな奴が○○わけないだろう」
13.欲しがるな     親が我慢の生活をしている場合など



5つの「ドライバー」------------------------------------

テイビー・ケーラーは、親からのメッセージで子を“駆り立てるもの”を「ドライバー」と呼び、5つ挙げています。常に、親からこれらの命令を押し付けられている場合、子は「この命令を満たしたときは愛されるが、そうでなければ愛されない」という脅迫感を持ち、自分自身であるだけで無条件に愛されたという充足感を持つことができません。そのため、窮屈な人生を歩いてしまいます。

1.完全であれ
2.努力せよ 
3.急げ
4.喜ばせろ
5.強くあれ


*ドライバーから解放されるためには、自分で言葉に出したり、書いたりして次のように自分を許すことが必要です。

1.「あなたは、そのままでいい」「あるがままでいい」
2.「疲れたら休んでいい」「無理しなくていい」
3.「時間をかけていい」「ゆっくりやっていい」「自分のペースでいい」
4.「自分のことを考えて、自分を大事にしていい」
5.「強くなくてもいい」「人に頼っていい」「人とつながっていい」




3つの「P」------------------------------------------

自分一人で効果が上がらないとき、やはり人に受け止めてもらい、そして許可を得ることが自分を取り戻すきっかけになります。この場合は、「3つのP」を持つカウンセラーに話を聞いてもらいましょう(by パット・クロスマン)。

1.Permission(許可) 人生脚本を変えて良いという許可を与えること
2.Protection(受容) 変化することに対する心理的支えを与えること
3.Potency(能力) いかなる事態が生じても適切な対応ができること 

これらが本来、親が持つべき姿勢といえますね。







*ドライバーに苦しんだ青年とそこからの解放の事例
虚飾をはぎ取れ、そして自分を取り戻せ
偽装自分と脱洗脳

若貴兄弟の確執の裏
(4):エンプティチェア~自分を縛っているものに気づく方法
(5):過去に「赦し」をこい、将来を「許す」こと



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あなたは人間よ。
人間には出来ることと出来ないことがあるのよ。

そういう言葉を頭の中で繰り返して、無理し過ぎて、動けなくならないように、無理がきかなくなっている自分に言ってました。

 

「強くなくてもいい」「人に頼っていい」「人とつながっていい」

そうなんですね。

なんだかこの許可の言葉を聞くだけでホッとする感じ。

チャイルドは、自分からもまだまだ一杯言ってほしいみたいです。
飽きるまで伝えてあげたいと思いました。


 

読みながら中尾さんのカウンセリングに於ける深い思慮と愛情を思い出し泣きました。
他の誰にも話せない事を胸につかえながらも話せる訳を解ったような気がします。
そして言葉に詰まらず話せるようになったとき世界が開けるのだろうと思いました。
逆に言うとここまで来てまだ遠慮している(禁止されている)自分に気付いた訳ですが。

 
    
 
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